ニコール・キッドマンだからこそ、このオチが映える!
⭐️作品情報※Filmarks引用
🎞️鑑賞媒体:Netflix
理想のふたり(2024)
The Perfect Couple
公開日:2024年09月05日
全6話:各話約42分〜63分程度
製作国:アメリカ
原作 エリン・ヒルダーブランド
監督 スサンネ・ビア
脚本 ジェナ・ラミア
キャスト
ニコール・キッドマン
リーヴ・シュレイバー
イヴ・ヒューソン
ダコタ・ファニング
ビリー・ホール
ジャック・レイナー
イシャーン・カター
⭐️ちぶ〜的評価
⭐️あらすじは...※Filmarks引用
⭐️予告編
⭐️結末!※ネタバレあり
〜主要登場人物整理〜
有名小説家、一家の大黒柱:グリア・ギャリソン・ウィンバリー(ニコール・キッドマン)
グリアの夫、メリットの不倫相手、富豪:タグ・ウィンバリー(リーヴ・シュレイバー)
次男の親友、アメリアに好意:シューター・ディヴァル(イシャーン・カター)
次男の嫁になる予定、シューターに好意:アメリア・サックス(イヴ・ヒューソン)
アメリアの親友、タグと不倫:メリット・モナコ(メーガン・ファヒー)
長男、イザベルと不倫:トーマス・ウィンバリー(ジャック・レイナー)
長男嫁(妊娠中):アビー・ウィンバリー(ダコタ・ファニング)
長男不倫相手、トーマスの不倫相手:イザベル・ナレット(イザベル・アジャーニ)
三男:ウィル・ウィンバリー(サム・ニヴォラ)
〜結婚前夜に起きる事件!〜
島で一番金持ちなウィンバリー家の次男ベンジー(ビリー・ホール)と結婚することになった普通の家庭で育ったアメリア(イヴ・ヒューソン)。
姑であるグリア(ニコール・キッドマン)は、有名なミステリー小説家で一家を養っているため全てのことにおいて干渉する仕切り屋。
そんなグリアと価値観の合わないアメリアは、ウィンバリー家と上手くやっていけるか微妙な雰囲気...
そんな中、結婚式の前夜祭で事件が起きる。
自分の親友であるメリット(メーガン・フェイヒー)が殺され翌日死体で発見されるのだった!
〜犯人は...〜
犯人は最後まで分からない!
とりあえず、全員疑うハメになるが最終話でやっと犯人が長男の嫁であるダコタ・ファニング演じたアビーだったと判明する!
アメリアの母が(がん治療中)安楽死したくなった時用の薬をポーチにしまっていたが、人の薬を盗む悪戯常習犯の長男であるトーマス(ジャック・レイナー)がそれを安楽死用の薬だとは知らずに盗んでいた。
アビーは、トーマスが盗んだ薬の隠し場所を知っていたためそれを粉々にしてドリンクに入れてメリットに飲ませた。
一緒に海で泳ごうと誘い、薬で酩酊状態のメリットを溺死させたのだ。
〜動機は...〜
ズバリお金です!
アメリアと違い、アビーはお金目当てでトーマスと結婚したのでしょう。
じゃないと、あんなクズとは結婚できないw
トーマスに不倫されていたけど、知らないふりをしていたのもウィンバリー家の子供が全員成人になれば多額の信託金が兄弟に入るのを知っていたため我慢していたのではないでしょうか。
ハッキリとドラマの中でその動機は、語られませんが...
アビーは三男のウィルがもう少しで18歳になることを心待ちにしていたのだと思います。
それなのに、メリットがグリアの夫であるタグ(リーヴ・シュレイバー)と不倫をして妊娠をしたことを知ってしまった!
メリットが子供を産んでしまうとウィンバリー家に子供が増え、また18年待たなければならない。
だから、殺した。
最初から怪しいと思っていましたが、アビーが妊娠中という設定でアメリアにも比較的親切だったため疑うのを途中からやめてしまったんですよねw
このオチは予想していなかったので、「ヤラれた!」となりましたよねw
〜物語のオチは...~
グリアが前科持ちのヤバい男に大金を送金していたことから、警察は殺し屋に依頼しメリットを殺したと思っていたが...
殺し屋と思われた男はグリアの実の兄だった!
ギャンブルの借金を肩代わりしてあげただけだったのだ...
グリアは、タグの不倫と妊娠に気づいていた。
事件をきっかけに、偽りの人生に疲れたグリアは...
家族に秘密を打ち明ける。
実の兄を初めて家族に紹介し、
「実は自分は元高級娼婦だった。客引きをしていたのが兄で、その客だったタグと結婚した」と!
アビーが逮捕されたことで、グリアも家を出て行くことになりこの一件を小説にする。
そして、アメリアに会いに行き、執筆した本を渡し「あなたが羨ましかった。小説はあなたの物語だから読んでほしい。これからは友達になりたい。」と微笑み「連絡を待っている」と伝えるのだった。
〜ネタバレあり感想!〜
おったまげ〜!
なのは、犯人よりもリッチでゴージャスで完璧と思われたグリアの過去であるw
まさかの元高級娼婦!
只者ではないと思ってはいたが...
まさか、そう来るとは!w
つい、笑ってしもうたw
意外と、海外では娼婦時代に築いた財産で企業する人は実際にいるのだとか。
主演がニコール・キッドマンの時点で犯人は最初から決まっていると思っていたが...
ニコールの使い方がこういう使い方だとは思わなかった!
これには脱帽である。
やたらセクシーさを出しまくるリーヴ・シュレイバーをキャスティングしている当たり...
確信犯でしょうw
あと、全員それなりにクズというところがいい。
善人がいないから、人間くさいミステリーになるわけですよ。
主人公のアメリアが旦那の親友とキスしちゃった時は、「オーマイガー!」ってなりましたが(笑)
ああいうのが一番テンション上がるわ!(笑)
やっぱり、あれくらいで浮気しちゃうなら私も結婚はやめるね…
エリン・ヒルダーブランドの原作があるので、本も合わせて楽しむといいかもしれない!
ここまで楽しめると思わなかったよ!
⭐️ネタバレなし感想!
まさか全6話でこんなにハマれるとは思わなかった!
これは、主婦が昼下がりに観るのにちょうどいい作品w
とりあえず、犯人は全く分からない!
最初に立てた予想は必ず覆される。
そして、全話観ないと意味がない!
そんなバカな!と、思いつつ騙されるのが楽しくなる。
何よりも...
女性にとって、結婚は時代が変わっても変わらない古風な部分があるということを忘れてはいけない。
自由だと言いつつも、どこか家庭に縛られる。
家事や家族の世話は、どうしても妻に偏りがちで夫婦円満の主軸はどこか妻に寄せられてしまうことも多い。
もちろん、違う家庭もあるんだけど。
結婚は、結局パートナーとだけするものではない。
結婚はパートナーの家族も自分の家族の一員になるのだから...
人生で結婚という選択をするのは、意外と大きいものだ。
自分が本当は何を求めていたのか、なぜ結婚したいのか...
最終的には全て自分のこと。
己の責任ですべては決まるのだ。
そう思わせてくれるラストは爽快!
女性なら、ちょっとグッと来るところがあるはず。
ツッコミながらも、やっぱりニコールはハマり役だった!
あのゴージャスさはこういう作品でも武器になると痛感しましたね!
手軽に見れる!主婦には打ってつけのジャンルかもw