ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー

\年間約300本の映画を鑑賞!映画ブログ運営歴20年!イラスト付記事を毎日更新中!/『トップガン』で映画を知り『13日の金曜日』でホラー映画漬けで脳みそもホラー化の生粋ホラ女!映画でもう一つの人生を手に入れられる!レベルアップ呪術を発動中!/

Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」感想・考察|胸が締め付けられる貧困と差別、母親のリアル

※当ブログは広告を含んでいます。

Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」ネタバレ感想・考察|胸が締め付けられる貧困と差別、母親のリアルのイラスト

Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」ネタバレ感想・考察|胸が締め付けられる貧困と差別、母親のリアル

Netflixで映画「ストロー: 絶望の淵で」を鑑賞したのでネタバレありの感想と考察をお送りします!

 

監督は、Netflix映画「6888郵便大隊」でも黒人女性を描いていたタイラー・ペリー。

 

本作は、極限状態に追い込まれたシングルマザーが「ただ、娘のために生き抜こう」と必死にもがき絶体絶命のピンチに陥るーーという展開の社会派スリラー。

 

主演はアカデミー賞ノミネート経験を持つ実力派タラジ・P・ヘンソン。

社会から見放され、助けを求める声すら届かない——そんな過酷な現実のなかで、母親はどこまで追い詰められ、何を選ぶのか。

 

貧困、差別、孤独、そして“勘違い”が引き金となって引き起こされる予期せぬ出来事の数々。

まるで実話のようなリアルさで観る者の胸を締めつける、重厚で切実な物語がここにあります。

 

想像以上にしっかりと作り込まれた社会派作品でしたので、私なりの視点でじっくり感想と考察を綴っていきたいと思います。

 

\合わせて読む/
👍タイラー・ペリー監督作品の記事はこちら

chiboo-horror.com

chiboo-horror.com

 

 

執筆&作画:ちぶ〜について

Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」の評価

ちぶ〜的評価は…

🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)です!!

 

総評:「胸が締め付けられる想い…」

 

・ストーリー:⭐⭐⭐⭐☆

 • 演技:⭐⭐⭐⭐☆

・恐怖度:⭐☆☆☆☆

 

世間の評価は...

・Filmarks ⭐️(3.6/5.0) レビュー数:32件  

・IMDb⭐️(6.5/10)レビュー数:770件 

※現時点

 

Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」あらすじ&概要

🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:Netflix**

原題:Straw

製作国:アメリカ 2025年

上映時間:105分

監督:タイラー・ペリー

脚本:タイラー・ペリー

 

\Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」の予告編はこちら/

Netflix公式YouTubeチャンネル

映画の内容!

病気の娘を守ろうと闘うシングルマザー。悲惨な運命に次々と見舞われ、一日にして彼女の世界は容赦なく崩れ落ちてゆく。冷たい世間に生きることで限界まで追いやられた彼女は、救いの手を差し伸べようとしない社会を前に絶望的な選択を迫られる。

Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」キャスト&登場人物

タラジ・P・ヘンソン |役名:ジャナイヤ・ウィルトキンソン

主演を演じたタラジ・P・ヘンソンの代表作は、やっぱり2016年の映画「ドリーム」。

この作品で彼女は、NASAの黒人女性数学者キャサリン・ジョンソンを演じていてアカデミー賞作品賞にもノミネートされた話題作として世界的な注目を浴びましたね!

知性と情熱を併せ持つキャラクターを圧倒的な説得力で演じていて、多くの観客の心を打ちました。

どちらかというと社会派の作品のイメージがあったので本作もやっぱり説得力がありました。

こんな役は誰にでも演じられるわけじゃない。

ものすごいリアルな迫力があって実話のような緊張感がありました。

やっぱり、彼女は実力派女優ですね!

 

\合わせて読む/
👍タラジ・P・ヘンソン出演の映画「ドリーム」の記事はこちら

chiboo-horror.com

他キャスト

シェリー・シェパード |役名:ニコール

 

テヤナ・テイラー |役名:レイモンド刑事

 

グリン・ターマン |役名:リチャード店長

 

シンバッド |役名:ベニー

 

ロックモンド・ダンバー |役名:ウィルソン署長

 

 

Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」ネタバレ考察:内容と結末を超簡単解説!(ツッコミ感想込み)

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

🔍ストーリーの流れ

【🔑主要キャラ】

⚫︎ジャナイヤ(演:タラジ・P・ヘンソン)・・・困窮し、絶体絶命のシングルマザー。

⚫︎ニコール(演:シェリー・シェパード)・・・親切な銀行の女性支店長。

 

⚫︎レイモンド刑事(演:テヤナ・テイラー)・・・ジャナイヤの交渉役をする刑事。

 

【3ステップで解説!】

🥎起:シングルマザーのジャナイヤは、病気を抱える娘の治療費を稼ぐために仕事を二つ掛け持ちし、貧しい生活を送っていた。しかし、ついに家賃が払えなくなり、強制退去されてしまう。さらに、職場でもクビを宣告され、絶望のどん底に突き落とされる!

 

承:せめて退職金だけでももらおうと、ジャナイヤはリチャード店長のもとを訪ねる。ところがそのタイミングで強盗が現れ、店内はパニックに。混乱の中、リチャード店長はジャナイヤを共犯だと通報してしまう。絶体絶命の状況で、彼女は反射的に強盗と店長を射殺してしまう。

 

💣転:なんとしても退職金の小切手を換金したいジャナイヤは銀行へ向かうが、拳銃を所持していたことから、周囲に強盗と誤解されてしまう!

🎭ジャナイヤの結末とラストシーンを考察!

【ジャナイヤの悲しき結末】

実は、ジャナイヤの娘はすでに病気で亡くなっていました!悲劇は冒頭から始まっていたのです!

冒頭で病院から娘を抱きかかえて去ろうとするジャナイヤのシーンがありますが、私はずっと「具合が悪い娘を薬代が払えずに追い出された」と思い込んでいました。

 

しかし、最後の最後に娘が亡くなっていたことが明かされ、ジャナイヤの暴走の理由がやっと腑に落ちました。

 

正直、「そりゃ自暴自棄にもなるよな…」と、ジャナイヤへの共感が一層深まりました。

 

また、こんなにも黒人女性のシングルマザーが生活に困窮してしまう社会って何なんだ?と、物語の中盤まではイライラが止まりませんでした。

 

娘が学校の教師に通報され、児童相談所に連れていかれるシーンは妄想だったと思いますが、実際そうなってもおかしくないという現実の恐ろしさを感じました。

 

・娘の治療費や薬代が払えなくて仕事を掛け持ちしても賃金が低くて困窮!

・学校に通報され、娘が児童相談所に連れ去られる!(結果、妄想ではありましたが)

・家賃が払えなくて強制退去させられる!

・警官に車をぶつけられたせいで車を奪われる!

・強盗犯と勘違いされて通報されてしまう!

という災難に災難を重ねても...

 

結局は、

誰も助けてくれない!

 

その叫びは、銀行で強盗犯と誤解されなければ誰にも聞いてもらえなかったのです。

 

社会の恐ろしさ、不条理さ、不平等に心底腹が立ちました。

 

【ラストシーンが示唆するもの】

ジャナイヤは、銀行の支店長・ニコールと一緒に投降し逮捕されます!最後まで寄り添ってくれたニコールに感謝し、ジャナイヤを応援しに来た群衆を見て少し安堵の表情を見せるところで物語は幕を閉じる!

銀行強盗犯だと誤解されたジャナイヤは、レイモンド刑事の説得で徐々に落ち着きを取り戻します。

 

ニコールもレイモンド刑事も、ジャナイヤの苦労や苦しみに本気で共感し、助けたいと思っていたからこそ彼女も心を開けたのでしょう。

 

ジャナイヤはただ、自分の話を聞いてほしかった。

 

どんなに苦しくても娘を育てたかった。

 

それだけなのに、現実はどんどんこじれて絶望していったのです。

 

ラスト直前には最悪の結末も映し出されます。

 

それは、突入した警察に撃たれてしまうシーン。

 

あれは「そうなってもおかしくない」「社会はそれほど厳しく不平等だ」というメッセージだと感じました。

 

だからこそ、ジャナイヤが生きたまま逮捕されて本当に良かった。

 

きっと彼女には味方がいる。

 

あのラストは、「確かに社会は最低で最悪だけど、人生には捨てたものじゃない希望もある」というメッセージではないでしょうか。

💬ちょっとツッコミ&感想

支店長のニコールが、そもそもジャナイヤが持っていた娘の自由研究の装置を爆弾だと勘違いしたことで事が大きくなりすぎた。

確かに、拳銃を持っているからそう思っちゃうのかもしれないけど...

あれを爆弾じゃないと判断できない警察もヤバい気がするw

 

レイモンド刑事と支店長のニコール以外は、全員そこそこイラつく奴らばかりで中盤まではストレスが溜まった!

事実確認をロクにせずに突入を強行しようとするFBIやジャナイヤに車をぶつけておいて、難癖付けてきた警官に関してはマジでありえなかった!

 

後半にあの展開がなければ私は怒ってたよw

わざとあの展開なんだろうけど...

あまりにもひどいので、途中で挫折する人もいるかもなって思いました。

Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」ネタバレなし感想&まとめ:実話のようなシングルマザーの現実に胸が締め付けられた!

主演・タラジ・P・ヘンソンの鬼気迫る演技がとにかく圧巻!

彼女が演じたからこそ、シングルマザーとしてのリアルな苦しみや葛藤がひしひしと伝わってきました。

 

もちろん、すべての黒人女性が同じような生活を送っているわけではありません。

それでも、彼女のように「目に見えない差別」や「社会に根付いた不平等」に苦しめられている人は、現実に確かに存在します。

 

「助けてほしい」と言うことすらできない人は、いったいどうすればいいのか?

 

この映画を観ながら、そんな問いがずっと頭を離れませんでした。

 

結局のところ、ジャナイヤのように“強盗犯”という極端な状況に追い込まれなければ、誰も耳を傾けてくれないのかもしれない——。

 

そんな社会の冷たさに、胸が苦しくなりましたね...

 

💡ちぶ~的おすすめポイント

●ラストまで目が離せず、終始胸が締め付けられるような1本!

●社会派ドラマとしても、俳優陣の演技を見る映画としても非常に見応えがある!

 

ちょっとヘビーな人間ドラマがあるスリラーでした。

中盤まではイライラする部分もあるので、注意が必要ですが...

ラストでは衝撃的な展開が待っていますので、ぜひ我慢して最後まで観ていただければ

と思います!

 

→Netflix映画「ストロー: 絶望の淵で」はNetflixでしか観れませんが...

同じくタイラー・ペリー監督作品の…

**「タイラー・ペリーのデュプリシティ 嘘と裏切り」観るならコレ**

【Amazonプライムビデオ】は初回30日間お試しで鑑賞できる

Amazonプライムはこちら

 

→「アメリカ黒人女性史」が気になるなら

【Kindle Unlimited】は初回30日間お試しで読書できる

Kindle Unlimitedはこちら

👉 Kindle Unlimitedおすすめポイント!

私も映画・ドラマ関連の書籍を読むために、無料期間中に使い倒しました!

読み放題プランの中には、映画原作やメイキング本、ホラー特集の雑誌も意外と充実していて楽しいですよ👻🎬

 

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!  ちぶ〜でした!🫰