デミ・ムーア主演の映画「サブスタンス」をTOHOシネマズ秋田で鑑賞したので、早速ネタバレありの考察と感想をお送りします!
映画「サブスタンス」は、フランス人の女性監督コラリー・ファルジャが監督、脚本、編集、製作。
デミ・ムーアを主演に迎え、年齢のせいで仕事を失った元スターの役を演じていて見事ゴールデングローブ賞では主演女優賞を受賞した話題の作品!
設定からして結末は見えていたし、SNSに流れた映像でちょっと知ってしまった展開w
でも、そんなの関係なかった!
これは、間違いなく傑作!
女性監督だからこそできた”美しさ”への執着。
あのラストは圧巻!
この前、また一つ歳を取ったばかりの私が辛辣に考察していくぞw
- 映画「サブスタンス」の評価
- 映画「サブスタンス」あらすじ&概要
- 映画「サブスタンス」キャスト&登場人物
- 映画「サブスタンス」衝撃のラストまでネタバレ解説!若さの代償が怖すぎた…
- 映画「サブスタンス」感想&考察:傑作すぎた理由!人間の本能×美と若さの狂気、そしてヤバすぎるグロ描写まで(※ネタバレあり)
- 映画「サブスタンス」ネタバレなし感想まとめ:デミ・ムーアの投影!女性監督が描くグロテスクな美しさがヤバい渾身作!
映画「サブスタンス」の評価
ちぶ〜的評価は…
🌟🌟🌟🌟🌟ブヒブヒ❤️(神がかり的傑作)です!!
総評:「可愛いだけじゃ...ダメだと言って!!」
・ストーリー:⭐⭐⭐⭐⭐
• 演技:⭐⭐⭐⭐⭐
・恐怖&グロ度:⭐⭐⭐⭐⭐
世間の評価は...
・Filmarks ⭐️(4.1/5.0) レビュー数:1923件
・IMDb⭐️(7.2/10)レビュー数:36000件
※現時点
〜みんなのレビューをまとめてみた!〜
⚫︎後半のカオスな展開やラストシーン等々...予想を超える演出だった!
⚫︎若さや美しさへの執着、ルッキズムへの批判など、現代社会の問題を鋭く描いていた!
まさにそれ!
あのラストシーンが全てを物語っていました。
なんなら爽快でしたものw
これは、男性よりも女性に響く作品。
グロいからハードル高いけど...
女性に観てほしいホラーって珍しいかも!
映画「サブスタンス」あらすじ&概要
🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:TOHOシネマズ秋田**
原題:The Substance
製作国:イギリス、フランス 2024年
上映時間:140分
監督:コラリー・ファルジャ
脚本:コラリー・ファルジャ
\映画「サブスタンス」の予告編はこちら/
映画の内容!
元トップ⼈気⼥優エリザベスは、50 歳を超え容姿の衰えと、それによる仕事の減少から、ある新しい再⽣医療に⼿を出す。すると――。
映画「サブスタンス」キャスト&登場人物
デミ・ムーア |役名:エリザベス(元トップ女優)
この役を、デミにオファーした人がすごいと思うわw
デミ・ムーアは「ゴースト/ニューヨークの幻」(1990)でトップ女優になったけど、キャリアは浮き沈みが激しかった印象。
「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(2003)では、役作りのために2600万円以上をかけて美容整形したことは有名な話。
元夫は、ブルース・ウィリスで次に結婚したのが16歳年下のアシュトン・カッチャー...
案の定、浮気されて離婚...
そんな彼女がこの役を演じることはまさに運命でしょう!
エリザベスが味わった屈辱は、彼女自身が痛いほど知っているものだったのではないか...
本当はアカデミー賞を獲って欲しかった!
悔しいことに若くて美しいマイキー・マディソンに掻っ攫われて悔しい!
作品も素晴らしいのかもしれないし彼女も素晴らしいのだろうけどw(未見だからわからんw)
私の中では、デミはトップ女優。
裸だって、あの年齢であのプロポーションは素晴らしすぎる!
デミ・ムーアを心から称賛したい。
マーガレット・クアリー |役名:スー(新しいエリザベス)
プリップリのお尻がものすごいw
ぷるるんって音が聞こえるくらいピッチピチで虜になったw
多少、映像で加工してるのかもしれないけど...
素晴らしかったなぁ。
デミの演技もすごいけど、彼女も負けてない。
異次元の美しさを演技力でかさ増し!
みんな、好きになると私も思うよw
他キャスト
デニス・クエイド |役名:ハーヴェイ(テレビ局のプロデューサー)
Hugo Diego Garcia
映画「サブスタンス」衝撃のラストまでネタバレ解説!若さの代償が怖すぎた…
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
中盤までのあらすじ&サブスタンスの使用ルールとは?
エリザベス(デミ・ムーア)は、テレビ局のプロデューサー・ハーヴェイ(デニス・クエイド)によりエアロビ番組をクビにされてしまう。
理由はただ一つ──「もっと若くて美しい女性が欲しい」と言われたから。
どん底に突き落とされたエリザベスは、さらに交通事故にも遭い、病院へ搬送されることに。
そこで彼女は、ある“物質”と出会いう。そう、それが...「サブスタンス(Substance)」。
若さと美しさを取り戻せるというこの薬には、絶対に破ってはいけないルールが存在していた!!
〜🧪 サブスタンスの取り扱いルール(3つの手順)〜
1️⃣アクティベーター注射(初回のみ)
最初に「アクティベーター」と呼ばれる注射を自分に打つことで、若く美しい“分身”が自分の背中から誕生します。
2️⃣7日ごとの交代ルール
母体(元の自分)と分身は、7日ごとに意識を交代しなければなりません。
これを守らないと、母体の体は一気に老化していきます。
3️⃣毎日の安定剤注射
分身の体を保つには、母体から抽出した“安定剤”(体液)を毎日注射する必要があります。
怠ると、分身の体が崩壊していくという恐ろしいルール付き!
衝撃のラスト!サブスタンスとエリザベスの終着点
エリザベスはついにサブスタンスの投薬を中止することを決意し、スーに注射。
……けれど、その直後に後悔し、自らの体液をスーに投与して甦らせる!
しかし目覚めたスーは激怒!
なんとエリザベスを殺してしまう──。
それでもスーは、仕事(大晦日の番組司会)をこなそうと現場へ向かう。
ところが、体はすでに崩壊が始まり、歯は抜け、耳は落ち……美しさはもはや幻。
それでもスーは「どうしても輝きたい」と、“使用は一度きり”とされていたサブスタンスを再投与。
その結果、背中から新たな分身が生まれるが──
なんとその姿はモンスターと化したエリザベス!
顔も背中についており、完全に怪物のような存在に…。
それでも「スポットライトを浴びたい」と、怪物エリザベスは大晦日の舞台へ立ち、マイクを持つ。
が、観客は彼女を見て叫ぶ──「怪物だ!」
怒りに燃えたエリザベスは、ステージで大暴れ。
観客席を血の海に染めながら、崩れゆく体でその場を去る。
最後の幻想...エリザベス・スパークルの結末は...
外へ出たエリザベスの体は、もはや“肉の塊”。
崩壊は止まらず、最後には「顔の皮」だけが残るのみ…。
彼女は、かつての自分の名前が刻まれた道路のプレート「エリザベス・スパークル」の上まで行き、若く輝いていた過去の自分を夢見ながら、静かに消えていくのだった──。
というところで終了します!
映画「サブスタンス」感想&考察:傑作すぎた理由!人間の本能×美と若さの狂気、そしてヤバすぎるグロ描写まで(※ネタバレあり)
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
これは、きっと女性監督だからできたと思う。
スーを演じたマーガレット・クアリーには、エロさを感じる美しさがある!
だけど、いやらしくない。
ただただ可愛くてキラキラしてて...
恐ろしいくらい惹かれちゃう!
でもそれこそが、この作品の“本当の怖さ”なんだと思う。
人間が常に美しさと、若さを求めるのはきっといつかは失うものだと分かっているから。
儚いものに惹かれ、ずっと持ち続けたいと願う。
でも、それってどうしてだろう?
特に女性は、歳を取ればとるほど”劣化”と言われ敬遠される。
女性の美しさは、まるで若さの中にしかないような扱いを受ける。
逆に男性は、歳を取れば取るほど魅力的だと言われたりする。
それって、結局本能がそうさせているんだよね。
動物として繁殖するためには、中身より外見の美しさが必要だから。
美しさを求める気持ち自体は、そんなに悪いことではないと思う。
誰だって、自分が素敵に見られたいし、輝いていたい。
承認欲求は誰にでもある。
それって、本能的な願いだからしょうがないとさえ思う。
ただ、「サブスタンス」が怖いのは、その感情を「否定しない」ところ。
エリザベスがスーという若くて美しい存在を得ていく過程は、恐ろしいけどどこかで「羨ましい」「私もそうなりたい」と思ってしまう。
そんな自分がいることに、ゾッとした!
そして、そのリアルさこそ女性監督だから描けた部分じゃないかなって思う。
年齢を重ねるほどに感じる焦り、比較、嫉妬。
それでも「まだ大丈夫」「もう少しだけ」と美にすがってしまう心...
私もついに、40代に突入して若い頃はおばちゃんだと思っていた年齢に突入して年齢を重ねることの恐怖をリアルに感じてる。
昔は、どんな服だって着こなせたのに...
今は”老けて見えない”ことを心がけたファッションとメイクを選んでいる自分がいる。
歳をとりたくないって、きっとどこかで思ってるんだ...
そんな、誰もが内に秘めてる“美しさへの執着”を、ここまでエグく描けるのは本当にすごい!
想像以上にグロい描写の連続だし、エグい!
でも、それは”執着”を視覚的に表現したに過ぎない。
そう考えると余計に恐ろしくなった!
あの特殊メイクが本当に素晴らしすぎて私は感動しかなかった...
あまりにも辛辣すぎて、笑ってしもたよw
そして、あのラストシーンは世紀に残る名シーンだ。
あの血吹雪は、怒りだ!
社会に!
自分を性対象として見ている者に!
そして自分に!
「お前らが見たかったものはこれだろう!?」と言わんばかりのラストシーン...
誰がこうした?
自分か?
世の中か?
本能か?
美しさと若さを追い求める愚か者よ。
所詮、そんなものは幻で永遠なんてものは何もないということ...
「それ見たことか!」と言わんばかりのラストに、私は拍手喝采を送りたい。
映画「サブスタンス」ネタバレなし感想まとめ:デミ・ムーアの投影!女性監督が描くグロテスクな美しさがヤバい渾身作!
映画「サブスタンス」は、まさにデミ・ムーア自身の人生を投影したかのような、内面の葛藤や恐怖を色濃く映し出した渾身の傑作でした!
マーガレット・クアリーが演じたスーは、ただ美しいだけではありません。
どこか影を背負い、危うい魅力をまとっていて――誰もが彼女に目を奪われるはず。
この美しさは、単なる「可愛い」「エロい」なんてレベルではない。
それを超えた、“女性監督ならでは”の鋭くリアルな視点から生まれたものだと感じました。
監督が女性であることが、本作の最大の強み!
美しさの裏にある「本能的な執着」や「老いへの恐怖」、そして「社会が女性に押しつける期待や圧力」を巧みに描き出し、観る者の心をぎゅ〜っと締め付けてきます。
中でもスーの若さと美しさが持つ“危険な魅力”は、人間の奥底にある欲望や恐れをリアルに映し出していました。
そしてもう一つ、本作を語るうえで欠かせないのが、超グロテスクな描写!
ただのショッキング映像ではなく、それが“美しさへの狂気”として完璧に機能している。
美しさに執着するあまり破滅していく姿を、視覚的にも精神的にもとことん魅せてくれるのです!
こうしたテーマをここまで深くリアルに描けるのは、やはり女性監督ならではの感性と覚悟があってこそ。
だからこそ、「サブスタンス」は単なるホラーやスリラーではなく、“観る者の心をゆさぶる作品”に仕上がっているんだと思います。
美しさに執着することの愚かしさと、今の自分を愛する勇気。
若さを保ち続け、美しくい続けるなんて――正直、無理!ムリ、絶対w
老いに逆らい、自分に失望してしまうなんてナンセンス。
一番の“若返りの薬”は、「今の自分をちゃんと受け入れて、愛すること」なのかもしれません。
シワも、シミも、若い頃にはなかった脂肪も――
全部が“自分”の一部なんです。
「これでいい。」
そう思える勇気こそが、ほんとうの美しさに近づけてくれる。
「サブスタンス」は、そんな強烈で優しいメッセージを、グロテスクで刺激的な映像の中に詰め込んでいます。
「サブスタンス」は、観終わったあと、不思議と前向きな気持ちになれるホラーでした!
「またひとつ歳を重ねてしまった自分」を、少し優しい目で見られるようになった...
そんな感情をくれた作品でした。
ひとことで言えば、
**“一回の投与(=鑑賞)とアゲアゲの音楽で、あなたの心を若返らせるホラー映画”**ですw w
ただし、繰り返しの投与(=鑑賞)は副作用があるかもなのでご注意を…!w
それと、グロ描写が苦手な人も、心してご鑑賞くださいね!
大丈夫そうな方は、ぜひ映画館で体感してみてください!
特に後半のシーンは「圧巻!」の一言!
まさに“観る価値アリ”の1本です!
ぜひ映画館で鑑賞して観てみてくださいね〜!
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます! ちぶ〜でした!🫰