さんみぃよ。
もう3月だってのにこの前も大吹雪でした。
さすがにあそこまでの吹雪はもう終わりだと思いますけども。
寒い時って家族の会話も少なくなりますね。
口を開くのが面倒なんですよ。
秋田なんてそのために口を開かなくても話せるような方言多いですからね。
いいんだか悪いんだか。
「8月の家族たち」みたいに激しく討論する気はありません。
家族で囲む食卓。
次々と明かされる家族の秘密。
家族だからこそ本音が言える。
家族だからこそ真実を語らない。
鬱陶しくて面倒なのに自分の支えであることは否定できない。
豪華キャストだからこその深みのある人間ドラマである。
なんだか予告と違う印象。
全く笑えない。
キレ演技が完璧すぎるメリルさん。
そんなメリルさんに負けじと戦えたのはジュリアさんだったからでしょう。
この二人の熱演が素晴らしすぎて怖かった。
いい感じの中年の危機に陥った女をジュリアがここまでリアルに演じているとは...
彼女がアカデミー賞を獲れないなんて信じられん。
家族の秘密は蜜の味。
不幸が入り混じった他人事のようにつながっていく自分事。
病気だからといってこんな母ちゃんは嫌だ。
なんでも知ってやがる。
近所のおばちゃんよりもその情報網はすごい。
これは愛なのか自暴自棄なのか。
どちらにせよ今まで語られることがなかった真相は今後の幸せのためだったのだと思いたい。
家族だからこそきれいごとではうまくいかないことがある。
家族だからこそ終わりがくることもない。
根拠なき信頼を持ち、理由もない愛がある。
いいも悪いもない。
ただ家族。
当たり前のようにあるもの。
あのラストはそれを象徴しているようで妙に納得してしまったのです。
ちぶ~的ナイスファイト度5