
実話映画「死霊館」シリーズ本編3作の解説をネタバレありで振り返っちゃいます!
──スピンオフはあえて外す。“らしさ”で読む予習記事!
『死霊館』シリーズは、実在の心霊研究家ウォーレン夫妻が収集した“呪物”を展示する資料館をベースに、彼らの実体験をもとにした実話ホラー!
私も大好きなシリーズなので振り返りガイドを作成しました。
はじめに:映画「死霊館」シリーズ全作品年表
| 公開年 | タイトル | 監督 | 分類 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2013年 | 死霊館 | ジェームズ・ワン | 本編 | ウォーレン夫妻初登場。ペロン家の事件。 |
| 2014年 | アナベル 死霊館の人形 | ジョン・R・レオネッティ | スピンオフ(アナベル1) | 呪われた人形アナベルの起源。 |
| 2016年 | 死霊館 エンフィールド事件 | ジェームズ・ワン | 本編 | イギリスのポルターガイスト事件。 |
| 2017年 | アナベル 死霊人形の誕生 | デヴィッド・F・サンドバーグ | スピンオフ(アナベル2) | アナベル人形の誕生秘話。 |
| 2018年 | 死霊館のシスター | コリン・ハーディ | スピンオフ(シスター1) | 悪魔ヴァラクの起源。 |
| 2019年 | ラ・ヨローナ〜泣く女〜 | マイケル・チャベス | スピンオフ | ラテン系伝承を基にした外伝。 |
| 2019年 | アナベル 死霊博物館 | ゲイリー・ドーベルマン | スピンオフ(アナベル3) | ウォーレン家の博物館が舞台。 |
| 2021年 | 死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 | マイケル・チャベス | 本編 | “悪魔のせい”裁判を描く。 |
| 2023年 | 死霊館のシスター 呪いの秘密 | マイケル・チャベス | スピンオフ(シスター2) | ヴァラク再登場。前作の続編。 |
| 2025年予定 | 死霊館 最後の儀式 | マイケル・チャベス | 本編(完結編) | ウォーレン夫妻の物語、完結へ。 |
「死霊館シリーズを取り上げてほしい」というリクエストに応えて、本記事では“本編だけ”に絞って3作を振り返ります。
今回は、スピンオフはあえて外し、ウォーレン夫妻の物語の核に迫ることで、完結編『最後の儀式』への予習として機能する構成です。
年表にすると分かりやすいですが、「死霊館」シリーズは…
①本編シリーズ
②アナベル人形シリーズ
③シスターシリーズ
④そのほか(ラ・ヨローナ〜泣く女〜のみ) と、なっておりますね!
要は、あらゆる方向から「死霊館」を描いているわけです。
今回は本編にスポットを当てていきますが、後日スピンオフバージョンもアップしますので、本編シリーズの有終の美に備えましょう!
第1作:死霊館(2013)
*監督:ジェームズ・ワン|出演:ヴェラ・ファーミガ(ロレイン・ウォーレン)、パトリック・ウィルソン(エド・ウォーレン)*
🧠 物語の流れと結末を振り返る
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
ペロン一家は新居に引っ越した直後から、不可解な怪奇現象に悩まされる。
家族は見えない何かに怯え、母親キャロリンは次第に精神的に追い詰められていく。
ウォーレン夫妻が調査に乗り出すと、家には過去に魔女バスシーバが自殺した呪われた歴史があり、その呪いが母親に憑依していたことが判明。
悪霊との対決は激しさを増し、キャロリンが娘に危害を加えそうになる場面も。
しかし、ロレインの信仰とエドの祈りによって悪霊は祓われ、一家は救われる。
夫妻は事件を記録し、次の心霊調査へと向かう──。
🗣️ちぶ~の感想・考察
実在の心霊学者ウォーレン夫妻が封印していた最恐事件──という触れ込みに惹かれて手に取ったが、堂々たるエンタメっぷりにむしろ感動。
実話かどうかなんてどうでもいい、これは古典ホラーの美学をきちんと踏襲した上質ホラー。
冒頭からもう怖くて、人形より私がカタカタ鳴りそう。
怪奇現象は王道なのに、なぜ今これなのかと思わせる完成度。
死霊は礼儀正しく、余計な小細工なしでじんわり忍び寄る。
家族愛と心理描写が繊細で、悪霊映画なのに最後はうるっときてしまう。
死霊が勝てない愛──それがこの作品の核だと思う。
🎯 ちぶ~的評価
ちぶ~的評価は...
🐽🐽🐽🐽🐽5ブヒ(うるるんちぶ〜)です!
適材適所で死霊が使われ、ための演出が絶妙に効いていて鬱陶しさゼロ、古めかしさがむしろ美学として機能する──そんな上質ホラー。
第2作:死霊館 エンフィールド事件(2016)
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監督:ジェームズ・ワン|出演:ヴェラ・ファーミガ(ロレイン・ウォーレン)、パトリック・ウィルソン(エド・ウォーレン)、マディソン・ウルフ(ジャネット・ホジソン)、フランシス・オコナー(ペギー・ホジソン)
🧠 物語の流れと結末を振り返る
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
イギリス・エンフィールドで起きたポルターガイスト事件。
少女ジャネットが突然奇怪な行動を取り始め、家族は恐怖に包まれる。
ウォーレン夫妻は現地に赴き、調査を進める中で、事件の背後には悪魔ヴァラクの存在があることを突き止める。
ヴァラクはロレインの過去のビジョンにも現れ、夫妻の信仰を試す存在として立ちはだかる。
ジャネットは霊に操られ窓から飛び降りそうになるが、ロレインが悪魔の名を呼びかけることでヴァラクは力を失い、事件は終息する。
夫妻は信仰と愛の力で家族を救い、絆をさらに深める──。
🗣️ ちぶ~の感想・考察
1作目が好みだったので続編も鑑賞。
今回もウォーレン夫妻の実体験ベースで、ホラーとして普通に怖い。
演出は古典的で目新しさはないのに、センスの良さが光っていて手堅く怖がらせてくる。いつもながらこの夫妻がいい。
普通じゃない自分を受け入れ、受け入れてもらえた幸せ──その夫婦愛が悪魔に勝つのでは?と思わせる。
突然の不幸に命を懸けて挑む姿はまるでヒーロー映画。
今回は「エクソシスト」的展開もあり、少女・友達・環境の変化が悪魔を呼び起こす。
見たことあるようで新鮮。
オカルト好きにはたまらない、大人の色気も漂う一作。
🎯 ちぶ~的評価
ちぶ~的評価は...
🐽🐽🐽🐽🐽5ブヒ(うるるんちぶ〜)です!
ありがちで何度も見た展開なのに、この二人の悪霊退散にはいつも“愛”が宿っていて、そこがたまらなく沁みる。
第3作:死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021)
死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
監督:マイケル・チャベス|出演:ヴェラ・ファーミガ(ロレイン・ウォーレン)、パトリック・ウィルソン(エド・ウォーレン)、ルアイリ・オコナー(アーニー・ジョンソン)、サラ・キャサリン・フック(デビー・グラッツェル)
🧠 物語の流れと結末を振り返る
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
1981年、青年アーニーが殺人を犯し、「悪魔に憑かれていた」と異例の裁判にかけられる。
ウォーレン夫妻は事件の霊的背景を調査し、アーニーの恋人の弟が過去に悪魔祓いを受けていたこと、さらに呪術師による“呪いの契約”が関わっていることを突き止める。
ロレインは霊視で呪術師の祭壇を発見し、夫妻は命がけで現場へ向かう。
そこでエドが操られロレインを襲うも、彼女の愛と信念により正気を取り戻す。祭壇を破壊すると呪いは解け、アーニーは有罪ながら減刑される。
夫妻は再び“信じること”の力を示し、悪霊に立ち向かう勇気と絆を証明した──。
🗣️ ちぶ~の感想・考察
シリーズもののホラーは大概つまらないのに、これは毎回面白い。
副題にツッコミたくなるけど、悪魔の証明よりも“愛の証明”に心が動く。
今回もウォーレン夫妻の絆に感動。
人は誰かに愛された記憶があるから、誰かのために動ける──そう思いたい。
でも、愛されていても悪魔のような人間になることもある。
それが一番怖い。
悪魔に惹かれる心理は異常で、でも人間の弱さでもある。
誰が加害者で誰が被害者かなんて分からない。
ホラー描写は手堅く、テーマは深い。
凡人には理解できない夫婦の絆が、ロマンチックなホラーとして胸に残る。
🎯 ちぶ~的評価
ちぶ~的評価は...
🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)です!
悪魔も魔女も見分けがつかないほど邪悪だけど、それ以上に怖かったのは、人間の浅はかさという名の闇だったー。
おわりに:映画「死霊館」シリーズ本編3作振り返ったら…”死霊館 最後の儀式”も最後まで見届けよう!
本編だけを振り返ることで、死霊館シリーズの“核”が見えてきます。
完結編『最後の儀式』では、ウォーレン夫妻の信念がどこへ向かうのか──。
3作を通して描かれてきたのは、悪霊との対峙ではなく、“信じること”の力だった。
死霊も悪魔も魔女も、結局は人間の弱さに寄り添ってくる。
それでも、ウォーレン夫妻は“愛”でそれを跳ね返してきた。
では──完結編『最後の儀式』では、何が試されるのか。
信じることは、救いになるのか。
それとも、信じることこそが呪いなのか。
ちぶ〜は、最後まで見届ける予定です!
ただ…田舎では上映がないので東京旅行先で鑑賞予定です!
あなたは、何を・誰を・信じますか?
本当に最後という噂の映画「死霊館 最後の儀式」を私と一緒に最後のシリーズを見届けましょう♥
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます! ちぶ〜でした!🫰





