どんな物語にも登場人物がいる。
それぞれの役割をもったキャラクターが存在する。
大きく二つに分けるならば....
主役と主役を引き立てるわき役(サイドキック)が存在する。
スポットライトを浴びるのはいつもメイン。
わき役は照明係のようなものだ。
でも、いなければ主役は輝かない。
いつも私はヒロインと結ばれない恋敵役の方に恋をする。
今ハマっている台湾ドラマもそうだ。
とても魅力的なのにヒロインは目もくれない。
むしろそんな切ない姿を見ながら応援するのが好きかもしれない。
「サイド・エフェクト」もちょっと老けてしまったキャサリンが最初から気になってしかたがなかった。
あらすじは....
金融マンであった夫マーティン(チャニング・テイタム)が違法株取引で逮捕されたのを機に、以前に患ったうつ病を再発させてしまったエミリー(ルーニー・マーラ)は、交通事故や自殺未遂を引き起こすように。診察にあたる精神科医バンクス(ジュード・ロウ)は、かつて彼女を診ていたシーバート博士(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)に相談。エミリーが抱える症状の詳細を聞き出し、彼女の了承も得て抗鬱剤の新薬アブリクサを投与する。症状が快方に向かっていたある日、マーティンがナイフで刺されるという事件が起き……。
最近のスティーヴン・ソダーバーグ監督作品のお仕事シリーズに参っていた。
この作品は最後の作品との噂なので渋々鑑賞。
と、思ったら予想外。
今回は精神科医。
薬局に行けば処方箋がなくても気軽に買える薬。
そんな薬に頼った現代社会への警鐘か。
副作用の罠にかかる。
一粒、二粒、三粒......
あれ、私何粒飲みましたっけ?
と、次の日から薬を飲むのが怖くなる。
アルフレッド・ヒッチコック監督作品のテイストも味わえる高級サスペンス。
最近、頭痛がひどい。
元々疲れたり季節の変わり目になると頭痛になりやすい。
病院も薬も嫌いな私は滅多に薬を飲まない。
それでもあまりにもひどい痛みには耐えられず、薬を飲む日々が最近続いていた。
薬を飲むと痛みは治まるが頭がぼ~っとしたり眠くなったりと少なからず副作用はある。
でも、手前にある痛みから解放されたくて副作用のことなんて気にもしない。
そんな人は結構いるのではないだろうか。
薬を飲むという行為は、苦しみから解放されたい欲求なのだ。
人間の弱さがそうさせる。
その心理をうまく使ったミステリーは、甘美でゴージャス。
薬を飲めば飲むほどにガラっと変わる。
たとえ、そのあと何が起ころうともやめることはできない。
薬という名の凶器。
命はお金に変えられないが、命を保つための薬はお金で買える。
そこに邪悪な欲望が巣食う。
明日から配置薬品の人が怖くなること必至。
爽やかなスマイルを見せたら要注意。
だけど本当に怖いのは...
ぜひ、予備知識なしでご覧ください。
私は、頭痛薬をブチ捨てることにします。
ちぶ~的ジュードが重度5
ハゲが進行していることが気になる。そして、胡散臭い役ではないはずなのにどこかチープ。そこが良い。