昨夜の「マツコ&有吉の怒り新党」でマツコが言ってた。
「泣かせようとしている映画では泣けない。不意打ちが一番泣ける。」みたいこなことを。
コレに激しく同意!
映画のキャッチコピー、「全米が泣いた」で泣けたことがない。
大体....誰が分かるんだよ、そんなこと。
いまだに、セカチューとか私の頭の中の消しゴムも見てない....
見る前から冷める。
これで素直に泣ける人って本当に純粋なんだと思う。
ひねくれ者は映画で泣けない。
泣けるパターンがあるとしたら、やはり不意に.....だ。
「突然、みんなが恋しくて」みたいな。
あらすじは...
フランス社会の複雑な事情をユーモアを織り交ぜて描くハートフルストーリー。60歳になったエリは、新しい妻との間に3人目の子供ができることを2人の娘に告げる。不妊症で養子をとることを考えていた長女ドムは無神経な父の言葉にショックを受け、次女ジュスティーヌ(メラニー・ロラン)も自分の恋愛に口を出されて怒ってしまう始末。実はジュスティーヌの元彼たちとエリはこっそりと会っていた…。
全体的にフランス特有の文化的背景が盛り込まれています。
いかにもフランスらしい恋愛事情。
お父さんは、一体何回結婚したんだみたいな。(フランスは、婚姻率低いから内縁だろうけど)
フランスの男は女たらしと言いますが、実際そうなんでしょうね。
愛の国なんですね~。
養子問題とかもサラっと出てきます。
アメリカと同じで普通のことみたいです。
一つ一つよく考えると深くなる要素は持っていますが。
フラットに流されます。
見てる方は、とっても楽。
ちょっと笑いながら、オシャレなフランスを堪能できるし。
泣く系が嫌いな理由の一つは、話が重く暗いってこと。
これは、そこが強調されてないので引きずらない。
悪く言えば、浅いんですけど....
コテコテの感動作は絶対に無理。
私にはこれくらいがちょうどいいみたい。
感動ものっぽくないんです、この作品。
中盤までずっとコメディ調。
だから、油断してたら後半号泣。
父親と娘の関係って一番複雑な気がする。
というか、この父親は特殊すぎだけども。
元カレたちと自分の知らない間に会ってるとか絶対にありえん。
元カレがめっちゃ出てくるけど、フランス女ってそんなに自由奔放なの?
と、むしろ尊敬したくなった。
そこをおかしく描いてる描写が何気にすきだったりするけど。
ラストはリアルすぎて切なくて。
ツボだったらしく涙が止まらなくなってしまった。
心がじんわり温かくなるような感覚。
自然な感じのおかげで感情移入できたかもしれない。
泣くっていいですよね。
涙はストレスだから、出すとスッキリ。
映画以外で泣くことないって幸せなのか不幸なのか。
少なくとも失恋ぐらいじゃ泣けないな。
ちぶ~的メラニー・ロラン度5
メラニーの顔の傷を全く隠そうとしない偽りのないところが大好き。