ずっと気になってた!柴咲コウのフランス語が堪能でびっくり!でも、フランス映画にする意味ってあったのかなぁ。
1998年のオリジナル版を黒沢清監督が自らセルフリメイク!
オリジナル版は、いつか観ようとは思っていたけど未見!
リメイクしてわざわざフランスで撮る意味はあったのかも含め、結末を考察していくよ!
- 「蛇の道」(2024)の評価
- 「蛇の道」(2024)あらすじ&概要
- 「蛇の道」(2024)キャスト&登場人物
- 他キャスト
- 「蛇の道」(2024)の衝撃的だった結末を考察!(※ネタバレ)
- 「蛇の道」(2024)のネタバレなし感想!
- 今日のまとめ:「蛇の道(2024)」のホラーな学び
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「蛇の道」(2024)の評価
ちぶ〜的評価は…
🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)です!!
・ストーリー:⭐⭐⭐⭐☆
• 演技:⭐⭐⭐⭐⭐
・恐怖度:⭐⭐⭐⭐☆
世間の評価は...
・Filmarks ⭐️(3.5/5.0) レビュー数:5331件
・IMDb⭐️(5.9/10)レビュー数:201件
※現時点
やはり、フランス映画っぽい雰囲気で淡々と進む展開が合わなかった人もいたっぽい。
私も最初はそう思ったけど…
意外と引き込まれたんですよね。
レビューにもありましたが、柴咲コウの映画映え能力が高かったおかげだと思います!
「蛇の道」(2024)あらすじ&概要
🎞️鑑賞媒体:Amazon prime video(アマプラ)
原題:Le chemin du serpent/Serpent's Path
製作:フランス、日本、ベルギー、ルクセンブルク 2024年
上映時間:113分
監督・脚本:黒沢清
映画の内容!
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「蛇の道」(2024)キャスト&登場人物
柴咲コウ |役名:新島小夜子
今回、フランスに住む日本人女医という役だからそこまで語学力は問われなかったらしいですが…
柴咲コウ自身は、フランスという国が好きで必死にフランス語も勉強したそう。
フランスで生活もしていたとインタビュー記事で読んだけど…
そうじゃなきゃあそこまでフランス語を話せるようにはなれないと思う。
いや、それをしても出来ない人はたくさんいるよね。
そもそも英語の発音も綺麗な方だと思っていたけど、センスがある人なのかも!
この小夜子という役は、ミステリアスでどこか恐ろしい雰囲気をずっと持ったキャラで柴咲コウにピッタリだった。
賞を受賞してもおかしくない演技で、日本人としてはとても嬉しくなりました。
声優としても素晴らしい演技ができるので、今後も世界でもっと活躍してほしいですね!
ダミアン・ボナール |役名:アルベール・バシュレ
ダミアンは、『レ・ミゼラブル』で世界でも有名となった実力派俳優。
彼には見覚えがあったが、『レ・ミゼラブル』も未鑑賞のためどこで観たのかは覚えていないw
終始、柴咲コウ演じる小夜子を信じすぎるあまり依存していく男を見事演じ切った。
彼の素晴らしいところは、演技の匂いをさせないところ。
本当にこういうおじさんいそうで、不気味って思いましたw
他キャスト
- マチュー・アマルリック
- グレゴワール・コラン
- 西島秀俊 |役名:吉村
- 青木崇高 |役名:宗一郎
黒沢清監督作品では、常連の西島秀俊のキャラはこの映画に本当に必要だったのかw
わざと客観性を入れるためのキャラだったとしたら、意味はあるけど…
ちょっと贅沢すぎる使い方でしたねぇ。
「蛇の道」(2024)の衝撃的だった結末を考察!(※ネタバレ)
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
衝撃の結末!
小夜子の娘もアルベールの娘と同様の組織に殺されていて、復讐するためにアルベールと一緒に行動していた!ということですね。
自分一人で、犯人を探し出して容疑者を監禁して真相を吐き出させるのはなかなか大変だから…
同じ被害者家族のアルベールを探し出し、仲間のフリをして真実を一緒に探していたということ。
そう、アルベールを操りそれまでしたことは最終的にはアルベールの仕業にするためだったということです。
恐ろしやw
で、本当に怖かったのはもう一つの結末…
アルベールの妻が子供の臓器売買組織に加担していたように、小夜子の夫も娘が邪魔で組織に売っていたのです。
多分、アルベールの妻と小夜子の夫の動機は一緒だと思われる。
「自分に懐かない子供が邪魔だったから」ではないでしょうか。
ラストシーンで、小夜子は夫が自分の子供を組織に売ったことに気付いたところで終わる。
あの夫…
きっと殺されるんでしょうねw
小夜子がアルベールを選んだ意味
これ、ずっと引っかかってました。
なぜ、彼なのか。
だって、他にも被害にあった子供の親はいるわけだからアルベールである必要はないんですよ。
でも、最後にアルベールが「一緒に復讐したのになぜ?」と小夜子に聞きます。
小夜子が「動画販売を斡旋したのはあなたでしょ?」と言う。
「みんな同類だ」とも言う。
要は、小夜子は無意識の罪だとしても結局は子供達の臓器売買にアルベールも加担してたことから彼も復讐対象だったのでしょう。
で、捨て台詞が「あなたが一番嫌い」です。
被害者ヅラした偽善者が一番腹が立つという意味なんでしょうね。
多分、彼は娘が解体される映像を見せられたまま放置さえるので…
きっと、あの後は建物ごと燃やしちゃうんじゃないでしょうか。
そして、夫も殺さなきゃいけないので日本へ帰れば無問題ですね(?)
「蛇の道」(2024)のネタバレなし感想!
哀川翔主演のオリジナル作品は1998年の作品でVシネマ。
確かにタイトルも内容もそちらの香りはするw
でも、プロットはリメイク版のコチラと一緒っぽい。
ただ、男同士と男女同士、日本とフランスだとやっぱり雰囲気は全然ちがうのではないか?と思う。
そのうちオリジナル版も観てみようとは思いますが、私はこっちの方が自分に合っていると思う。
柴咲コウの冷淡でミステリアスな不気味さは、佇まいもすでに怖い。
何よりも彼女の女優魂に感動してしまったんですよねぇ。
フランス語は、「WASABI」の広末涼子以来の衝撃ですよw(古っ)
いや〜日本を代表する女優の一人ですから、いつかアカデミー賞も獲れるんじゃないかと思います。
ビジュアルも海外受けしそうなお顔ですから。
ストーリーは当然ですが、黒沢清監督なので復讐劇の中に憎悪が渦巻いていて怖さがしっかりとある。
人は、愛する人のためならどこまで残酷になれるのか...
本当の善人と悪人は誰なのか。
それぞれのキャラの立場から視点を変えて、二人の姿を追っていくとさらに楽しめるのではないかと思いますよ!
今日のまとめ:「蛇の道(2024)」のホラーな学び
善人と悪人の境界線が…ハッキリしないって怖い!
蛇のように善人と悪人の境界線は、ずっとウニョウニョしてます。
いつも定まらない。
それが一番怖いのかも。
あと、どんなことにも言えますが…
”無意識”っていうのが一番罪深いですからね。
そして、それを正当化したり開き直られたら本当にどうしようもない。
人間は、なんでもはっきりしたがる生き物ですがそうもいかないのが世の常。
映画「蛇の道(2024)」もそんなどうしようもなさがきちんと描かれていて、怖さを感じました。
フランス映画にしただけでこんなにオシャレになってしまったのは驚きです。
でも、私はフランス映画にした価値があったなと思うくらい内容と合っていたと思いましたね!
それでは今日はこの辺で。
ちぶ〜でした!
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