「明るいサスペンスかと思ってたら...」
- ⭐️作品情報※Filmarks引用
- ⭐️ちぶ〜的評価
- ⭐️ちぶ〜的おぼろげなあらすじ※Filmarks引用
- ⭐️犯人が最後まで分からなかった!※ネタバレ
- ⭐️続編はあるのか?
- ⭐️予想外の展開は見もの!
⭐️作品情報※Filmarks引用
自由研究には向かない殺人(2024)
A Good Girl's Guide to Murder
本日のドラマ🎞️
鑑賞媒体:Netflix
公開日:2024年08月01日
製作国:イギリス
再生時間:全6話 各話43分程度
原作 ホリー・ジャクソン
監督 ドリー・ウェルズ
脚本 ポピー・コーガン
キャスト
エマ・マイヤーズ
ゼイン・イクバル
アシャ・バンクス
ライコ・ゴーハラ
ジュード・モーガン=コリー
ヤリ・トポル・マルガリス
ヤスミン・アル=クダイリ
⭐️ちぶ〜的評価
⭐️ちぶ〜的おぼろげなあらすじ※Filmarks引用
女子高生アンディ・ベルがその恋人サル・シンに殺害されたのは、5年前。事件はすでに解決済みだ。警察も恋人が犯人だと認識し、街の誰もが彼の犯行だと知っている。しかし、頭脳明晰でひたむきな少女ピップ・フィッツ=アモビは懐疑的で、事実を解明しようと決意する。もし仮に、恋人のサル・シンが殺人犯ではなく、真犯人が野放しになっているとしたら...。ピップを真実から遠ざけるために、いったい彼らはどこまで手を汚すのだろうか?
※ネタバレある項目のみネタバレ表示してます。表示無しはネタバレなしです!
⭐️犯人が最後まで分からなかった!※ネタバレ
このドラマ最大の魅力は、オチです!
前半は、明るいサスペンスといった感じでまるで子供のお遊び。
緩すぎて、見るのをやめようかと思った程w
でも、そこを我慢したら一気に謎が深まってきて見るのをやめれなくなった!
ので、ネタバレで紹介しますね!
犯人は...
まず、一人じゃないってことね。
犯人1:【主人公ヒップの親友カーラのお父ちゃんであり先生!】の場合
実は、当時未成年だったアンディと交際していたエリオット・ワード(親友の父であり先生)が復縁を期待したら金を要求され口論になり怪我をさせてしまった。
そうこうしている内に、現場からいなくなってしまったのでエリオット先生は罪悪感に苛まれながらも失踪の事実は知らなかった。
自分は善人なのか悪人なのか...
ずっといい人と言われ続けてきた人生が徐々に曇りだし、アンディが駆け落ちしようとしてまで愛していた恋人サルを呼び出し自分の娘ナオミのために彼を殺すことにする。
実は、ナオミは金持ち男マックス含む友人グループでひき逃げ事故を起こしていた。
容疑者だったサルのアリバイを本当は証明できる立場だったが、ひき逃げ事故をネタにサルのアリバイを証言しないよう脅されたため真実を言えなくなっていたのだ。
→で、脅した人物はエリオット先生でしょうね。
サルを自殺に見せかけて容疑者に仕立て上げ、殺せば丸く収まると考えていただろうし。
で、この男はこれに終わらずアンディと同じくらいの年齢の家出少女を監禁してたんですよ!!
意味わからんw
善人顔で一番変態だった...
正直、ちょっと無理やりな気もしましたw
犯人2:【被害者アンディの妹!】
家庭環境の悪さから家を出たかったアンディは、裏で麻薬売買をしていた。
そのお金でサルとも駆け落ちしようとしていた訳ですが...
その裏で妹ベッカは、薬物が蔓延しているクラブで踊っていたら実は薬を盛られていてマックスにレイプされ帰宅。
で、エリオット先生にヤラれて帰宅したアンディにレイプされたことを告白し警察へ行こうとしたら...
その薬は自分が売ったものだから警察に行かないでほしいと頼まれキレる!
そりゃそうだ!
すでに怪我をして朦朧状態だったが、ベッカに突き飛ばされ本格的に死亡。
ベッカは、それを隠蔽するために失踪したことにして遺体を隠してた訳です。
これが一番びっくりw
しかも被害者のアンディが聖女かと思いきや全然違ってたから余計に混乱。
結構容赦のない展開に鬼畜だなと思いました。
原因は...
結局、被害者のアンディが全ての原因ではないの?
とは、思いますが彼女も家庭内DVの被害者。
そのため、孤独を埋めるために不純異性行為やら金を稼ぐために麻薬売買やら...
もっと言えば、妹のベッカはさらにその上の被害を被っているので犯人でも決して悪人だと決めつけることはできない。
エリオット先生もアンディが死んでいないことに気づいていれば娘ナオミのためにさらに罪を重ねることはなかっただろうし。
負の連鎖とも言えますよね。
ラストは...
何気にやっぱり本当の悪人はマックスだったように思います。
金で悪事を揉み消す!
レイプしてもひき逃げしても金で解決できる!
ラストでピップが証拠があるから絶対に許さないと啖呵を切ったシーンは爽快でしたね。
事実から見て犯人は上記の二人ですが、悪人は確実にマックスでしたね。
⭐️続編はあるのか?
このドラマには原作があって、その原作は3部作構成。
Filmarksにもあったけど、 原作は、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーでYA向けのミステリー小説。
ホリー・ジャクソンはこの作品で大ヒットを記録したそう。
なので、結構人気の小説だったみたい。
ちなみに「自由研究には向かない殺人」に続き、2部は『優等生は探偵に向かない』、3部は『卒業生には向かない真実』。
だから続編の噂が起きるんでしょうね。
でも、Netflixでは映画ではなくドラマなのでこれで終了という感じ。
続けようと思えば続けられるけど、そこまで話題にもなっていない気がするのでドラマとしては終わりかなぁと思う。
もしかして、今後映画化とかがあればそれは3部作構成で製作するんじゃないかと思う。
ティーン向けのミステリー映画ってなかなか難しいとは思うんですけどね。
⭐️予想外の展開は見もの!
加害者として死亡してしまったサルの弟と一緒にピップが事件を解決しようとする訳ですが...
この二人のカップルが非常にほのぼのしていて良かったですね。
前半はそれで終わってしまうのかと心配するくらいでしたがw
ピップがなぜこの事件を自由研究にしたのか、弟はなぜピップに協力しようと思ったのか。
そのらへんの件も面白いので見て損はないです。
何よりも思っていたのと全然違う展開でしたw
本当によく練られたミステリー!
一部分は予想がつけれるとしても、ここまでの展開は予想がつかない。
人は、信じたいものを信じる生き物です。
でもその”信じる”がいかに脆くて硬いのか...
真実は、いつも自分の概念や常識を超えた先にあるものですね。
何気に家族ドラマとしてもじんわりくるところもあります。
6話しかないので、気軽に見れるのも魅力!
主演のエマ・マイヤーズがとっても可愛いので癒されます。
肩肘張らずにサクッと見たい人にはおすすめのドラマでした!
複雑なオチは見る価値あり!