Netflix「エレクトリック・ステイト」ネタバレ考察&感想|ラストの感動を評価したい理由とは?
Netflixで”SFと言えばクリス・プラット!”出演の映画「エレクトリック・ステイト」を鑑賞!
原作はシモン・ストーレンハーグの同名のグラフィックノベル。
原作は未読だけど、この世界観は映像化すると原作とは全然違う印象になっていると思う。
正直、コッテコテのSF映画だったので見始めた時は「つまらない」かもしれないと不安にもなりましたが…
弟の意識が移ったロボットと一緒に弟探しをする少女の旅の先に、こんな感動が待っていると思っていなかった!
適度にクリス・プラットとロボットとの掛け合いが物語を和ませてくれる!
見やすいSF映画だったけど、わかりずらい部分もあったので物語の解説も踏まえながら感想とネタバレ考察しちゃいます。
- Netflix映画「エレクトリック・ステイト」の評価
- Netflix映画「エレクトリック・ステイト」あらすじ&概要
- Netflix映画「エレクトリック・ステイト」キャスト&登場人物
- Netflix映画「エレクトリック・ステイト」の内容を解説!
- Netflix映画「エレクトリック・ステイト」予想外に感動した結末と理由をネタバレ考察!(※ネタバレ)
- Netflix映画「エレクトリック・ステイト」まとめ&感想:可愛いロボットが教えてくれるIT社会&コロナ禍とも繋がる大切なもの
Netflix映画「エレクトリック・ステイト」の評価
ちぶ〜的評価は…
🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)です!!
総評:「弟がいる人は、きっと号泣するでしょう」
・ストーリー:⭐⭐⭐☆☆
• 演技:⭐⭐⭐☆☆
・恐怖度:⭐⭐☆☆☆
世間の評価は...
・Filmarks ⭐️(3.6/5.0) レビュー数:109件
・IMDb⭐️(5.9/10)レビュー数:27000件
※現時点
〜みんなのレビューをまとめてみた!〜
⚫︎全然面白くない!期待値を高めすぎた!
⚫︎評判が良くないから期待してなかったけど、ロボットたちがキャッチーで可愛かった!
全体的には、好意的な意見が多いものの…
合わない人には全く合わない印象ですね。
私みたいに、全然期待してなかった人には響くのかもw
Netflix映画「エレクトリック・ステイト」あらすじ&概要
🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:Netflix**
原題:The Electric State
製作:アメリカ 2025年
上映時間:128分
監督:アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
脚本:クリストファー・マルクス
原作:シモン・ストーレンハーグ
\Netflix映画「エレクトリック・ステイト」の予告編はこちら/
映画の内容!
ロボットの反乱で荒廃した世界を舞台に、弟を捜す旅に出た孤児の少女の冒険を描くレトロフューチャーアドベンチャー。
Netflix映画「エレクトリック・ステイト」キャスト&登場人物
ミリー・ボビー・ブラウン |役名:ミシェル(家族も弟も亡くし、天涯孤独に)
クリス・プラット |役名:キーツ(ロボットのハーマンが相棒)
キー・ホイ・クァン |役名:(弟の秘密を知る博士)
ジェイソン・アレクサンダー
ウディ・ノーマン
ジャンカルロ・エスポジート
スタンリー・トゥッチ
Netflix映画「エレクトリック・ステイト」の内容を解説!
設定はめっちゃSF。
かつては、人間の言いなりで働いていたロボットたちがそのうち自我を持つようになりロボット達が反乱を起こす。
「ロボットVS人間」の戦争が起きるが…
ロボット達は負けてしまい人間がロボット達を支配する世界。
面白いのは、この時代設定は1990年が舞台になっていること。
しかも、物語の始まりではもう戦争は終わっている。
戦争のその後を描くというのは、ちょっと珍しい。
そもそもロボットと戦う戦争の映画で人間が勝つというのもあまりないかも。
戦争を終わらすことができたのは、センター社のイーサン・スケイトの”ニューロキャスター”という人間の意識をドローンと接続する装置の発明のおかげ。
これを開発したことでロボットよりも人間の方が勝ることができた。
その影響で戦後の人間の生活はガラッと変わる。
人間は、意識を二つに使い分けることができるため労働と娯楽を一度で行うなどニューロキャスター依存症に。
多大な影響を世界に与えたことでIT企業のCEOであるイーサン・スケイトは大統領と肩を並べる!という時代に突入する…
そんな中、ある日…
自分の元にやって来たロボットに自分の弟の意識が繋がっていることに気づいたミシェルは、実体である弟が別の場所で生きていると信じ旅に出るというストーリーになっている。
Netflix映画「エレクトリック・ステイト」予想外に感動した結末と理由をネタバレ考察!(※ネタバレ)
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
物語の結末と弟
”ニューロキャスター”は昏睡状態だった弟の脳と繋がることでネットワークを維持していた!ミシェルは弟に頼まれ接続を止める!が、それは彼の死を意味していた!
昏睡状態だったからと言って、超天才の弟の脳みそを利用して世紀の発明をするって…
気持ち悪すぎる。
彼女の決断は、兄弟がいる人にとってはショッキングかもしれません。
ニューロキャスターが意味するもの
何気にこの”ニューロキャスター”って未来の”VR”の進化型っぽ感じなんですよ。
みんなが、ただ座って”ニューロキャスター”を被ってニヤニヤする姿は不気味すぎるw
だから、私もVR系の商品って欲しいって思えないんですよねぇ。
バーチャルでしか現実を楽しめなくなる現実って虚しすぎませんか?
映画は、現代にも通じるバーチャル依存をしている我々へのメッセージとなっていてシンプルですね。
弟の意識と接続されていた”ニューロキャスター”は、弟が死ねば”ニューロキャスター”も死ぬ。
そもそも人間が存在していなければバーチャルな世界は存在しない。
今や、人間とバーチャルな世界は共存していて一心同体。
その恐ろしさや危険性を警鐘しているんでしょうね。
感動!ラストに込められたメッセージ
現代社会に生きる我々にも通じるメッセージが込められていると思いました。
生身の人間の可能性を実はロボットたちに奪われているわけではなくて、自ら失いに行っていることに気づいていない。
人間は怠け者で愚か者。
その代償が弟の死として描かれているところは、素直に感動しました。
彼女の決断は、いつかは代償を払わせられる人間達を投影しているようでしたね。
戦争に関して言うと、ロボットに勝ったと言いつつ結局はドローンを使っているので本当の勝利とは言えない気がする。
だからこそ、ミチェルの最後に送ったみんなへのメッセージが繋がるのかも。
要は、人間とロボットの戦いなんて無価値だということですよね。
人間は、ロボットを敵視したけど問題はそこじゃない。
現実という世界ときちんと向き合っていないからこそロボットにも背を向けられた訳です。
人間とかロボットとか関係ない。
ただ、目の前にある現実に直に触れて直接体験することに”人間が生きる意味”が存在しているのだと思います。
Netflix映画「エレクトリック・ステイト」まとめ&感想:可愛いロボットが教えてくれるIT社会&コロナ禍とも繋がる大切なもの
批判している人も多いですが、個人的にはロボット達が可愛い!w
見た目がアニメキャラみたいなビジュアルが多くて印象に残ります。
ハーマンとクリス・プラット演じるキーツとの掛け合いも笑えるし、彼らの友情にほっこりする!
弟の意識が移ったロボットも憎めない表情で愛着が湧いてしまう。
人間とロボットが未来で共存するとしたら、あんな感じのロボット達が居てくれたら楽しいのになって思いました。
キャスティングで言うとクリス・プラットも確かに魅力的だったけど…
キー・ホイ・クァンが博士役で出てきたとき、まるで“実は特典付きでした!”みたいな気分になってちょっと嬉しかったw
実はこの役は、ミシュル・ヨーが演じるはずだったけどスケジュールの都合で変わったらしい!
物語の結末は意外とシビアで驚きましたが、全体的には見やすいSF映画です。
私は、この映画を観てコロナ禍の影響でつながりを求めていたあの時の心情を思い出しました。
期待しすぎるとガッカリするのは明白なので気をつけて欲しいですが…
シンプルなメッセージは分かりやすくて観やすいので、ご飯食べながらでも観れば楽しめると思いますよw
→原作本「エレクトリック・ステイト THE ELECTRIC STATE」はこちら
若干設定が映画と違っている部分もあるので、映画にハマれなかった人はいいかも!
\【Kindle Unlimited】は初回30日間お試しで読書できる/
→気になるドローンはこちら
子供でも操縦できるらしい!
カメラ付きのもある!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます! ちぶ〜でした!🫰