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Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」感想・考察|ラストの意味とは!?意外すぎた正体と代償!

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Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」ネタバレ感想・考察|ラストの意味とは!?意外すぎた正体と代償!

Netflixでドラマ「セイレーンの誘惑」を鑑賞したのでネタバレありの感想と考察をお送りします!

本作は、「メイドの手帖」の脚本家・プロデューサー・劇作家でもあるモリー・スミス・メッツラーが大学生時代に執筆した舞台劇「Elemeno Pea」がベースになっている作品らしい。

 

上流社会の偽善と狂気をテーマにしたこの舞台作品。

Netflixドラマ化にあたり、現代的な解釈に改変されて映像化。

全5話しかなく見やすいエンターテイメント作品になっている。

 

ジュリアン・ムーア演じるカリスマ性溢れる富豪の妻・ミカエルの結末がまさに現代の象徴っていう感じで...

かなり意外でびっくりしたので、そこも含めて語りたいと思います!

 

 

執筆&作画:ちぶ〜について

Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」の評価

ちぶ〜的評価は…

🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)です!!

 

総評:「カルトのような雰囲気が最高w」

 

・ストーリー:⭐⭐⭐⭐☆

 • 演技:⭐⭐⭐⭐☆

・恐怖度:⭐⭐⭐☆☆

 

世間の評価は...

・Filmarks ⭐️(3.6/5.0) レビュー数:90件  

・IMDb⭐️(7.0/10)レビュー数:2600件 

※現時点

 

〜みんなのレビューは...〜

まだ配信開始されたばかりなので、レビューは少なめ!
だけど、私と同じく「中盤まで退屈だけど、後半からオチまでの畳み掛けがすごい!」という声がw

そうなんですよね〜。
私、途中で観るのやめようかと思ったもんw
レビューにもありましたが、あのオチが好きですね。
あのオチじゃなきゃこの作品を見る価値がないですからね。

Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」あらすじ&概要

🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:Netflix**

原題:Sirens

製作国:アメリカ 2025年

全5話:各話56分程度

監督:ニコール・カッセル、キエン・トラン、リラ・ノイゲバウアー

脚本:モリー・スミス・メッツラー、Colin McKenna、ベカー・ブルンステター

 

\Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」の予告編はこちら/

Netflix公式YouTubeチャンネル

ドラマの内容!

妹シモーヌとシモーヌの新しい上司で謎めいた社交界の著名人ミカエラ・ケルの関係性に、なんともいえない気味の悪さを感じるデヴォン。カルトのようにも見えるミカエラのぜいたくな暮らしぶりは、シモーヌにとって麻薬のようなものだった。そこで、デヴォンは2人の関係に介入しようと決意。シモーヌを見つけ出し強く問いただそうとするデヴォンだが、ミカエラがどれほど手ごわい相手かこのときは知る由もなかった。

Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」キャスト&登場人物

ジュリアン・ムーア |役名:ミカエラ・ケル

まるでカルトの教祖のような富豪の妻・ミカエラ。

全てを支配し、掌握する...

権力者だけど、不安定な支配者。

 

とにかく、演じるジュリアン・ムーアの狂気さえ感じるような存在感にシビれる!

やっぱり素晴らしい女優。

本当にこんな人がいたら私も崇拝してしまいそうw

メーガン・フェイヒー |役名:デヴォン

育児放棄した過去を持つ父親を懸命に介護する長女。

だけど、奇しくも父親と同じアル中でかなりのビッチw

こういう役は十八番。

Netflix作品と相性がいい!

めっちゃアメリカの女って感じが私は好きよw

 

\合わせて読む/
👍「理想のふたり」のメーガン・フェイヒーも大活躍!

chiboo-horror.com

他キャスト

ミリー・オールコック |役名:シモーヌ

 

ケヴィン・ベーコン |役名:ピーター

 

グレン・ハワートン |役名:イーサン

 

 

 

Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」カルト風な内容と結末を簡単に解説!(※ネタバレあり)

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

🌀序盤:妹の異変と強引な潜入

主人公デヴォン(メーガン・フェイヒー)は、父の介護と自身のアルコール依存で人生に行き詰まっていた。

限界に達した彼女は、妹シモーヌ(ミリー・オールコック)に助けを求めるが、返ってきたのはフルーツフラワーと「頑張って」の冷たいメッセージのみ。

 

激怒したデヴォンは、妹の居場所を突き止め、豪邸「クリフ・ハウス」に乗り込む。

そこではシモーヌが、カリスマ的な富豪の妻ミカエラ(ジュリアン・ムーア)のもとで働いていた。

 

屋敷やその住人たちはミカエラをまるで教祖のように崇拝しており、異様な雰囲気が漂っていた。

シモーヌは秘書としてミカエラに心酔し、下着にまでアイロンをかけるほど。

さらに、ミカエラには前妻殺害の噂も──。

 

妹の様子に危機感を抱いたデヴォンは、強引に屋敷に居座り、ミカエラの素顔を暴こうとする。

🌊中盤:家族の過去と心の闇

屋敷に滞在する中で、デヴォンは家族の暗い過去と向き合うことになる。

 

認知症を患う父ブルース(ビル・キャンプ)は、かつて妻を亡くした悲しみからアルコールに溺れ、育児を放棄していた。

そして母親は、うつ病を患いながら自殺未遂を起こし、幼いシモーヌをも道連れにしようとした過去もある。

 

こうした過去から逃れるため、シモーヌは「新しい家族」としてミカエラのもとへ飛び込んでいたのだった。

 

屋敷に渦巻く権力、支配、そして依存。そのなかで、デヴォンは妹を守ろうと奮闘するが、自らも次第に“セイレーンの誘惑”に飲み込まれていく――。

🔚意外すぎた結末!

デヴォンは、父親のブルースの面倒を妻子持ちのセフレに預けていたが、シモーヌの恋人が呼び寄せたことで大混乱。

久々に再会してもシモーヌは、父親の過去の虐待を許すことはできず恋人のプロポーズも断る。

シモーヌとデヴォンは和解するが、デヴォンは、父親を見捨てることができず一緒に帰ることにする。

 

シモーヌは、ミカエラに昇進話を持ちかけられたがピーターにキスされたことがバレてしまいクビに…

絶望の淵に落とされるが、ピーターがミカエラを捨てシモーヌにのりかえる。

 

シモーヌは、ミカエラの座を奪い富豪の妻の位置に立つ。

そんなシモーヌを理解できないデヴォンは、シモーヌを手放すことにする。

お互い「愛している」と伝え、2人は別々の人生を選ぶ。

 

帰りのフェリーで豪邸を追い出されたミカエラに声を掛けるデヴォン。

ミカエラはピーターと結婚し富豪の妻になったら、周囲の人は皆従ったと語り…

デヴォンは、ミカエラもただの1人の女性であったことに気づく。

 

手放した2人は、シモーヌもまたミカエラと同じ道を歩むことが心残り?な雰囲気で終了します!

Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」ネタバレあり考察&感想:ラストの意味とミカエラの正体から見る悲しき代償

※ネタバレを含みますのでご注意ください!

伝えたいメッセージ

これは、まさにバッドエンド。

ここまで辛辣な結末が待っているとは思っていなかったので、正直、意表を突かれました。

ですが、この切り口は非常に興味深く、特に女性にとっては深く刺さるものがあるのではないでしょうか。

この作品を観た人の中には、きっと「どういう意味??」と感じた方も多いはず。

 

個人的な感想ではありますが——

この作品が伝えたかったのは、単なるサスペンスではなく、「社会の不公平さ」や「男社会に囚われがちな女性たちの葛藤」を描いたものだと思います。

でも、それだけじゃない。

もっと根源的な、「人生そのものの不平等さ」や「誰しもが背負わされる宿命的な選択の重さ」も描かれていたように思います。

 

生まれながらにして人は不公平で、一度つまずいた人間が再び立ち上がるのはとても難しい。

幸せの量は人それぞれで決まっていて、努力だけではどうにもならないこともある。

だからこそ、人はその中で“取捨選択”して生きていくしかない。

 

ミカエラやシモーヌが富豪との結婚を選んだのは、自分自身では手に入れられない“別の世界”を欲したからでしょう。

愛よりも「安定」や「承認」、「価値ある存在として扱われる感覚」のほうが、ずっと魅力的に映ったんだと思う。

それは裏を返せば、自分に対する強い劣等感や不安の裏返しとも言えるでしょう。

結局、ミカエラは“夫”という存在がいたからこそ、富と名声を手に入れることができた。

それは彼女自身の力ではないからこそ、常にその座を奪われることを恐れていた。

そして、その恐れが徐々に執着に変わっていく。

やがて彼女は、富と名声を自分自身が勝ち取ったものだと錯覚し、手放せなくなっていった。

でも心のどこかでは、その“幸せ”が自分の本心を満たしていないことに気づいていたはずです。

 

それでも、名声があれば人は従う。

まるで自分が神であるかのように、誰もが頭を下げてくる。

そんな“価値のある存在”として見られることに、彼女は中毒になっていたのかもしれません。

 

ラストで描かれるシモーヌの選択は...

彼女がピーターに選ばれ、妻の座を手に入れようとしたその瞬間、“物語が繰り返される”ことに気づく。

シモーヌもまた、ミカエラと同じ道を歩もうとしている。

ピーターにとって妻とは“飾り”であり、都合のいい癒しの存在。

失敗したら、また次を探せばいい——そんな軽薄な“選ぶ側”にとって、愛に誠実さは必要ないのです。

シモーヌも、それをどこかでは分かっている。

それでも、彼女は“過去”から逃げたかった。

富と名声というチケットを手に入れることで、別の人生へとジャンプできると信じた。

それは、いっときでも「違う自分」になれるから。

いっときでも、自分の価値を認められたように感じられるから。

負のループ!

そして始まる“新たな地獄!”——

ミカエラは終わり、シモーヌが始まる。

ここに描かれたのは、一人の女性の転落ではなく、欲望と現実の間でもがく女性たちの「構造的な悲劇」。

 

この物語において“誘惑”とは、単なる欲望ではなく、「人が本来手にできないものを、何かを犠牲にして手にしようとする行為」のこと。

「セイレーンの誘惑」とはつまり、手にすればするほど、自分を壊していく呪いのことではないか。

だから、最初からオカルト臭に満ち溢れた作風だった!

そう考えるとめちゃくちゃ腑に落ちましたねw

 

皆さんがこのラストを観てどう感じるのか...

人それぞれ違う解釈になるかもしれませんので、誰かと感想を言い合うのが面白い作品なんだと思います!

Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」ネタバレなし感想・まとめ:助けを求めた先にあった結末はまさに女から見える社会の縮図!?

社会の裏側に隠された女性の生きづらさ、そしてそれに対する"抵抗"と"取引"。

Netflixドラマ「セイレーンの誘惑」は、そんな現代的なテーマをスリリングに描き出した人間ドラマでした!

 

物語の舞台は、別世界にいるような富豪と孤独な過去を抱える主人公たちの交差点。

一見キラキラしていて夢のような世界が広がっているように見えて、実はその足元にはドロドロした現実が広がっている——

そんなギャップの演出が効いていて私好みでした。

 

本作は決して「スカッとする」タイプの作品ではありません。

どちらかというと分かりづらいw

見終わったあとにどんよりとした気持ちが残るような、ある種の“後味の苦さ”が特徴とも言えます。

 

しかし、その苦さこそが人生そのものを表現していて、それがこの作品の最大の魅力。

 

「なぜ女たちはそこまでして幸せを求めたのか?」

「“選ばれる側”として生きるしかなかった彼女たちは、愚かだと言えるのか?」

 

そんな問いを観る者に突きつけてくる、深く重たいドラマとなっています。

 

女性の視点から社会を見るとき、「選択肢」があるようでいて、実は限られている——。

そうしたリアルな構造を、サスペンスというエンタメ要素に巧みに落とし込んでいる点でも非常に見応えがありました!

 

どこかで「これはフィクションではない」と感じさせられてしまうのは、まさにこの物語が“現実の延長線上”にあるからでしょう。

 

✏️こんな方におすすめ!

・社会派ドラマが好きな方

・女性の心理描写に深く切り込んだ作品を観たい方

・ハッピーエンドではない結末にも意味を見出せる方

 

この物語で描かれる「誘惑」とは、ただの恋や欲望ではなく、「生きづらさの中で選ばされた道」そのもの。

それは、きっと私たちの誰かにも通じる“もうひとつの現実”なのかもしれません。

 

全5話と観やすいですし、ジュリアン・ムーアやケヴィン・ベーコンという豪華キャストの演技にも注目です!

ぜひ、興味がある方は見てみて下さい!

そして、このラストの解釈について語り合いましょうw

 

Netflixでしか「セイレーンの誘惑」は観れませんが...

 

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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!  ちぶ〜でした!🫰