Amazonのprime video(アマプラ)で映画「罪と悪」を鑑賞したので、ネタバレありの感想と考察をお送りします!
原作はなく、齊藤勇起監督オリジナルのノワールミステリー。
高良健吾、大東駿介、石田卓也が出演。
川のほとりで起きた、ひとつの殺人。
それは、少年たちの人生を静かに狂わせた。
22年後、同じ町で、再び人が死ぬ。
過去と現在が交錯するとき、“罪”は、結局誰のものだったのかー。
正直、ありがち展開ですが手堅く構成されていて犯人にはびっくりした。
タイトル通り、それぞれの罪と悪が交錯する見ごたえあるノワールミステリー。
私なりの解説含め、語っていきたいと思います!
- 🎬 映画「罪と悪」の評価
- 📖 映画「罪と悪」のあらすじ&基本情報
- 🎭 映画「罪と悪」のキャスト&登場人物
- 🧠 映画「罪と悪」ネタバレ考察:ストーリーと起承転結を簡単解説!
- 📝 映画「罪と悪」ネタバレなし感想&まとめ:少年たちに選択肢はあったのか?町に蔓延る悪と正義の行方!
🎬 映画「罪と悪」の評価
ちぶ~的評価は...
🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)です!
総評:「正義って人によって変わる。そして、法律はいつも役に立たないの。」
ストーリー:⭐⭐⭐☆☆
演技:⭐⭐⭐⭐☆
恐怖度:⭐⭐☆☆☆
🌍 映画「罪と悪」の世間の評価まとめ(Filmarks)
・Filmarks:⭐️3.5/5.0(レビュー1,682件)
※現時点
🗣️ 映画「罪と悪」のみんなのレビューまとめ
🙍「後味が悪い!ノワールって感じ」
👦「重いけど俳優は良し」
👧「ラストが切ない、回収されない伏線もある」
📖 映画「罪と悪」のあらすじ&基本情報
\映画「罪と悪」の予告編はこちら/
映画の内容!
何者かに殺された13歳の少年、正樹。彼の遺体は町の中⼼のある橋の下で発⾒された。同級⽣の春・晃・朔は、正樹を殺した犯⼈と確信した男の家に押しかけ、もみあいになる。そして、男は1⼈の少年に殺される。彼は家に⽕を放ち、事件は幕を閉じたはずだったー。時が過ぎ、刑事になった晃は⽗の死をきっかけに町に戻り、朔と再会する。ほどなく、ある少年の死体が橋の下で⾒つかる。20年前と同じようにー。晃は少年の殺害事件の捜査の中で、春と再会し、それぞれが⼼の奥にしまっていた過去の事件の扉が再び開き始める。かつての事件の真相は、そして罪と向き合うということとはー。
作品の引用元:罪と悪 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ・動画配信 | Filmarks映画
🎭 映画「罪と悪」のキャスト&登場人物
高良健吾|阪本 春(荒んだ家庭環境で育ち、現在は建設会社を営む男。過去の罪を抱える)
大東駿介|吉田 晃(刑事となり、父の死をきっかけに故郷に戻る)
石田卓也|朝倉 朔(引きこもりの兄・直哉の面倒を見ながら家業を継ぐ)
村上淳|清水(地域の人物)
佐藤浩市|笠原(特別出演)
椎名桔平|佐藤(晃の上司)
🧠 映画「罪と悪」ネタバレ考察:ストーリーと起承転結を簡単解説!
※ここからネタバレを含みますのでご注意ください。
🔍 映画「罪と悪」のストーリーの流れ(3ステップ解説)
🥎起:事の発端は正樹の死!
13歳の少年・正樹が、橋の下で遺体となって発見され、町は騒然となる。
正樹の友人である春・晃・朔・直哉(朔の兄)は、彼がよく遊びに行っていた老人“おんさん”を犯人だと疑い、家を探ると正樹のスパイクを発見。
もみ合いの末に朔がスコップで頭を強打し、おんさんは死んでしまう。
春は、罪をかぶっておんさんの家を放火。
春は少年院へ入り、友人たちはそれぞれ別々の道を歩き始める。
⌛承: 22年後に再び...
22年後。晃は刑事となり、父の死をきっかけに故郷へ戻る。
朔は農家を営みながら引きこもりの兄・直哉を支え、春は建設会社を経営しながら若者の面倒を見る存在に。(ヤクザと警察の間であ)
そんな中、かつて正樹が遺体で見つかった橋の下で再び少年・小林大和の遺体が発見される。
過去と酷似した事件に晃は捜査で関わり、春とも再会する。
💣転:犯人は”おんさん”じゃない?
捜査の過程で小林の遺留品からなぜか「正樹の財布」が発見される。
実はそれを長年持っていたのは直哉だった。
晃と春が直哉の家を訪ねると、直哉はすでに自殺しており、部屋からは小林を殺した凶器が見つかる。
そこから浮かび上がるのは、さらに深い“過去の罪”だったー。
🎭 黒幕は誰!?犯人の正体と結末&ラストシーンをネタバレ考察!
真犯人は朔でした!
正樹と小林を殺した犯人も、直哉を自殺に見せかけて殺したのもすべて朔だったのですー。
正樹が殺された理由
ある日、朔は正樹がおんさんに性的暴行を受けている現場を偶然見てしまう。
そのことで朔はおんさんに恫喝され、同時に自分も性的暴行を受けるはめになり、二人とも彼の被害者になってしまう。
二人は共通の秘密を抱え、正樹が春と遊んでいたことから、秘密がばれると誤解した朔は正樹を責め立て、突き飛ばしたはずみで正樹を死なせてしまう。
その場に居合わせた直哉は真実を知ってしまい、正樹の死体を川へ遺棄する手伝いをしたと思われる(直接的描写はない)。
小林が殺された理由
直哉は春から「正樹に返しておいて」と言われていた正樹の財布を持ったまま事件が発生。
その後、引きこもり生活に入る。
朔はこの財布を利用し、小林に持たせたまま殺すことで、ずっと財布を持っていた直哉を犯人に仕立て上げた。
直哉を殺した理由
そして、最後に直哉を自殺に見せかけて殺すことで、朔は完全犯罪を完成させたのでした!
法律では裁けない春の成敗!のラストシーン
春と晃は、真実を朔に問い詰めるが彼は認めない。
すでに解決した事件のため、法律で裁くことは難しい...
春は、かつての友を追い詰める立場となり、最終的に朔は春の手下にトラックに轢かれて死亡。
晃は刑事として真実を追うことが正義だと信じていたが、全てを解決できずに終わる。
町に根付く“悪の構造”と“過去の罪”だけが観客に重く残されるのだった──。
📝 映画「罪と悪」ネタバレなし感想&まとめ:少年たちに選択肢はあったのか?町に蔓延る悪と正義の行方!
少年たちの秘密と罪。
大人になってから真相が明らかになるという展開は鉄板で面白い。
ただ、ずっと暗くて、救いはない。
タイトル通り「罪と悪」を考えさせられる物語だ。
親に恵まれず、親には言えない秘密を抱えてしまった少年たちに、最初から選択肢はあったのだろうか?
必然の結末だったが、どうしても「あの時、こうしておけば…」と後悔するのは、人間の性なのだろうか。
社会のせいか、大人のせいか、それとも自分自身の弱さのせいか。
どこにも罪と悪の置き場がなかった彼らの人生には、深い悲しみが見える。
こういう作品に対して「後味が悪い」「観なければ良かった」と感じる人もいる。
でも、その感情って実はとても大切だと思う。
人間の嫌〜な見たくない愚行を知ることは気分は良くないが、理解はできるはずだ。
誰にでも過ちはある。
誰のせいにもできないことが、この世の中には多すぎる。
あのラストシーンは切なく悲しみに満ちているけれど、それでも生きる。
そんな強さは嫌いではなかった。
個人的には、後味の悪さ以上の“何か”をもう少し欲しかった気もする。
でも、この結末である以上は、何もできないでしょうね。
ということで、ノワールミステリー好きには響くかもしれません!
個人的には椎名桔平がやっぱりいい仕事してましたのでw
おすすめはしませんが、気になったらぜひ〜。
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これからもホラー映画布教活動をがんばります✨
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます! ちぶ〜でした!🫰