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映画「ストップモーション」感想・考察|グロくて気持ち悪い!危うい“自我”の正体とは?

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映画「ストップモーション」ネタバレ感想・考察|グロくて気持ち悪い!危うい“自我”の正体とは?のイラスト

映画「ストップモーション」ネタバレ感想・考察|グロくて気持ち悪い!危うい“自我”の正体とは?

 

本当は映画館で観たかった映画「ストップモーション」をU-NEXTで鑑賞したのでネタバレありの感想と考察をお送りします!

 

私、前から思ってたんですよ!

ストップモーションアニメを製作する人たちってストレス溜まらないのかな?ってw

だから、この題材がすでに好き!

ストップモーションアニメの世界観に実写が入り込む構造は、主人公の精神世界と繋がっていて見応えがあった!

 

シッチェス・カタロニア国際映画祭で審査員賞特別賞を受賞しているので、面白さはお墨付き!

ということで、この作品の魅力も一緒に語っちゃいます!

 

 

執筆&作画:ちぶ〜について

映画「ストップモーション」の評価

ちぶ〜的評価は…

🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)です!!

 

総評:「1ミリずつ(なんならそれ以下?)動かす仕事って...あたしぁ、1日もできませんよ!w」

 

・ストーリー:⭐⭐⭐⭐☆

 • 演技:⭐⭐⭐⭐☆

・恐怖度:⭐⭐⭐☆☆

 

世間の評価は...

・Filmarks ⭐️(3.5/5.0) レビュー数:1806件  

・IMDb⭐️(5.6/10)レビュー数:10000件 

※現時点

 

〜みんなのレビューをまとめてみた!〜

⚫︎ストップモーションアニメと実写の融合により、創作の過程で現実と幻想が交錯する様子がリアルに描かれていた!

⚫︎
物語の構成やテーマの解釈が難解で、観る者によっては評価が分かれるかも?

⚫︎
ストップモーションアニメのビジュアルは不気味ながらも魅力的で、特に「灰男」のデザインが印象的!
 

そうなんですよね〜。

ストップモーションアニメの人形たちは不気味で最高に気持ち悪いw

そこは世界観がすごい作り込まれていて好きでした!

でも、やっぱり観る人を選ぶ作品であることには違いありません。

私は好きでしたが、グロテスクなシーンもあるし基本的には気持ち悪さがずっとあるのでホラー初心者向けではないでしょうね。

映画「ストップモーション」あらすじ&概要

🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:U-NEXT**

原題:Stopmotion

製作国:アメリカ 2023年

上映時間:93分

監督:ロバート・モーガン

脚本:ロバート・モーガン、ロビン・キング

 

\映画「ストップモーション」の予告編はこちら/

シネマトゥデイ公式YouTubeチャンネル

映画の内容!

偉大なストップモーション・アニメーターであるスザンヌ・ブレイクの愛娘エラは、母の病により中断された作品を完成させようと奮闘する。 しかし、独力では作業が進まず、偶然出会った謎の少女の力を借りながら制作を進めるが、次第に現実と虚構の壁が崩壊し精神的に追い詰められていく...。

映画「ストップモーション」キャスト&登場人物

アシュリン・フランチオージ |役名:エラ(母親が巨匠)

観終わったから気づきましたが...

あのつまらないドラキュラ映画「ドラキュラ/デメテル号最期の航海」にも出てたし、「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」にも出てた!

え〜!!

全然気づかなかった...

役柄で雰囲気が全然違う!

どこにでもいそうな雰囲気だからなのか?w(失礼)

いやぁ〜素晴らしい演技!

ラストまでの畳みかけるようなシーンの連続に引き込まれました!

そのうち、アカデミー賞とか獲るかもよ?

 

\合わせて読む/
👍アシュリン・フランチオージの熱演が素晴らしい作品の記事はこちら

chiboo-horror.com

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他キャスト

トム・ヨーク |役名:トム(エラの彼氏)

 

ケイリン・スプリンゴール |役名:少女

 

セリカ・ウィルソン・リード |役名:ポーリー(トムの妹でアニメーター)

 

ステラ・ゴネット |役名:スザンヌ

 

ブリジッタ・ロイ

 

 

映画「ストップモーション」の内容と結末を簡単に解説!(※ネタバレあり)

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

突然現れた少女から始まる物語

ストップモーションアニメ界の巨匠であるスザンヌ(ステラ・ゴネット)の娘・エラ(アシュリン・フランシオーシ)は、スザンヌが病気で手が動かなくなってしまったため彼女の手となり、作品の製作を手伝っていた。

 

そんなある日、見知らぬ少女から(ケイリン・スプリンゴール)「その作品はつまらない」と言われてしまう。

そして、「自分が考えた話・森で迷子になる少女の話の方が面白い」と言われ提案された物語をエラは少女と一緒に制作することになる。

 

少女の物語の中に出てくるアッシュマン(灰男)をエラが作ってみるが...

少女から「アッシュマンは死人だから、人形も死体から作るべき」と言われ、要求がどんどん過激になっていく...

恐怖と怒りを感じたエラは、一度少女との関係を断つ

 

が、結局自分一人だけでは物語の展開を考えることができない。

パーティーでLSDを使用し、アイディアを生み出そうとする。

しかし、創作のアイデアが枯渇するなかで、エラは再び少女の存在を求めるようになり、少女の言葉通り「死骸が必要」だと感じはじめ、次第にグロテスクで危険な方向へとアニメーション制作がエスカレートしていく。

エラとアニメーションの結末

エラは、どんどんアニメーションの製作にのめり込み、トムの妹であるポリーに作品をパクられさらにアニメーションの世界と現実が混濁していきます。

仕舞いには、アニメーションのアッシュマンの幻覚を見て怪我をしてしまう。

 

入院したエラは、母が亡くなったことを知る。

それでもアニメーションを早く作ろうと急かす少女をエラは絞め殺す。

 

が、少女は死んでおらずエラは自分が狂ったことを改めて実感する。

少女は、アッシュマンをもっとリアルに血が通ったものにしようと言ってくる。

エラは、自分の足の傷口に手を突っ込み血管を引きちぎる。

エラは、止めるトムを階段から突き落とし、さらにはポリーの首も切り裂く。

 

エラは二人の死体から等身大アッシュマンを作り、撮影するが...

アッシュマンがエラを襲い始める。

少女はアッシュマンの暴走を見たあと、「これは私が求めていた物語じゃない」と冷たく言い残し、エラのもとを去っていきます。

 

焦ったエラは、自分の顔の皮膚をちぎってアッシュマンに与え、食べさせる...

 

ラストシーンでは...

物語の中にある家に入ったエラは、出来上がった映像を見つける。

その映像は、アパートで死んでいるエラだった。

 

エラは、その映像を見た後に棺桶のような箱を開ける。

少女に「私はこの映画が好き」と言われると、エラは微笑んでその箱に入り蓋を閉めました...

というところで終了します!

映画「ストップモーション」ネタバレあり考察&感想:エラのラストの意味とヤバすぎた少女と自我の正体!

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

 

😱自我の崩壊とアニメーションの融合がもたらす“狂気”

物語の結末は、実はとてもシンプルです。

自我の崩壊を、ストップモーションアニメという不気味で気持ち悪い世界観と融合させただけ。

でも、その融合の仕方があまりにも独特なので、強烈な印象を残します。

 

だからこそ、映画「ストップモーション」はただグロいだけでなく、精神的にも深く突き刺さってくる、素晴らしく恐ろしい作品なのです。

 

👧少女の正体はエラ自身?

劇中でエラにしか見えない少女――彼女の正体は...

**エラ自身の“もうひとつの自我”**であると考えられます。

 

母親からは「操り人形」と言われ、周囲の人間からも「自分がない」「才能がない」と否定され続けてきたエラ。

母の死によって本来は解放されるはずだったにもかかわらず、彼女はより深く自分を見失ってしまう。

その果てに現れたのが、あの少女だったのでしょう。

 

🔪自分で“自分”を殺すということ

少女は、エラが気づけなかった自我そのもの。

本当は存在していたのに、劣等感や自信のなさによって、自ら押し殺してしまった“個性”の象徴です。

 

少女が「死体からアッシュマンを作れ」と言い出すあたりから、創作に身を捧げること=自我を削ることがどんどん過激になっていきます。

 

そして少女がエラを突き動かし、ついには血を、肉を、命そのものを“作品の素材”として差し出すようになる……

この時点で、エラの精神はすでに崩壊していたと言えるでしょう。

 

📝ラストの意味:創作の果てに残るもの

ラストシーンでエラは、完成した作品の映像を見つけ、それを再生します。

そこには、アパートで死んでいる自分の姿が映っている――

つまり、作品の完成と引き換えに、エラは自分自身を完全に捨てたのです。

 

棺桶のような箱に入り、少女に「この映画が好き」と言われて微笑みながら蓋を閉める――

それは、ようやく自分の“作品”が認められたという満足とともに、自分という存在を完全に終わらせる選択。

 

つまりあのラストは...

 

創作とは、自我をすり減らし、削ぎ落とし、命をも捧げる行為。

そして、本当の“自分”に出会う瞬間とは、時に破滅と表裏一体。

 

という、非常に冷たくも残酷なメッセージだったのではないでしょうか。

 

もちろん、観る人によって結末の捉え方はさまざまだと思います。

だからこそ見応えのある作品だと言えるでしょうね!

 

映画「ストップモーション」ネタバレなし感想&まとめ:グロテスクで気持ち悪いアニメーションと実写が入り混じる悪夢的世界観は一見の価値あり!

映画「ストップモーション」は、グロテスクでただ気持ち悪いだけの映画ではありません!

 

「創作とは何か」「自我とは何か」といった根源的な問いを、グロテスクなビジュアルと精神世界を表現した物語で突きつけてくる、非常に芸術的で挑戦的なホラー作品です。

 

結局、この世の中で生きていくためには「自我」や「個性」は、自分の武器になります。

でも、その武器を持てるかどうかは、自分自身の力にかかっています。

 

私自身も会社での育成や昇進を経験する中で、自分と向き合い、個性を引き出すことでなんとか乗り越えてきた実感があります。

 

確かに、見る人を選ぶ映画であることは否定できません。

ですが、創作に関わる人間に限らず、自分自身の在り方に悩んだことのあるすべての人に刺さるテーマが詰まっていると感じました。

 

まさに“精神が削られる系ホラー”...

 

不気味でありながら、どこかクセになるストップモーションアニメの世界観は、一見の価値ありです!

私はこういうのが大好物ですw

 

興味のある方はぜひ観てみてくださいね!

 

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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!  ちぶ〜でした!🫰