「デビルズ・ゾーン」
実は短気です。
と、職場で言うと驚かれる。
今の職場では従順だからだ。
というか新人なわけだから当然である。
が、元は短気なわけで。
時々、無性に怒りを抑えきれない時がある。
お客様が神様だって誰が言ったんだ。
悪魔の間違いだろうがと思う日々。
それでも仕事なのでやりますよ。
ま、きっと声の雰囲気で怒りは伝わってるでしょうけどね。
「デビルズ・ゾーン」のゾーンも大変。
「悪魔のいけにえ」便乗映画らしい。
え。
どこが?
と、問いたくなるほどのアレンジっぷりに脱帽。
あたしゃ~こういうのが大好きなんですよ。
と、大きな独り言が出るほど好き。
で、スティーヴン・キングも好きらしい。
やはり気が合う。
お人形ホラーの中でもトップに入りそうな勢い。
恐怖より不気味が勝つ。
それって結構偉大なんですよ。
バカンスというのはいけない。
どうもバカっぽくて殺される確率が高い。
浮かれていると痛い目に遭うのが定番。
これもそんな感じかと普通に見ていた。
が。
それだけではなかった。
というか、そこからが異色。
なかなかのグロ。
そして、なによりもマネキンがコワすぎ。
デパートのマネキンは物凄い笑顔で高い服を着ている。
それだけでも私は怖かった。
それなのにこの映画のマネキンたちはそれを上回るトラウマレベルの不気味さ。
ありきたりな展開からよくこんな展開が思いついたものだと感心。
ユニークでぶっ飛びのゾーンへ行ってしまう。
とにかくお人形が大好きでホラーしたかったんでしょうけど。
こういうのは大好物。
筋が通らないなんて正論は無粋ってもんだ。
そこは踏み入れてはならない異世界。
お出迎えは大げさに。
合言葉は「あ゛~~」。
観ているこっちも「あ゛~~」と言いたくなること必至。
どうぞ、お入りなさい。
あなたもきっとこのキモコワの世界にハマるでしょう。
ちぶ~的マネキン度5
なんでしょう。この奇妙な空気感。怖いわけじゃないけど何かが残る。そんな不気味さがずっと続く恐怖。出来のよすぎるマネキンたちに注目ください。