よくアラサー、アラフォー女子が題材のドラマや映画で見るシーン。
「白馬の王子様なんていないんだから、妥協しなさいよ」と....
でも、結局はドラマや映画の話なので。
やっぱりいました的な展開にもっていく。
いえ、いません。
現実には。
本当の白馬の王子様は見た目でわかりません。
急に寄ってもきません。
その人自身が自立していなければ、そんなこと起こりえないからです。
「スノーホワイト」は、まさに現代の女性を見ているかのよう。
勇ましい姫に賛成。
あらすじは...
とある王国の王と王妃の間に生まれ、肌の白さがまるで雪のような美しさを持つスノーホワイト(クリステン・スチュワート)は、一家で仲むつまじく生活していた。ところが、スノーホワイトが幼いころに王妃が事故によってこの世を去ってしまう。大きなショックを受けた王だったが、ラヴェンナ(シャーリーズ・セロン)という美女に一目ぼれし、彼女を王妃として迎えることを決める。しかし結婚式の夜に、王はラヴェンナによって殺されてしまい……。
そもそもなんですが、グリム童話のやり方が気に入りませんね。
大抵、みじめな境遇から金持ちの王子様と結婚、ハッピーエンドです。
それって結局はお金じゃないですか。
しかも美人だからできることです。
普通の人にはできません。
人に頼って生きていくだけの話になっています。
今回は、それがなかったので共感できました。
リンゴを食べちゃう浅はかさは変わりませんが....
爽やか王子に頼って生きていこうなんて微塵も思ってないところが気に入りました。
若さを感じさせないクリスティンの美しさもいい。
幽閉されても元気に逃げ出せるのは、意思の強さでしょうね。(ということに)
でも、やはりシャーリーズ。
この人の迫力があっての作品です。
美貌が崩れていく様まで素敵。
前みたいにホラー映画に出てほしいです。
でも、気になった弟とのやりとり。
「あの時、殺しておけばよかった」と悔やむシャーリーズ。
本当だよ。
なんで無駄に育てちゃったんだよ。
弟も助言してあげなよと言いたくなる。
白雪姫を逃がしてしまった弟を責め立てるシャーリーズ。
「お前はバカか~!」
落ち込む弟。
髪型がすでにバカっぽい。
結果、二人ともバカ。
私的には、野獣系男子のクリス・ヘムズワーズのマッチョシーンが少なすぎなのが悔しいところ。
君は、脱がなければ意味がない。
いつも通りの役にいつも通りの演技。
少しずつ昇進しているようだし、応援していきたい。
これは、ロマンティックなシーンも少ないので甘さを求めている人には向かない。
戦いのシーンは迫力があるし、CGの映像もきれいだけど。
なんか色々足りてない。
ストーリーもちりばめすぎて収集できていない。
続編ができるらしいので、それを見るまではなんとも言えないが。
次回も、ただグリム童話のようにきれいにもっていこうとは思わないでほしい。
そんな絵空事はもういい。
まぁ、今回は鑑賞ポイントの無料分で見たのでこの辺で。
私は、続→勇ましい姫を希望します。
ちぶ~的名わき役度5
小さくて目立たないようで....何気に七人の小人役がすごいメンツだということにもご注目。