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Netflixドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」感想・考察|グロい!実在の”ホラーの原型”!

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Netflixドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」ネタバレ感想・考察|グロい!実在した”ホラーの原型”!のイラスト

Netflixドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」ネタバレ感想・考察|グロい!実在した”ホラーの原型”!

Netflixでドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」(原題:Monster: The Ed Gein Story)を鑑賞したので、ネタバレありの感想と考察をお送りします!

Netflixの「ダーマー: モンスター: ジェフリー・ダーマーの物語」「モンスターズ: メネンデス兄弟の物語」を手がけたイアン・ブレナンが送り出すモンスターシリーズ第3作目はエド・ゲイン!


1950年代、ウィスコンシン州の片田舎で静かに暮らしていた孤独な農夫が、後のホラー映画史を根底から揺るがす存在になるとは誰が想像しただろうか?

Netflix実話ドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」は、サイコ、悪魔のいけにえ、羊たちの沈黙など数々の名作に影響を与えた“ホラーの原型”とも言える猟奇殺人鬼エド・ゲインの真実に迫る作品!

 

主人公エド・ゲインを演じるのはチャーリー・ハナム。

母オーガスタ役にはローリー・メトカーフが抜擢され、支配的な母子関係の狂気を濃密に描く。

さらに、スザンナ・ソンが謎めいた女性アデライン・ワトキンスを演じ、トム・ホランダーは映画界の巨匠アルフレッド・ヒッチコックとして登場!

 

ビッキー・クリープス(イルゼ・コッホ役)やオリヴィア・ウィリアムズ(アルマ・レヴィル役)といった実在の人物も物語に絡み、エド・ゲインの影響がいかに広範囲に及んだかを浮き彫りにする。

ホラー映画好きとしては外せないNetflixドラマ!

私なりの視点で感想を綴っていきます!

 

執筆&作画:ちぶ〜について

🎬Netflix実話ドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」の評価

ちぶ〜的評価は...

🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)です!

 

総評:「想像以上にキレイにまとめられたエド・ゲイン総集編!」

  • ストーリー:⭐⭐⭐☆☆
  • 演技:⭐⭐⭐⭐☆
  • 恐怖度:⭐⭐⭐☆☆

🌍 Netflix実話ドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」の世間の評価まとめ(Filmarks・IMDb)

・Filmarks:⭐️3.5/5.0(レビュー77件)

・IMDb(シリーズ総合):⭐️7.8/10(レビュー197,000件)

※現時点

 

🗣️Netflixドラマ実話「モンスター: エド・ゲインの物語」のみんなのレビューまとめ

👩「チャーリー・ハナムの変貌がヤバい!」

👦「ラストの見せ方が作家性を感じさせる」

👧「描写が生々しくて観るのがつらい…」

📖 Netflix実話ドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」のあらすじ&基本情報

🎞️ 鑑賞媒体:Netflix

原題:Monster: The Ed Gein Story

製作国:アメリカ 製作年:2025

全8話:各55分程度

監督:ライアン・マーフィー、イアン・ブレナン

脚本:ライアン・マーフィー、イアン・ブレナン

 

\Netflixドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」の予告編はこちら/

MONSTER: The Ed Gein Story | Official Trailer | Netflix(Netflixチャンネル)

 

ドラマの内容!

Netflixシリーズ『モンスター: エド・ゲインの物語』は、孤立と母親への歪んだ執着が生み出した惨劇を、1950年代の中西部を舞台に描く作品。主人公エド・ゲインの内面に迫りつつ、当時の社会やメディアがどのように“怪物”を作り出したかを問いかける。

作品引用元:モンスター: エド・ゲインの物語 - ドラマ情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarksドラマ

🎭Netflix実話ドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」のキャスト&登場人物

チャーリー・ハナム|役名:エド・ゲイン(主人公、孤立した農夫)

 

ローリー・メトカーフ|役名:オーガスタ・ゲイン(エドの母)

 

スザンナ・ソン|役名:アデライン・ワトキンス(エドと関係のあった女性)

 

トム・ホランダー|役名:アルフレッド・ヒッチコック(映画『サイコ』の監督)

 

ビッキー・クリープス|役名:イルゼ・コッホ(ナチスの女性看守)

 

オリヴィア・ウィリアムズ|役名:アルマ・レヴィル(ヒッチコックの妻)

 

レスリー・マンヴィル

 

ジョーイ・ポラリ

 

チャーリー・ホール

 

タイラー・ジェイコブ・ムーア

 

 

🧠 Netflix実話ドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」ネタバレ考察:ストーリーと結末を超簡単解説!

※ここからネタバレを含みますのでご注意ください。

🔍 メインストーリーの流れ(3ステップ解説)

🎾起:エド・ゲインの事情

ウィスコンシン州プレインフィールド。1950年代の静かな田舎町に、ひっそり暮らす一人の青年――エド・ゲイン。

彼は母・オーガスタと兄の3人で、ほとんど世間とかかわらず農場で生活していた。

母は敬虔なキリスト教徒で、「外の世界は罪だらけ」と信じて疑わない。

エドはそんな母の教えに守られながらも縛られ、女性や欲望を「汚れたもの」として刷り込まれていく。

彼にとって母はすべてであり、同時に逃れられない呪縛でもあった。

そしてある日、兄が母の支配から逃れようとしたことで悲劇が起こる。

エドは衝動的に兄を殺してしまい、そこから彼の世界はゆっくりと崩れ始めていく――。

 

そして、兄はそんな母親から逃げるようとしたため(結婚したい女性がいた)エドは衝動的に彼を殺してしまうのだった!

 

⌛️承:猟奇殺人鬼、エド・ゲインの誕生!

兄を失ったあと、母もまた病に倒れ、この世を去る。

エドにとってそれは「現実の崩壊」そのものだった。母がいなくなった世界で、彼は空っぽになってしまう。

喪失を埋めようと、エドは“母を再現する”という歪んだ願望に取り憑かれる。

夜な夜な墓を掘り返し、遺体を持ち帰っては、皮膚や骨を使って家具や服を作り上げる。

その家は、次第に“母の面影”と“死の香り”が混ざり合う恐怖の館に変わっていった。

 

一方、町では人の失踪事件が続発。

商店主のバーニス・ウォーデンが行方不明になったことで、警察の目がエドに向けられていく。

💣転:エドの秘密が明らかに!

警察がエドの家を捜索すると、そこはまさに悪夢のような空間だった。

人の皮膚で作られたランプシェード、頭蓋骨を使ったボウル、女性の皮で仕立てた衣装……。

すべてが“母の形見”のように並べられていた。

 

取り調べを受けても、エドは自分が何をしたのかを理解していない。

「誰かを殺した記憶がない」と答える姿には、正気と狂気の境界がもう存在していなかった。

 

こうして、エド・ゲインの事件はアメリカ中を震撼させ、のちのホラー映画――『サイコ』『悪魔のいけにえ』『羊たちの沈黙』など――の原型となる“怪物”の物語として語り継がれていく...

🎭 エド・ゲインの最後と結末&ラストシーン!

エド・ゲインは、「普通の刑罰を受けるべき人物」ではないと判断され、刑務所ではなく精神療養の施設へと送られる。

そこでも彼の頭の中は静まらず、幻覚や妄想が混在するのが日常だった。

 

収監後の世界でも、彼の影響は消えない。

実際の事件に触発されたり、彼の語り草となった“あの家”をモチーフにする模倣事件や創作は後を絶たず、いつの間にかエドは実在の人物を越えて「ホラーの原型」として語られる存在になってしまう。

皮肉なことに、彼の名前は物語を生み、物語はさらなる物語を呼ぶ。

 

晩年、体は病に蝕まれ、肺がんが原因で静かな最期を迎える。

 

ラストシーンでは...

墓地で馬鹿をやる若者たち。

ふざけているうちに視線が合う「誰か」。

それは「サイコ」のノーマン・ベイツ(アンソニー・パーキンス)!?

恐怖に駆られ、その場から逃げ出そうと車に乗り込むがその姿には青年にしか見えていないようで「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスもチェーンソーを振り回して追いかけてくる!

やがて、エド・ゲインが現れチェーンソーを振り回して消えていく...

 

そして最後は、母とふたり静かにベンチに座るショット。

母が囁く。

「お前を愛せるのは母だけ」。

エドは微笑む。

画面はフェードアウト——優しいようで実は恐ろしい狂気が一本の線でつながったまま、余韻だけが残るのだったー。

💬 Netflix実話ドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」ネタバレ考察&ツッコミ感想!

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

アデラインは実在した?

本作に登場するアデライン・ワトキンスは、実際のエド・ゲイン事件には存在しない“架空の人物”。

物語では、彼女はエドの内面を映す鏡のような存在として描かれる。

「母への愛と憎しみ」「女性に対する歪んだ理想像」──アデラインはまさに、それらが形になった“幻影”のようなキャラクター。

言い換えれば、彼女はエドの心の中に渦巻く罪悪感と欲望の具現化そのものと言えるでしょう。

劇中には、アデラインを殺す妄想シーン(『サイコ』のシャワーシーンを思わせる演出)もあり、観ている側も「彼女は現実に存在しないのでは?」と思うほど。

しかし、ラストシーンで再び登場することから、彼女は普通に“生きている人物”として描かれてはいる──けれど、その存在はあくまで曖昧...

 

正直、私はこのアデラインというキャラクターを**エドと並行して描く演出は不要だったのでは?**と思った。

そもそも実際のエド・ゲインは、極度に孤独で、誰かと深い関係を築くような人物ではなかったはず。

もし誰か一人でも心を通わせる相手がいたなら、あの残虐な事件は起きなかったのではないか。

しかも、事件が発覚したあとの「被害者の息子がエドの家の品々を売り出すシーン」以降、

アデラインは物語から完全に姿を消します。

そして、終盤で唐突に現れ、「私も頭がおかしいの」とだけ告げる──。

エドの狂気を補強する存在としての意図は理解できるものの、最終的には中途半端に感じた。

 

結果的に、アデラインというキャラクターを通して何を描きたかったのか、最後まで掴みきれなかったのが正直な感想ですね...

ラストシーンの意味!

ラストシーンでは、墓地でエド・ゲインの墓を荒らす若者たちが登場する。

その中で、一人の青年がノーマン・ベイツに手を振られ、さらにレザーフェイスにチェーンソーを振り回される場面も描かれる。

 

これは、たとえエドが死んでも、“残虐で悪魔のようなエド・ゲイン”の存在は永遠に残る——

そして、悪魔はまた現れ、恐怖は次々と更新されていく、という意味なのだと思います。

実際、エド・ゲインをモデルにした作品は今も生み出され続けている。

本作のNetflixドラマ「モンスター:エド・ゲインの物語」もそのひとつ。

そう考えると、あのラストシーンは妙に不気味で、背筋がぞくっとする演出です。

 

さらに、最後に母・オーガスタが「お前を愛せるのは母親だけ」と言うセリフ。

これは、永遠に母親の呪縛から逃れられなかったエドへの皮肉であり、本当の狂気はエド自身ではなく、母・オーガスタの支配から生まれたことを強く意識させる場面です。

 

ここが、この作品における最大の恐怖の核だと私は感じましたね!

📝Netflix実話ドラマ「モンスター: エド・ゲインの物語」ネタバレなし感想&まとめ:意外と普通だけど傑作ホラー映画の原点を知れるエド・ゲイン総集編

エド・ゲインは悪魔のような殺人鬼?

実は、エド・ゲインが認めていた殺人はたった2件。

被害者は、居酒屋の女主人メアリー・ホーガンと、金物店の女主人バニース・ウォーデンの2人だけです。

そのほかは、墓場から掘り起こした遺体を使って“作品”を作っていた——つまり、死体損壊や死体泥棒の罪でした。

現実のエドは、幻覚と妄想の中で生きており、殺害という事実ですら現実として正確に認識できていなかったのかもしれません。

本作では、彼の所業を決して美化してはいません。

しかし、後世のホラー映画がこぞって「狂気の殺人鬼エド・ゲイン像」を膨らませ、

事実よりもはるかに残虐で誇張された形で描いてきたこともまた事実です。

もちろん、人間とは思えない悪魔の所業に“同情”の余地など1ミリもない。

けれど、ここまで孤独で、精神が崩壊するほどの絶望の中で生きた人間を見たことがありません。

それは同情ではなく、共感でもない。

ただ、あまりに深い悲しみと孤独に触れたとき、観る側も一緒に底へ引きずり込まれるような感覚になる。

結局、人間の多面性というものは、どんな作品でも完璧には描き切れない——そう痛感させられる作品でした。

ホラー映画史に残る傑作のモデル!

本作の最大の見どころは、エド・ゲイン自身の物語をただ描くのではなく、ホラー映画史に残る傑作「悪魔のいけにえ」や「サイコ」、「羊たちの沈黙」が、どのようにエド・ゲインを通して生まれたかも描かれている点です。

 

特に、「悪魔のいけにえ」を生み出したトビ・フーバーのエピソードは熱かった!

正直、「悪魔のいけにえ」よりも「悪魔の沼」や「ポルターガイスト」の方が好みな私ですがw

それでも、このエピソードで「悪魔のいけにえ」がどのように生まれたかを描く演出にはグッときました。

まさにホラー脳全開の世界観で、ホラー好きにはたまらない演出です。

 

もちろん「サイコ」のエピソードも興味深い。

ノーマン・ベイツを演じたアンソニー・パーキンスの苦悩に焦点を当て、

彼の俳優人生にエド・ゲインがどのように影響したのか、という視点はとても面白かったです。

グロさはあるけど、意外と整った“エド・ゲイン史”

本作は確かにグロいシーンも多く、目を伏せたくなる描写もあります。

ですが、ホラー映画で見慣れている私にとっては想定内の描かれ方で、

むしろ意外と綺麗にまとめられた“エド・ゲイン史”という印象でした。

私のようにもっと過激でド派手なものを期待すると肩透かしかもしれません。

個人的には、モンスターシリーズでいえば、ジェフリー・ダーマーを描いた「ダーマー」の方が陰湿で気味が悪かったです。

エド・ゲインの影響&チャーリー・ハナムの怪演を楽しむのが正解

エド・ゲインがホラー映画にどのような影響を与えたのか、という視点で観るとより楽しめます。

また、エド・ゲイン演じたチャーリー・ハナムの怪演は、素晴らしかったです!

今までの彼とはまるで別人!

変態的なシーンも全力で、しかもあの喋り方がずっとキモすぎて...

間違いなく彼のキャリアは新境地へと達したと思います。

エド・ゲインに影響を受けたホラー映画作品を見直すきっかけにもなるので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

 

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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!  ちぶ〜でした!🫰