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映画「夜の来訪者」【考察・解説】グール警部の正体に舌を巻く!戯曲が原作の傑作!

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映画「夜の来訪者」【ネタバレ考察】グール警部の正体に舌を巻く!戯曲が原作の傑作!のイラスト

映画「夜の来訪者」【ネタバレ考察】グール警部の正体に舌を巻く!戯曲が原作の傑作!

 

映画「夜の来訪者」をAmazonのprime videoで鑑賞!

 

同名のイングランドの劇作家 J・B・プリーストリーの戯曲の映画化で、何度も舞台や映画化されているらしい。

私は、全く知らなかったので恥ずかしいw

 

なぜ今まで知らなかったのか...

マジでもっと早く観ればよかった!

原作が素晴らしいのは当然だが、映画も素晴らしい!

 

まさかこんな結末が待っているとは思わなかった...

グール警部の正体に私はただただ驚愕するばかり。

これは、未見の方にはぜひ観てほしい!

ネタバレで考察もしちゃいます。

 

 

執筆&作画:ちぶ〜について

映画「夜の来訪者」の評価

ちぶ〜的評価は…

🐽🐽🐽🐽🐽5ブヒ(うるるんちぶ〜)です!!

 

総評:「人間の本質を描いた作品!見事な伏線回収に鳥肌が立つ!」

 

・ストーリー:⭐⭐⭐⭐⭐

 • 演技:⭐⭐⭐⭐⭐

・恐怖度:⭐⭐⭐⭐☆

 

世間の評価は...

・Filmarks ⭐️(3.8/5.0) レビュー数:3732件  

・IMDb⭐️(7.6/10)レビュー数:17000件 

※現時点

映画「夜の来訪者」あらすじ&概要

夜の来訪者(字幕版)

🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:prime video**

原題:An Inspector Calls

製作:イギリス 2015年

上映時間:87分

監督:アシュリング・ウォルシュ

原作:J・B・プリーストリー

 

映画の内容!

1912年。ライバル関係にあったバーリング家の長女シーラと、クロフト家の青年ジェラルドが婚約。家族が集まり、2人を祝う食事会が開かれる。そこへ警察のグール警部が現れ、ある女性の自殺を告げる。だが、その自殺には、その場にいた全員が関わっていた…。

映画「夜の来訪者」キャスト&登場人物

ソフィー・ランドル |役名:エヴァ(自殺した女性)

 

デヴィッド・シューリス |役名:グール警部(事情聴取しに来た警部)

 

ルーシー・チャペル |役名:エドナ

 

ミランダ・リチャードソン |役名:シビル・バーリング(アーチャーの妻)

 

ケン・ストット |役名:アーチャー・バーリング(バーリング家の家長)

 

フィン・コール |役名:エリック・バーリング(息子)

 

クロエ・ピリー |役名:シーラ・バーリング(娘)

 

カイル・ソラー |役名:ジェラルド・クロフト(娘の婚約者)

 

 

映画「夜の来訪者」感想:驚愕の結末から浮き彫りになるグール警部の正体!(※ネタバレ考察)

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

 

驚愕の結末の詳細!

自殺した女性・エヴァが死んだのはバーリング家の人々のせいだった!

という衝撃的なものでした。

 

物語は、1912年。ライバル関係にあったバーリング家の長女シーラと、クロフト家の青年ジェラルドが婚約したことを祝う食事会に警察のグール警部が現れるところから始まる。

全員が、エヴァの死の原因の一つになっていてグール警部は一人ずつ追い詰めていきます。

 

●【アーチャー】バーリング家の家長

エヴァに賃上げのストライキ運動を起こされ会社をクビにした

→そのためエヴァは、生活に困窮する

 

●【シーラ】バーリング家の娘

やっと再就職した洋服屋に勤めていたエヴァ。お客として来たシーラは、母親にイラついて、店員だったエヴァに八つ当たりしてクビにした

→再びエヴァは、生活に困窮する

 

●【ジェラルド】シーラの婚約者

飲み屋でエヴァに好意を持ち、囲ってあげるもののシーラとの結婚を選びお別れした

→エヴァは悲しみに暮れ、再び困窮する

 

●【エリック】バーリング家の息子

アル中で、娼婦と化したエヴァと出会い依存する

→エヴァは妊娠してしまい、結婚をエリックに申し込まれるが身分が違うため断る

 

●【シビル】バーリング家の妻

妊娠し、生活にも困窮したため支援を求めて貧困に苦しむ女性を救う会に所属していたシビルたちのところへ相談するがシビルによって断られる

(しかも、未婚の母ということでビッチという烙印を押して)

→これが決定打になり、エヴァは人生に絶望する

グール警部の正体を考察

実は、グール警部が来た時点ではエヴァは亡くなっていませんでした。

グール警部が真実を明かした後に「本当に今日の夜、自殺した女性はいたのか?」と全員が疑問を持つ。

アーチャーが知り合いの刑事に問い合わせるとそんな人はいないと言われ、安堵するけど…

ぬか喜びした後に、電話が来て「たった今、女性が自殺して亡くなった」ことを知らされ全員が驚愕し真実を知った後よりも大きな絶望に包まれて終わる…

 

私の予想でしかないですが…

グール警部は、天使だったのではないでしょうか?

 

エヴァは、いつも神を信じ祈っていた。

ただ、エヴァは自分なりに生きていただけ。

それなのに、不運にもバーリング家の人々に人生を奪われてしまった。

だから天使は、エヴァに最後に慈悲を捧げたのだと思う。

 

でも、そう思う反面…

死神なのかな?とも思いました。

 

本当に天使だったら、成敗するようなことをするだろうか?

天使だったら、クズな人たちにも愛を与えるのではないかとも思ったからです。

あれが、もし死神だったとしたら…

いつものように死神として務めを果たそうとエヴァを迎えに来たけれど、あまりにも悲惨な人生だったから最後に彼女の悲しみや苦しみを晴らしてあげたくなったのかなぁと。

そうだとしたら、天使説よりもしっくりくるかなぁと思いました。

 

結局、天使=死神。表裏一体なのかもしれませんけどね。

作品の真のメッセージに唸る

この物語は、自殺した一人の女性にバーリング家の人々全員が少なからず関わっていて彼女を死に追いやった…というただ残酷な人間ドラマというだけではありません。

 

これって、要は…

人の縁は全て一つにつながっていて自分の行いは因果応報であるということを言っているのだと思います。

 

誰かを苦しめれば、必ず自分に返ってくる。

例え、それが直接自分でなくても自分の大切な家族に別の形で返ってくる。

誰かを不幸にした罪は消えない。

ただ、回ってくるんです。

きっと、エヴァの真実を知ったバーリング家のあの後の人生は決して楽ではないでしょう。

死ぬまで自分の罪を背負って生きていかなければならない。

 

グール警部はそれを伝えるために、やってきた。

罪を罰を自覚してもらうために。

なぜなら、彼らの罪は法では裁けない。

だからこそ彼はやってきたのでしょう。

 

ラストシーンのグール警部のあの表情…

とても切なかった!

エヴァの苦しみを思うと胸が痛い。

と、同時に傑作!という感動が押し寄せました。

 

人間の愚かさ、傲慢さ…

一生懸命生きているからといって誰もが救われるわけではないという残酷さを痛感させられた。

 

これが人生なのか…と。

 

平凡に生きることの尊さを改めて思い知らされた名作でしたね。

映画「夜の来訪者」まとめ&ネタバレなし感想:未見の方は必見のおすすめどんでん返しなミステリー!

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バーリング家に突然やって来たグール警部。

自殺した一人の女性。

まさか、この序章からあのラストになるとは誰も予想できないでしょう。

このどんでん返しの見事なシナリオは、きっとアガサ・クリスティもびっくりだよw

 

私は、この映画を観て最近の自分に重ねました。

そして、腑に落ちましたよね。

全ては一つ。

他人と向き合うことは、自分と向き合うこと。

今、生きている幸せをきちんと感じなければいけない。

明日も大切に生きていこうと素直に思えました。

 

騙されたと思って、ぜひ観てほしいです!

最後まで観たあなたは、観る前のあなたとはきっと価値観が少し変わるのではないでしょうか?

個人的にはめっちゃおすすめですのでチェックしてみてください!

 

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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!  ちぶ〜でした!🫰