脳をサンプルにしたところで...
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- ⭐️作品情報※Filmarks引用
- ⭐️ちぶ〜的評価
- ⭐️あらすじ…※Filmarks引用
- ⭐️予告編
- ⭐️ミルウォーキーの食人鬼と言われた殺人事件!※ネタバレあり
- ⭐️なぜ彼は食人鬼と化したのか?※ネタバレ考察
- ⭐️ネタバレなし感想!
⭐️作品情報※Filmarks引用
🎞️鑑賞媒体:Netflix
ダーマー(2022)
Dahmer - Monster: The Jeffrey Dahmer Story
公開日:2022年09月21日
製作国:アメリカ
全10話:再生時間:53分
監督 パリス・バークレイ カール・フランクリン
脚本 ジャネット・モック ライリー・スミス
〜キャスト〜
エヴァン・ピーターズ 役名:ジェフリー・ダーマー
リチャード・ジェンキンス
ニーシー・ナッシュ
モリー・リングウォルド
マイケル・ラーンド
ペネロープ・アン・ミラー
⭐️ちぶ〜的評価
⭐️あらすじ…※Filmarks引用
十数年間で17人もの青少年を殺害したとして有罪判決を受けたジェフリー・ダーマー。恐ろしき連続殺人犯が、これほどの長きにわたり逮捕を逃れ続けられたのはなぜなのか。
⭐️予告編
⭐️ミルウォーキーの食人鬼と言われた殺人事件!※ネタバレあり
実話をドラマ化したものなので、ほぼ事件の概要と一緒です。
ただ、ドラマは警察のずさんな対応や当時の色濃く残った人種差別に対しての恐怖も強めに描いています。
詳細は、怖くて調べたことがなかったのですがwikiぺディアやグーグル先生に聞いたことを自分なりにまとめてみました!
〜事件の概要:ポイントまとめ〜
■犠牲者数
(黒人11名、白人3名、アジア人1名、アメリカ先住民1名、ヒスパニック1名)
主に、黒人が多かったため人種偏見のように世間は見ていたようだがどうやら黒人が好みだけだったらしい。
■犯行内容
衝動的に殺害した人もいたが...
基本的な犯行方法は...
睡眠薬を飲ませ、痛みを感じさせないように配慮。
酩酊状態になったら、絞殺→その後に屍姦→死体を切断→最終的には人肉を食べた。
その時点で配慮もクソもないが...
ここまでの事件は、当時、いや今でもなかなかないため全米を震撼させた。
■ジェフリー・ダーマーの判決
■ミルウォーキー警察が無能すぎた!
この事件は、死体を食人した・解体した・死姦した・等々遺体への冒涜が酷すぎる...
だけど、警察も同じくらい酷すぎる!
事件が発覚したのは、ダーマーから逃れた黒人男性が警察に助けを求めたから。
でも、その前に何十回もダーマーのアパートの隣人である黒人女性が「耐え難い異臭や悲鳴が聞こえる」と通報していたのに一度も対応していなかった!
しかも、その女性は以前、同じようにダーマーのアパートから裸でフラついていた未成年の男子を保護しその時も警察に通報している。
それなのに、ダーマーが自分の恋人だと言って自分のアパートに連れ帰った。
少年のIDも確認しなかった。
この行為はあり得ないにもほどがある。
しかも、その少年はその後ダーマーに殺害された...
本当に怖いのは、この後でこの警察官たちはクビにはなっていない。
処分は受けたが復職してる...
どうなってんねん!
この警官たちは、白人のダーマーを信用し、有色人種の少年や黒人女性の方を無視したと見なされてもしょうがないよ!
⭐️なぜ彼は食人鬼と化したのか?※ネタバレ考察
〜原因は親?家庭環境?〜
こういう殺人事件を知っていつも思うのは、なぜこんなことになってしまったのかということだ。
ダーマーの場合は、母親に愛されず育児放棄され父親も当時はどこか彼に対して無関心だった時期もあったのだろうと思う。
でも、父親は最終的にはダーマーの異変に気づき自分の再婚相手と一緒にダーマーと向き合っている。
正直、私はそこまで育った環境が悪かったと言い切れないと思った。
彼の祖母だって彼と向き合い一時期は面倒を見ている。
人並みに愛されていた部分もあったはず。
昔、実の親に地下室に監禁され、ろくに食事も与えられず、毎日暴力を受け虐待され続けた幼少時代を送り...
その後は、その生活から解放され普通の家庭を築いて幸せに暮らしている男性の実録本の手記を読んだことがある。(名前は失念)
自分の子供を自分の親のようには絶対にしたくない、子供には最大限の愛情を注いでいると書いていた。
ダーマーより酷く辛い時代を送ったことがあっても、普通にその後幸せな家庭を築ける人だっているということだ。
結局、こういう事件を起こす人の原因は親だったり家庭環境が狂った欲望を形成させるということはあるとは思う。
否定はしない。
でも、同じ環境で育っても食人鬼にはならない人だっている。
ダーマーの父親であるライオネルが、自分も少年時代にダーマーと同じく死体に興味があり解剖欲があったと語るシーンがある。
小さい頃からどこか変わっていて孤立していたダーマーに寄り添いたくて一緒に動物の解剖や剥製を作ったけど、そのせいで彼の殺人欲を形成したのではと後悔の念を抱く...
という描写を見て、考えさせられた。
どこで道を誤ったのか?
その答えは、どこにもなく...
言いたくはないが、結局天性によるものとしか言いようがない!
それが一番怖い原因なんですけどね...
〜劇中にも出てきたジョン・ウェイン・ゲイシー!〜
ドラマの後半でジョン・ウェイン・ゲイシーが登場する。
同じ時期にシリアルキラーとして逮捕され、最終的には死刑になる。
この人物はあの名作「IT」も影響を受けている。
なぜなら、彼はキラー・クラウンと異名を持っている。
子供たちを楽しませるためにパーティーでピエロの格好をすることがあったかららしい。
彼も同性愛者で死体愛好家だったためダーマーと比較された。
でも、彼もそう言っていたがダーマーとは全然違うと思う。
wikiペディアを読んでも、ゲイシーはどちらかというと病的。
ダーマーは、罪の自覚はあったと思う。
ゲイシーは殺人を楽しんでいても、ダーマーは死体を愛していた・敬愛していたという感じ。
結局は、ダーマーの異常さは突出していて誰とも似ていない。
それくらい異常だったとも言えるよね...
〜理由は脳を調べれば分かる?〜
ギョッとしたのは、ダーマーの脳みそを研究のサンプルにしようとしたということだ。
結局、父親が反対しその案は却下され埋葬されるが...
人間は、どうしても「理由」を知りたくなる生き物。
母親が研究を望んだのは、自分は悪くないと正当化したいだけだと思うが...
父親が言うように、この事件に「理由」がない。
それが答えだと私も思う。
ダーマーですら理解できていないことが起きた。
誰のせいでも、何かのせいでもない。
神のような聖人がいれば、悪魔のような凶悪犯もいる。
常識を逸脱した人間は、神側にも悪魔側にも生まれるということ。
脳みそを調べDNAを調べたって、異常なんかない。
あってほしいと思う気持ちもわかるけど、私は研究材料にしようなんて愚行の方がよっぽど異常だと思いますね。
⭐️ネタバレなし感想!
人間を食べた!
死姦した!
と、言えばこの人なので有名すぎる事件ですが意外と映像化が少ないかもです。
ジェフリー・ダーマーが起こした凶悪事件は、あまりにも残酷すぎて映像化しにくいんでしょう...
Netflixでドラマ化されていたのは、知っていましたがなかなか観る気になれず...
ただ、この前「モンスターズ:メネンデス兄弟の物語」を観たらそもそも「ダーマー」のスタッフが製作したと知り興味を持ってしまったw
観てみたらびっくり!
1話から完全に引き込まれて、やめれなくなってしまいました。
とにかくダーマーを演じたエヴァン・ピーターズがヤバすぎる!
静かに淡々に気持ち悪くw殺人を犯していく演技は、たまらなく怖い!
死臭は、もちろん映像からはしませんが...
漂ってくる勢いなんですよ!
だから、事件を知っている人には分かると思いますが万人には勧められません...
が、思ったより直接的な死体解剖シーンや食人行為は映さないのでそこまでグロくはありません。
ただ、想像させるのが上手い演出なので!
食事中は避けた方がいいかも...
上記に事件の概要をネタバレとして載せましたが、それは事件の概要とドラマがほぼ一緒だからです。
事件の概要を知ってから見たほうが見やすいかもしれませんので、観る方の判断にお任せします!
ちなみに、私はウィキを読みながら観ましたが...
驚きを隠せない内容でした。
ドラマとしての出来は素晴らしいものとなっておりますので、興味のある方はぜひご覧ください。