
キネコ国際映画祭のキネコPRアンバサダーとして映画「ふつうの子ども」を鑑賞したので、ネタバレありの感想と考察をお送りします!
『そこのみにて光輝く』の呉美保監督&脚本家・高田亮コンビ作品。
主役は子ども!
主人公を演じた嶋田鉄太君が素晴らしすぎてびっくり!
脇を固めたキャストも、蒼井優、風間俊介、瀧内公美...という豪華さ!
きっとキネコPRアンバサダーになっていなければ、出会っていない作品かも。
今回、観ることができてよかったです。
“How dare you?”とても勉強になる内容でした!
”ふつうの子ども”たちから教わる、自分と環境問題のこと。
他人事じゃない、だけどなかなか自分ごとにはしずらい。
そんなテーマをこんなにハートフルに描いてくれるなんて!
素直に感動!
私なりの感想や考えさせられたことを語りながら綴っていきたいと思います。
- 🎬 映画「ふつうの子ども」の評価
- 📖 映画「ふつうの子ども」のあらすじ&基本情報
- 🎭 映画「ふつうの子ども」のキャスト&登場人物
- 🧠 映画「ふつうの子ども」ネタバレ考察:ストーリーと結末を超簡単解説!
- 💬 映画「ふつうの子ども」ネタバレ考察&感想:“How dare you?”に込められた子どもたちの環境活動
- 📝 映画「ふつうの子ども」ネタバレなし&まとめ:子どもたちから教わる”自分ごとの環境問題”!あなたは何ができる?

🎬 映画「ふつうの子ども」の評価
ちぶ~の評価は...
🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)です!
総評:「子どもには子どもなりの理由がちゃんとあるんだよね。」
ストーリー:⭐⭐⭐⭐☆
演技:⭐⭐⭐⭐⭐
お勉強度:⭐⭐⭐⭐☆
🌍 映画「ふつうの子ども」の世間の評価まとめ(Filmarks・IMDb)
・Filmarks:⭐️4.1/5.0(レビュー:3,266)
・IMDb:⭐️7.4/10(レビュー34件)
※現時点
🗣️ 映画「ふつうの子ども」のみんなのレビューまとめ
👧「子どもたちの自然な演技が印象に残った」
👦「ラストの会議シーンが衝撃的」
👨「蒼井優の存在感がすごい」
📖 映画「ふつうの子ども」のあらすじ&基本情報
\映画「ふつうの子ども」の予告編はこちら/

映画の内容!
上田唯士、10才、小学4年生。 生き物が好きな、いたってふつうの男子。 そんな彼が恋をした。 相手は、“環境問題・意識高い系女子”の三宅心愛。 彼女に近づこうと、心愛が夢中になっている“環境活動”を共にすることに。 そこにクラスのちょっぴり問題児・橋本陽斗も加わり、3人が始めた活動は思わぬ方向に――
作品引用元:ふつうの子ども - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
🎭 映画「ふつうの子ども」のキャスト&登場人物
嶋田鉄太 |役名:上田唯士(ふつうの男子)
瑠璃 |役名:三宅心愛(環境に詳しい女子)
味元耀大 |役名:橋本陽斗(やんちゃボーイ)
瀧内公美 |役名:三宅冬(心愛の母)
蒼井優 |役名:上田恵子(唯士の母)
風間俊介 |役名:浅井裕介(学校の先生)
少路勇介
大熊大貴
長峰くみ
林田茶愛美
🧠 映画「ふつうの子ども」ネタバレ考察:ストーリーと結末を超簡単解説!
※ここからネタバレを含みますのでご注意ください。
🔍 ストーリーの流れ(3ステップ解説)
🥎起:好きな女の子は”意識高い系女子”!
主人公・上田唯士(うえだ・ゆいし)は、ごく“ふつう”の中学生。
そんな彼が恋をしたのは、環境問題にやたら詳しい“意識高い系女子”・三宅心愛だった。
彼女に近づきたくて、唯士は環境問題に興味があるフリをして、本を借りたり図書館で話しかけたり。
やがてその影響で、母親に「ゴミの分別はちゃんとしないとダメ」と口を出したり、「肉は食べない」と宣言したりと、次第に“環境意識高め男子”へと変化していく。
そこにやんちゃ系クラスメイトの橋本陽斗が加わり、唯士は陽斗にライバル心を抱きながらも、3人は奇妙な友情で結ばれていく。
⌛承:3人で環境活動を開始!
陽斗が言い出した一言──
「口で言ってるだけじゃ変わらない。行動しよう!」
その言葉をきっかけに、3人は過激な“環境活動”を始めてしまう。
最初は善意の延長のようだった。
だが次第にそれはエスカレートしていき、肉屋にロケット花火を投げつけたり、街に「車を使うな!」等々...環境を守れ!と警告するような張り紙を貼ったりと、完全に暴走モードへ。
そして運命の夜。
牛舎のバリケードを壊し、牛たちを逃してしまう──。
翌日、脱走した牛が人身事故を起こし、ニュースで大きく報じられる。
無邪気だった“正義の行動”が、一気に取り返しのつかない事件へと変わっていく。
💣転:犯人は子どもたち!?
学校でも事件の話題が持ちきりに。
教師からは「何か知っていることがあれば教えてほしい」と呼びかけられるが、唯士たちは沈黙を守る。
「まさか、ここまでになるなんて…」
という後悔と罪悪感に押しつぶされながらも、誰も真実を言い出せない。
しかしついに、陽斗が両親に泣きながらすべてを告白。
その結果、3人の家族が学校に呼び出され、事件について話し合うことになる。
そこで明らかになるのは、「正しさ」を求めた子どもたちの純粋さと危うさ、そして“普通”を押しつける大人たちの無力さ。
それぞれの思いがぶつかり合い、家族と社会のひずみが一気にあらわになっていく。
🎭 子どもたちの結末とラストシーン!
学校での話し合いは、まさに地獄絵図。
泣きじゃくる陽斗は、牛を逃がそうと提案したのは唯士だと指を指す。
すると、心愛が堰を切ったように反論。
「たしかに提案したのは唯士だけど、行動を起こすべきだって言ったのは陽斗だ!」
そこへ心愛の母親が割って入り、「どうせ最初に言い出したのはあんたでしょ!」とヒートアップ。
もう完全にカオス。
誰が悪いとかじゃなく、“大人も子どもも混乱の渦”に飲み込まれていく。
そんな中、唯士がついに、泣きながら「ごめんなさい!」と謝罪する。
心愛のことを好きで、近づきたくて過激な環境活動をしてしまったと告白する。
その言葉は子どもらしい正直さであり、同時に“無邪気な罪”そのものだった。
最終的に、3人の家族はそろって事件の説明をするために警察へ向かうことになる。
そしてラスト。
少し離れて歩く唯士と心愛。
心愛がふっと笑ってこう言う。
「How dare you?(よくもそんなことを)」
その言葉の意味を測りかねるように、唯士は首をかしげるのだった。
💬 映画「ふつうの子ども」ネタバレ考察&感想:“How dare you?”に込められた子どもたちの環境活動
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
最後のセリフ「How dare you?」は直訳すると「どうしてそんなことができるの?」。
英語圏では、“よくもそんなひどいことを”という非難や怒りのニュアンスを持つ言葉。
心愛がラストで唯士に向けてこの言葉を放ったのは、環境破壊を止められない大人たちへの怒りと、その無力さへの絶望を込めていたからだと感じましたね。
心愛が環境問題に興味を持った理由
会議室で大人たちと子どもたちが事件について話し合うシーン。
あの場面を見て、私は「心愛がなぜここまで環境問題にハマってしまったのか」が少し分かった気がする。
心愛の母親は「昔はあんなに可愛かったのに、今は可愛くない」とみんなの前で言い放ち、娘を強く責め立てる。
その瞬間、彼女が環境問題に固執する理由が“純粋な正義感”だけではないことが見えてくる。
環境問題を突き詰めていくと、行き着くのは「すべての原因は何もしない大人たち」。
そしてその“大人”の象徴が、自分の母親でもあった。
心愛の怒りの根っこには、母親への寂しさや否定された痛みが混ざっていたのではないだろうか。
感情のぶつけどころとしての“環境活動”
あそこまで熱中できたのは、環境問題が唯一、自分を肯定できる場所だったから。
「何かのために動いている自分」でいられる――その感覚が、心愛にとっての救いだったのかもしれない。
そしてその思いは、唯士にも通じていたと思う。
彼もまた、心愛に近づきたくて“環境活動”を始めたはずが、いつの間にか**「何かのために行動している自分」**に酔いしれていった。
誰かの役に立ちたい。正しいことをしていたい。
その気持ちは本物だったけれど、同時に“自分を保つための行動”でもあったのかも?
もちろん、心愛には純粋に地球を守りたい気持ちもあった。
でもその行動の奥には、**「わかってほしい」「見てほしい」**という切実な願いも潜んでいたように思う。
だからこそ、ラストの「How dare you?」には、
唯士だけでなく、大人社会すべてに向けられた**“怒りと悲しみの混ざった一言”**が込められていたのではないかと私は思う。
📝 映画「ふつうの子ども」ネタバレなし&まとめ:子どもたちから教わる”自分ごとの環境問題”!あなたは何ができる?
環境問題は他人事じゃない!
この映画を観て改めて感じたのは――環境問題って、やっぱり“自分ごと”なんですよね。
正直、心愛たちのような単純な行動が本当に環境を救うのか?と言われれば、私は少し疑問を持ってしまう。
でも、「何かしたい」と思って動いたこと自体がすごいんです。
たとえば、「ビニール袋は環境破壊につながるからエコバッグにしよう!」という風潮が生まれた。
でも実際は、ビニール袋もゴミ捨てに必要で、結局買って使わざるを得ない。
一方で、エコバッグを何個も買って不要になれば、それもまた環境に悪影響を与える。
結局、環境問題に“正解”はない。
何かを守ろうとすれば、別の何かを傷つけてしまう。
劇中に登場する“牛”もまさにその象徴でした。
視点を変えれば、環境問題の解決方法もまったく違って見えてくる。
だからこそ、まずは「知る」ことが大切なんですよね。
私は、子どもたちが“他人事”を“自分ごと”として捉え、行動を起こした姿に心から敬服しました。
大人たちは、どこかで「自分には関係ない」と思いがち。
けれど、あの子どもたちは違った。
結果がどうであれ、あのまっすぐな正義感――私は本気で好きでした。
きっと――“普通の子ども”なんて、きっとどこにもいない。
将来、あの子たちがどんな大人になるのか。楽しみでなりません。
子どもたちの演技が素晴らしい!
主演の嶋田鉄太くんが、演技をしてるのかが分からないくらい自然!
あのリアルな間合いや表情、まさに“ふつうの子ども”そのもの。
びっくりしました!
母親役の蒼井優さんも、まるで本当にそこにいるような自然体のお母さん。
嶋田鉄太くんとの掛け合いが本当にぴったりで、親子の空気感が見事。
そしてクラスメイトの子どもたちも全員が魅力的!
演技っぽさが全くなく、スクリーンから伝わる“素の子どもらしさ”に癒されます。
2025年キネコ国際映画祭出品作品!
『ふつうの子ども』は、2025年キネコ国際映画祭出品作品です!
テーマは重く見えるかもしれませんが、物語全体は明るくてハートフル。
子どもも大人も一緒に楽しみながら考えられる、温かい作品になっています。
この映画をきっかけに、親子で環境問題について話してみるのもいいかもしれません。
キネコPRアンバサダーとして、心から推せる一本です!
ぜひ、キネコ国際映画祭で『ふつうの子ども』を体感してみてくださいね〜🌱
ちぶ~は2025年キネコ国際映画祭のキネコPRアンバサダーに就任しました!
🎬 キネコ国際映画祭(ふつうの子ども 上映情報)
キネコ国際映画祭は、1992年にスタートした日本最大級の子ども向け国際映画祭です。
2025年10月31日(金)〜11月4日(火)の5日間、東京・二子玉川を舞台に開催され、世界中の良質な子ども向け映画が上映されます。
特徴は、プロ声優による ライブ吹き替え上映(ライブ・シネマ) や、年齢別プログラムによる選びやすい作品ラインナップ!
子どもも大人も、映画を通して“世界と出会い、問いと向き合う”体験ができる映画祭です。
ふつうの子ども — 上映(1)
日時:
会場:109シネマズ二子玉川 シアター1
ふつうの子ども — 上映(2)
日時:
会場:玉川髙島屋S.C. 6F ホワイトモール
※上記は映画「ふつうの子ども」上映スケジュールです。映画祭の全体情報やチケットは公式サイトでご確認ください。
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます! ちぶ〜でした!🫰

