以前は、役所も郵便局も不親切だった。
こっちにとって有利なことは絶対教えてくれない。
えらそうで、無愛想だったし。
手続きの仕方も丁寧に説明してはくれなかった。
郵便局が民営化されてからか、役所もつられて窓口の対応は明らかによくなった。
誰にでもきちんと対応できるように教育されているように感じる。
無職になると役所に世話になることが多い。
年金の免除申請や健康保険金の軽減申請等。
手続きをするっていうだけで、相当面倒くさい。
わざわざ出向いて、無駄なことを求められたり....
不自然に時間がかかりすぎたり。
いつも殴りたくなる衝動に駆られる。
役所っていうより、お国のお決まりごとのせいなんでしょうけど。
その結果、ちゃんとできていればいい。
そうしないとどうしようもないのも、もちろん分かる。
でも、できてないでしょ。
生活保護の不正受給問題と同じく、要領が悪すぎ。
「1911」見て、つくづく思う。
国が腐ってたらすべて腐る。
すべてはお国からなんですよ。
あらすじは....
1911年、中国は欧米列強の脅威にさらされ、清王朝は衰退する一方だったが、業(ごう)を煮やした民衆たちが立ち上がる。革命軍を束ねる孫文の参謀・黄興(ジャッキー・チェン)は一気に総督府に攻め込むが、情報が漏れていたため失敗に終わる。この戦いで多くの尊い命が奪われ、敗残兵となった彼らは次第に戦意を失っていき……。
ジャッキーの出演100作品目。
おめでたいどころか、カンフーをしてくれなくなりました。
彼は、カンフーより演技派を目指したいらしい。
一応、2分程度のカンフーシーンがあるが...
足りないでしょ。
寂しいでしょ。
映画の最後に必ずある、アクションNGシーン集もない。
あれがないって相当悲しいんですけど。
ジャッキーさんには、アクションシーン中に死ぬくらいの勢いで出続けてほしかった。
"無念"の第一歩です。
ストーリーは、全くなじみのない中華民国建国の きっかけとなった辛亥革命の話。
学生の時、中国史でなく世界史を専攻したので余計わからない。
だって中国の歴史って複雑で教科書の写真もつまらないから。
中国の歴史に詳しかったらもっと楽しめただろうか。
逆に、全く知らない人が勉強の教材として見る方が向いている気がする。
歴史に忠実すぎて、ストーリーの感情が少ない。
監督もジャッキーさんですが....
稲川淳二だったら、もっと面白くできただろうに。
「お化けがでましたよ!」と言われるよりも「「ほら、何か後ろに感じませんか?」と聞かれる方が怖いのと一緒で。
語り手としての技術が足りないので、実話系はあまり得意分野でないかもしれない。
でも、中国の歴史映画でありがちな日本を悪者にする描写がなかったのは褒めたいところ。
冒頭のご丁寧な説明も歴史に疎い若者にはありがたい。
親切だけど、不器用。
そのうちラブシーンとかにでまで手を出される前に、早く演技派&監督という肩書を身につけてほしいものだ。
革命には、それなりの代償が必要。
孫文のために何万人もの人が自分の命を犠牲にした。
孫文が起こした革命は確かに中国という国を前に進めることになる。
でも。
どうしても、言いたい。
事件は会議室で起きている。
孫文は現場に行かない。
海外とかで優雅に指示するだけ。
だから、国ってダメなんだよと言いたくなった。
私なら、孫文より黄興派。
だから、役所にまた変なこと言われたら殴ろうと思う。
それが、革命ってもんです。
ちぶ~的戦争度5
結構、迫力ある銃撃戦が見れるが...スケールが狭いというか地味に感じるのは役者に華がないからか?