Netflixドラマ「特別捜査部Q」を鑑賞したのでネタバレありの考察と感想をお送りします。
「特別捜査部Q」は、デンマークの作家ユッシ・エーズラ・オールスンの小説「特捜部Q」シリーズが原作。
北欧・デンマーク版の実写映画「特捜部Q」は人気があるシリーズで、私も大ファン!
Netflixドラマ版はイギリスで原作の舞台であるデンマークのコペンハーゲンから、スコットランドの首都エディンバラになっている。
北欧ミステリーのような重厚さを持ちながら、イギリスらしいコミカルさもあって観やすい!
これをきっかけにデンマーク版「特捜部Q」も再注目されたらいいなぁ!
ドラマの内容を超簡単に解説しながら、見どころも含めて語りたいと思います!
- Netflixドラマ「特別捜査部Q」の評価
- Netflixドラマ「特別捜査部Q」あらすじ&概要
- Netflixドラマ「特別捜査部Q」キャスト&登場人物
- Netflixドラマ「特別捜査部Q」ネタバレ考察:内容と結末を超簡単解説!
- ネタバレなし感想&まとめ:シーズン2への期待とイギリス版Netflixドラマ「特別捜査部Q」をおすすめしたい理由!
Netflixドラマ「特別捜査部Q」の評価
ちぶ〜的評価は…
🐽🐽🐽🐽🐽5ブヒ(うるるんちぶ〜)です!!
総評:「たまらない!北欧版とは違う魅力が満点!おすすめ!」
・ストーリー:⭐⭐⭐⭐⭐
• 演技:⭐⭐⭐⭐⭐
・恐怖度:⭐⭐⭐⭐☆
世間の評価は...
・Filmarks ⭐️(3.8/5.0) レビュー数:92件
・IMDb⭐️(8.1/10)レビュー数:3000件
※現時点
〜みんなのレビューをまとめてみた!〜
⚫︎カールが率いる未解決事件専門の特別捜査部Qチームメンバーのキャラ描写が魅力的!
⚫︎感情的および身体的な苦悩、制度の機能不全、個人的な贖罪といったテーマは視覚的にも心理的にも見応えがある!
Netflixドラマ「特別捜査部Q」あらすじ&概要
🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:Netflix**
原題:Dept. Q
製作国:イギリス 2025年
全話9話:各話54分程度
監督:スコット・フランク
脚本:スコット・フランク
原作:ユッシ・エーズラ・オールスン
\Netflixドラマ「特別捜査部Q」の予告編はこちら/
ドラマの内容!
強引で無骨だが凄腕の警官が新設部署のトップに就任。寄せ集めとも言うべきはみ出し者たちを従えて、エディンバラ中の未解決事件の謎を解き明かしていく。
Netflixドラマ「特別捜査部Q」キャスト&登場人物
マシュー・グード |役名:カール・マーク
イギリス出身で本当は端正な顔立ちと上品な雰囲気がとてもイケメンな俳優さんw
『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)で天才数学者アラン・チューリングの同僚ヒュー・アレクサンダー役や『マッチポイント』(2005、監督:ウディ・アレン)の主人公の親友トム役を演じていたらしい!
全然、気づかなくてごめんw
今回、紳士役とは正反対の役柄で嫌味だけど、どこか憎めないという雰囲気は北欧版とは少し違っていて素敵だった。
北欧版の暗さが苦手だった人はきっと彼のユーモアで最後まで観ることができると思う!
クロエ・ピリー |役名:メリット・リンガード
どこかで観たことがあると思ったら...
アマプラでも配信中の「夜の来訪者」に娘のシーラ・バーリング役で出演してた!⇩
美人というよりは、個性的な顔立ちで知的な雰囲気がある。
「夜の来訪者」での演技も素晴らしかったが、こちらの弁護士役も素晴らしかった!
あの鬼気迫る演技には感動しかない!
ぜひ、「夜の来訪者」も傑作なので合わせて鑑賞してほしい!
他キャスト
アレクセイ・メンヴェロフ |役名:アクラム・サラム
ケリー・マクドナルド |役名:レイチェル
ケイト・ディッキー 役名:モイラ
リア・バーン |役名:ローズ
Netflixドラマ「特別捜査部Q」ネタバレ考察:内容と結末を超簡単解説!
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
🔍ストーリーの流れ
【👮特別捜査部Q・警察関連のキャラ紹介】
⚫︎カール・マーク(演:マシュー・グード)・・・冷酷で嫌味のため嫌われ者だが有能な男。
⚫︎アクラム・サラム(演:アレクセイ・メンヴェロフ)・・・元シリアの警官でシングルファーザー。カールの助手になる。
⚫︎ローズ(リア・バーン)・・・ひき逃げ事故を起こしそのトラウマで自殺未遂を図ったため内勤にされたが、名誉挽回のために仲間入りする。
⚫︎ハーディ(ジェイミー・サイヴス)・・・カールの相棒。カールと現場で銃撃され下半身付随になり、リハビリ中。
○モイラ(演:ケイト・ディッキー)・・・カールのボス。警察の予算GETのために未解決事件を解決する特別捜査部Qを立ち上げる。
○レイチェル(ケリー・マクドナルド)・・・カールのカウンセラー。お互い歪み合いながらも好意を持つ?
【🕵️♀️メリット・リンガード事件関連のキャラ紹介】
⚫︎メリット・リンガード(演:クロエ・ペリー)・・・有能な美人検事だが、フィンチが自分の妻殺しの容疑者となった事件で敗訴してしまう。
⚫︎ウィリアム・リンガード・・・メリットの弟で失語症。
⚫︎法務長官スティーブン・・・メリットのボス。特別捜査部Qの担当。
【3ステップで解説!】
🥎起:カールは銃撃事件後、復帰するがモイラの企みにより未解決事件を捜査する特別捜査部Qのボスになることに!
⌛承:アクラムを助手、ローズとリハビリ中のハーディを仲間にし、”メリット・リンガード失踪事件”を捜査していく!
💣転:最初はフィンチの妻殺し事件関連だと思っていたが、メリットの周辺を調べていくうちに過去が明らかになり犯人に近づいていく!
地下Qに設立された未解決殺人事件を扱うチーム特別捜査部Qは、個性的なメンツばかりで...
だけど、なんだかんだでカールが仲間たちと一緒に真相に近づいていくーー
主軸が、カールとハーディが銃撃された「リース・パーク事件」。
特別捜査部Qが一番最初に扱う事件が「メリット・リンガード失踪事件」。
メリットが失踪前に扱っていた事件が「フィンチの妻殺し事件」。
で、メリットの過去を調べていくうちに浮上していくのが「ウィリアム襲撃事件」。
メリットが事件前まで会っていた男が死亡した事件が「サム・ヘイグ転落死事件」。
という感じで、事件がたくさん入り組みながら物語が進行します!
🎭①メリット・リンガード失踪事件の犯人と真相
メリットを4年前に減圧室に監禁したのは・・・メリットが10代の荒くれ少女だった時代に付き合っていたヘンリーの弟・ライルと、その母・アルサでした!
【ウィリアム襲撃事件の真相】
✅メリットの弟・ウィリアムが失語症になった原因は、ヘンリーではなく弟・ライルの犯行だった!
・当時、ヘンリー(メリットの元恋人)は、彼女の母親の宝石を盗み、駆け落ちを計画中。
・その現場に偶然ウィリアムが遭遇。
・そこへ現れたのが、ヘンリーの弟・ライル。
👉ライルは、ヘンリーを守りたい気持ちと、彼を独占したいという歪んだ執着心から暴走し、ウィリアムに重傷を負わせてしまった。
【母アルサ犯行の動機】
✅母のアルサは、その真実を知らなかった!
ヘンリーがウィリアム襲撃事件後の逃亡中に転落死した恨みで、メリットをライルと一緒に誘拐したのだった!
【ライルの犯行動機】
✅元々、ヘンリーとライルは母のアルサから日常的に虐待されておりメリットを監禁した減圧室に閉じ込められることも多々あった。
母親からの虐待に重ね、ヘンリーを亡くしたことでライルは完全に狂ってしまった!
ウィリアム襲撃事件を起こした時から、すでに彼はサイコになっていたのでしょう。
🎭②サム・ヘイグ転落事件の犯人と真相
メリットが会っていた記者のサム・ヘイグの正体はライルだった!本物のサム・ヘイグは転落死に見せかけてライルが殺害し、サムと入れ替わっていたのだ!
✅兄のヘンリーを愛するが故に、メリットに対しても奇妙な執着を抱き、記者のサム・ヘイグとして近づき関係を持った!
🎭③フィンチの妻殺し事件裁判の真相
フィンチの妻殺し裁判の証人・カースティの証言を止めたのは法務長官スティーブン!フィンチの仲間たちに娘を殺されかけたため脅しに屈していた!
✅薬中だったカースティは、以前シェルターにいてフィンチの妻と知り合いだった。
そこでフィンチから虐待を受けていることを聞いていたため、それをメリットに頼まれ証言するはずだった。
✅裁判ですでにフィンチは勝訴しているため、妻殺しの犯人として逮捕できず。
カールの義理の息子・ジャスパーに対しても脅してきたりとなかなかヤバそうな人物だが、結局本筋の解決には直接関与していなかった!
🎭④リース・パーク事件の犯人と真相
犯人はシーズン1では明かされなかった!が、夢の中では地元の犯罪組織を率いるユージーン・エリングトンの部下であるチャーリー・ベルだが...真相はいかに!?
✅面通しまではしたが、カールが犯人と断定できる容疑者はいなかった!
✅一緒に銃撃事件の現場にいた警官・アンダーソンもエリングトンの部下で、事件はアンダーソンを始末するための罠だった可能性がある!?
なんとなく真相に近づいているのか?
という雰囲気までしか解明しませんでしたね。
💐特別捜査部Qシーズン1の結末とラストシーンの考察
無事に減圧室からメリットを救出し事件解決!逮捕時にカールがライルに撃たれるも反撃して銃殺しライル死亡!母・アルサも犯行がバレたと悟り、自殺!
✅ライルと母・アルサの二人は逮捕ではなく「死亡」!
→全ては母親のアルサが原因だったのに、逮捕もされないなんて...悔しすぎる〜。
✅メリットは4年間の苦しみから解放され、ウィリアムとも感動の再会!
→失語症のウィリアムだけど、メリットに対する愛がちゃんとあって事件解決の鍵になっていた。
彼にはメリットと幸せになってほしいなぁ。
✅カールはフィンチの裁判で、カースティの証言をフィンチに脅されて揉み消した法務長官スティーブンに「黙認する代わりに、部の予算アップとアクラムの警部昇格」を条件に出す!
→やっぱりそう来なくちゃねw
アクラムは、シリアの警官だったからなのか残酷な危うさがあるんだけど...
とても優秀だし、シーズン2をガッツリ意識した要求でしたw
✅ラストシーンでは、特別捜査部Qにカール、アクラム、ローズ...そして下半身付随からリハビリを続け杖ありで歩けるようになったハーディがやってくるシーンで終了します!
→ハーディが特別捜査部Qの入り口にある階段を見て文句を言っている姿を見てカールが嬉しそうに頬むシーンは...
ちょっと幸せな気分になってしまいましたねぇ!
ボスのモイラも、ハーディの復帰を表には出さないけれど歓迎していて...
というシーンも好きでした!
北欧版にはない設定や結末は、新鮮でこれはこれで面白いのではないかと思います!
そして、これは完全に北欧版「特捜部Q 檻の中の女」のリメイクではないかと思いますので見比べてみるのもいいかもです!
「特捜部Q 檻の中の女」の記事はこちら→特捜部C 混乱の中の女「特捜部Q 檻の中の女」 - ホラー映画さえあれば!ちぶ〜のイラスト付きレビュー
ネタバレなし感想&まとめ:シーズン2への期待とイギリス版Netflixドラマ「特別捜査部Q」をおすすめしたい理由!
デンマーク版もいいけどイギリス版もいい!
いやぁ〜。
素直に面白かった!
ここまでどっぷり最初から最後までハマれたNetflixドラマは、久しぶりかも!
そもそも私は、デンマーク版の「特捜部Q」シリーズが大好きで全て鑑賞済み。
もちろん、原作寄りの「特捜部Q」の世界観も重くて暗い雰囲気もいいですがイギリス版でスコットランドが舞台の「特別捜査部Q」も意外とその世界観を壊さずにエンタメ要素を付け足していい感じにリメイクされていた!
特に主演でカール役を演じたマシュー・グードは、嫌な男なんだけど上品さを失わないユーモアがあって好きでしたね。
カールと同居していて、カールの義理の息子・ジャスパー(前妻の息子)の面倒も見てくれている謎のおっさん・マーティンとの掛け合いがまた最高なわけですよ!w
何気にマーティンがこのドラマの中で一番好きなキャラかもw
カールのカウンセラーのリサも素敵な女性で〜。
相棒のハーディとの友情もグッとくるし〜。
なんだかんだでカールは愛されている!
と、分かる関係性もきちんと描かれていることで見やすさが倍増してましたね。
シーズン2は絶対にある!
カールの過去に関わるリース・パーク事件の謎がまだ残っていて、今後この事件がずっと主軸で残ると踏んでいる。
また、相棒となったアクラムの気になる過去もあまり明かされていないため...
基本的にはシーンズン2はあると思いますね!
ただ、これについて言及している記事はない。
多分、Netflixで配信してヒットすれば続編を考えるのかもしれない。
なので、観て!!👀w
🔍ドラマの見どころをまとめると…
✅本格クライムサスペンス×キャラの人間味が絶妙バランス!
→ シリアスだけど、重すぎない。テンポも良くて観やすい!
✅主演マシュー・グードのクセ強だけど魅力的なカール像!
→ 過去に色々抱えてるのに、なんだかんだ憎めない男!
✅相棒アクラムやハーディ、マーティンなど脇役も主役級に超いい味出してる!
→ ひとクセあって、でもちゃんと“チーム感”があるのが最高。
✅舞台はスコットランドのエディンバラ
→ ロケーションが美しく、デンマーク版とも違うダークな空気とミステリーがよく合う!
✅伏線が丁寧にちりばめられてて、謎解き要素もしっかり
→ 見れば見るほど「え、この人何者…?」ってなる展開多め!
📣とにかく、英国ドラマ好きも北欧ミステリ好きも、どっちも満足できる作品でした!
リース・パーク事件やアクラムの謎など、まだまだ気になることだらけなので…
シーズン2、ほんとにお願いだから作ってほしい!!!Netflixさん頼みます🙏
→Netflixドラマ「特別捜査部Q」はNetflixでしか観れませんが...
デンマーク版の「特捜部Q」シリーズ観るなら!
\【Amazonプライムビデオ】は初回30日間お試しで鑑賞できる/
→Netflixドラマ「特別捜査部Q」の原作「特捜部Q」シリーズ読むなら
\【Kindle Unlimited】は初回30日間お試しで読書できる/
👉 Kindle Unlimitedおすすめポイント!
私も映画・ドラマ関連の書籍を読むために、無料期間中に使い倒しました!
読み放題プランの中には、映画原作やメイキング本、ホラー特集の雑誌も意外と充実していて楽しいですよ👻🎬
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます! ちぶ〜でした!🫰