ある時、気づいたら手が真っ赤。
なんで?と、不思議に思っていると知らない間に手を切っていた。
けがをした覚えが全くない。
最近、そういうことが増えた。
もう、年をとると痛みを感じなくなるってことなんだろうか。
「血の伯爵夫人」みたいに血で自分が美しくなっているなんて思いこむほどの元気もないですしねぇ。
作品情報
こういう話は大好物。
吸血鬼伝説のモデルにもなった実在の連続殺人者バートリ・エルジェーベト(エリザベート・バートリー)の映画。
フランス出身の女優・ジュリー・デルピーが、監督・脚本・製作・音楽・主演。
この作品は、ホラーかと思いきや意外と恋愛路線。
なぜ、バートリが連続殺人者になってしまったのか。
彼女の運命の恋人との物語が筋になっている。
やっぱり...
なんでもそうですけれど、年相応の恋愛が一番です。
特に女性は、若すぎる男子にハマってしまうとこうなってしまうかもしれない。
愛されたくて、愛を永遠の形にしたくて...
ずっと若ければ、美しければすべてを自分のものにできるのではと思ってしまうのです。
それは、女の性かもしれませんよね。
だから、女性としてはこの話はとても痛い。
よく理解してしまえるような女の切なさが描かれているのです。
ただ、殺人者としては全く悪びれるところがなく。
最後まで偉そうでプライドが高いので共感はしにくい。
主演のジュリー・ベルピーの地味で静かな演技は嫌いではないので最後まで楽しめましたけどね。
なんか、色々と考えちゃう物語でした。
私は、若さを求めず自分らしさを求めて生きていきたいと思いますよ。
ちぶ~的血液度2
全体的にそんなに血は飛ばない。残酷シーンもわずか。ホラーが苦手でもこの作品なら見れるはず。恋愛映画としてみてもいいと思うんです。