『そりゃぁ、顔色も悪くなるわな...』
フォーラム福島で鑑賞。
私はアニメ映画は普段あまり劇場では見ないのだが、この日は時間がたっぷりあってスケジュール的にもこの作品しかなかったので選んだ。
しかもアニメだけど字幕版を上映していたので。
そんな不純とも言える理由で見たのですが...
もう、号泣して大変でしたよね(笑)
ストップモーションアニメってどうしてこんなにも人間らしさが伝わってきて愛着が湧くのでしょうか。
どっぷり、この世界観にハマってしましました。
設定があまりにもかわいそうで、冒頭からドン引いた。
主人公のズッキーニの目元も異常なくらい青いし。
彼の目には、いつもこの世の絶望が映っているみたいで痛々しい。
アニメって見た目は可愛いし、子供向けと思って見ようとする人もいるかもしれないけれどこれは違う。
完全に大人向けだ。
親に捨てられた子供。
子供に捨てられた親。
それでも皆、生きていかなければならなくて...
必死に、小さな幸せをかけ集めて生きようともがいている。
そんな残酷な現実からの物語の終わり。
私はなんだかそこには違和感を感じるけれど、希望を信じたいという想いに感動した。
だからこそ、泣いたんだと思う。
特にシモンとレイモン...
最高です!!
まだ、ご覧になっていない方にはハンカチを必ず持って映画館で鑑賞することをお勧めいたしますよ!
ちぶ~的鬱度5
これは、鬱な映画の本には載っていなかった気がするけれど(笑)なかなか鬱度の高い映画だと思われる。だからこそ、響くんですけどね。
本日紹介した映画は...
ぼくの名前はズッキーニ (2016)
MA VIE DE COURGETTE/MY LIFE AS A ZUCCHINI
- 監督 クロード・バラス
- あらすじは...
- 9歳の少年イカールは突然の事故で最愛の母親を亡くし、同年代の子供たちが共同生活を送る施設で暮らすことになる。母がつけてくれたニックネームの“ズッキーニ”を大事に思っている彼は、最初は新しい生活に慣れずにいた。だが、それぞれ問題を抱えた子供たちと接するうちに、イカールも彼らと少しずつ打ち解けていき……。
(Yahoo!映画より引用)