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映画「関心領域」【考察・解説】実話だから怖い…“りんごの少女”(実在)や義理の母が教える真実

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映画「関心領域」【ネタバレ考察】実話だから怖い…“りんごの少女”(実在)や義理の母が教える真実のイラスト

映画「関心領域」【ネタバレ考察】実話だから怖い…“りんごの少女”(実在)や義理の母が教える真実

 

楽しみにしていた映画「関心領域」をAmazonのprime videoで鑑賞しようとしたら…

まさかの吹替版のみの配信!

なぜ!?

吹替版だと字幕を追わなくてもいいから没入しやすいとの声もありますが…

10分くらい我慢してみたが無理だったw

諦めて、映画「関心領域」の字幕版をU-NEXTでポイント鑑賞しました。

 

映画「関心領域」は、マーティン・エイミスの小説が原作。

舞台はアウシュヴィッツ強制収容所の壁を隔てた隣に建てた新居で、その家に住むヘス夫妻とその家族の物語だ。

この夫婦は、アウシュヴィッツ強制収容所で最も長く所長を務めたルドルフ・ヘス収容所の所長であるルドルフ・ヘスがモデルとなっている。

 

そう、実話がモチーフ…

散りばめられたメッセージも含め、生々しくて怖い!

 

映画は静かで淡々と描かれますが、終始やまない悲鳴と難解な伏線等々全てに意味が含まれていましたので謎を考察していきたいと思います!

 

 

執筆&作画:ちぶ〜について

映画「関心領域」の評価

ちぶ〜的評価は…

🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)です!!

 

総評:タイトルが全て。あなたはどこの領域にいる?

 

・ストーリー:⭐⭐⭐⭐☆

 • 演技:⭐⭐⭐⭐☆

・恐怖度:⭐⭐⭐⭐⭐

 

世間の評価は...

・Filmarks ⭐️(3.7/5.0) レビュー数:44713件  

・IMDb⭐️(7.3/10)レビュー数:129000件 

※現時点

 

〜みんなのレビューをまとめてみた!〜

⚫︎音響効果による異様さと恐怖の演出:直接的な描写は少ないものの、環境音を通じて異様さや恐ろしさを伝える手法が印象的だった!

⚫︎家族の無関心さが生む恐怖:収容所の隣で平穏に暮らす一家の無関心さが、観る者に不快感や恐怖を与える!

⚫︎鑑賞環境の重要性:音響効果をしっかりと感じられる環境での鑑賞が推奨されており、五感を刺激する内容!

 

そうなんですよ…

音について言及している人が多かったんですけど、私もこの音が一番怖かったかも…

ヘッドホンで鑑賞するべきと書いている人もいましたが私は怖いので無理ですw

音響でここまで人を不安にさせる映画も珍しい!

音でも体感できる作品になっているので、ここも要チェックポイントです。

映画「関心領域」あらすじ&概要

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🎞️ **ちぶ〜の鑑賞媒体:U-NEXT**

原題:The Zone of Interest

製作:イギリス、ポーランド、アメリカ 2023年

上映時間:105分

監督:ジョナサン・グレイザー

脚本:ジョナサン・グレイザー

原作:マーティン・エイミス

 

\「関心領域」の予告編はこちら/

Happinet phantom公式YouTubeチャンネル

映画の内容!

空は青く、誰もが笑顔で、子供たちの楽しげな声が聴こえてくる。そして、窓から見える壁の向こうでは大きな建物から黒い煙があがっている。時は 1945 年、アウシュビッツ収容所の所長ルドルフ・ヘス(クリスティアン・フリーデル)とその妻ヘドウィグ(ザンドラ・ヒュラー)ら家族は、収容所の隣で幸せに暮らしていた。スクリーンに映し出されるのは、どこにでもある穏やかな日常。しかし…

映画「関心領域」キャスト&登場人物

クリスティアン・フリーデル |役名:ルドルフ・ヘス(収容所の所長)

元々は舞台俳優だったみたいですが、抑えた冷淡な演技が素晴らしく…

セリフではなく、佇まいで魅せる不気味さが本当に怖かった。

私は、「白いリボン」は観る気になれなくて未見ですが…

彼のデビュー作だったようなので、そのうち観なければと!思っているところw

ザンドラ・ヒュラー |役名:ヘートヴィヒ・ヘス(ルドルフの妻)

「落下の解剖学」では、夫殺しの容疑者になってしまう妻を演じましたが…

この作品では収容所の所長の妻!

やっぱり怖い〜w

ピッタリすぎて、終始ハラハラしました。

この作品でも強烈な存在感!

一気に知名度を上げました。

絶対にそのうちアカデミー賞も獲ると思う!

この役を引き受けるかどうか、相当悩んでみたいですが…

演じてくれて本当に良かった!

作品に対する彼女の功績はとても大きいと思います。

 

\合わせてチェック/

他キャスト

ラルフ・ハーフォース

 

マックス・ベック

 

Stephanie Petrowitz

 

Lilli Falk

 

 

映画「関心領域」のりんごの少女・アレクサンドリアが私達に教えてくれた真実

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

 

映画製作時に、監督のジョナサン・クレーザーは”りんごの少女”に実際会ったらしい。

その少女の名は、非ユダヤ系ポーランド人のアレクサンドリアで当時は90代。

今はもうお亡くなりになっているそうだが、このアレクサンドリアの行動が映画において重大な役割を果たしている。

 

戦時中のアレクサンドリアは、実際にアウシュビッツ収容所の近くに自転車こっそり通いりんごを置いていた。

それは飢餓で苦しんでいた人たちのためだ。

もし、見つかったら殺されるかもしれない。

それでも、少女だったアレクサンドリアは自分一人の判断で行っていたわけだ。

 

この映画で唯一、収容所で行われていた悲惨な現実に対し自分事と捉え・自分が今できること当たり前のようにできていた人。

それがアレクサンドリアだった。

 

監督が、実際に彼女から話を聞いてインスパイアされた気持ちはよくわかる。

なぜなら、戦争に対して(もしくは、悲惨な出来事に対して)アレクサンドリアのように他人事を自分事と捉えられる人は少ない。

いや、出来ない人の方がもはや普通だからだ。

 

りんごの少女であるアレクサンドリアは、我々にその恐ろしさを・真実をストレートにぶつけてくれる。

本当に怖いのは、彼女は聖女として描かれているのではなく当たり前のように描かれていることだ。

 

当たり前のことが出来ない人たちが多いこの世の中。

映画の大きなメッセージはここにあると私は思う。

映画「関心領域」の義理の母に投影された人達は誰か(※ネタバレ考察)

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

 

ルドルフ・ヘスの母で、ヘートヴィヒの義理の母がヘス家にやってきます。

途中、いきなり出ていきますが…

私は、この義理の母こそが映画を観ているほとんどの人たちと同じポジションにいるのではないかと思いました。

 

義理の母は、最初は理想的な家庭を築き、素敵な家で暮らしているヘス達を褒め称えます。

でも、そのうち彼女は外から聞こえてくる悲鳴や焼却炉から湧き出る煙を見ながら眠れなくなり憂鬱そうな表情になっていく。

で、ある日手紙を置いて出ていきます。

その手紙の内容は、劇中明かされることはありません。

多分、察すれば分かるでしょ?

ということで詳細を描かなかったんだと思うけどw

 

あの手紙の内容は、収容所で毎日行われていることがヘス家で暮らすことで自分ごとになってしまったからではないでしょうか。

無関心領域から関心領域に入ってしまったことで、恐ろしい現実に耐えきれなくなったのです。

 

それだけではなく、ヘス達に対しても恐怖を感じたのではないかと思うんですよ。

「なんで隣であんなに恐ろしいことが行われているのに、自分たちは平気そうに生きていけるの?」と…

だからヘートヴィヒは、手紙を燃やしたんでしょう。

ヘートヴィヒにしてみれば「は?関係ないじゃん!私達は私達だし!」って感じだろうからw

 

ヘートヴィヒよりは義理の母の方が、人間としてまともなようにも思えますが…

冒頭で述べたように彼女は我々と似ています。

「関心領域では生きれないから逃げて、無関心領域へ戻り現実から背を向けたい」という本音そのものだからです。

りんごの少女のようなことは、できない。

かといって、ヘートヴィヒみたいに無関心領域を貫くこともできない。

 

私は、これが人間の本質であり愚かさなんだなと痛感させられました。

そして、心の底から自分が恥ずかしいと思いました。

でも、そうしないと生きていけない…

そんなやりきれない真意を上手くついたキャラだったと思いますね。

映画「関心領域」難解だった”本当は怖い”伏線を解説!(※ネタバレ考察)

※ネタバレ項目になりますのでご注意を!

 

りんごの少女や義理の母もそうですが、伏線はたくさん散りめられていたけれど…

結局は、どういうことなの?

という難解さがあって、せっかくの伏線を回収できずに「ただ不気味な映画」という感想だけを持たれる人もいるかもしれません。

でも、それは勿体無い!

簡単にサクッとスッキリしたい人のためにリストにしてみたので、参考になれば幸いです!

白いライラックは怖いくらいに美しい 

ヘス夫妻の庭はいつも美しい花が咲いていました。

隣ではユダヤ人の大虐殺が行われているのに…

 

劇中では、白いライラックを踏み潰さないよう所長のルドルフ・ヘスが命令するシーンがあります。

白いライラックの花言葉は、「無邪気」「純潔」という意味があるそう。

 

それって、まるで収容所で行っていることに対しては全く罪悪感がない!

純粋で無邪気な気持ちで仕事をしているだけ…とでも言いたげな気がして私は怖かったです!w

 

虐殺しながらも花は大切にする…その心理が怖い!

妻のヘートヴィヒが一番怖い?

大虐殺を指揮している収容所の所長である夫より、私は妻の方が怖かったです。

夫は、最後に収容所があるアウシュビッツに戻れることになり喜んでいましたが…

胃が痛いのか嘔吐する描写がありました。

 

それってきっと無意識だろうけど、罪悪感がどこかで蝕んでいるからだと思うんです。

 

でも、妻は…

食欲も旺盛で快眠!

この映画の中では一番罪悪感から程遠い人物…

きっと義理母の手紙を読んでも、腹が立っただけでそれ以上の感情は湧かなかったはず。

 

無関心領域に浸り、理想の家庭を築くことに執着しすぎて人間らしさを喪失している。

そのほうが楽に生きられるから…

 

ただ、この人が100%怖い人だとも言い切れないのが最も怖いところ。

 

だって、誰しもがこんな人になり得るんですよ?

 

考えれば考えるほど怖い!

不機嫌そうな顔もずっと怖かったですねw

ラストに映し出された”今”も怖い

ラストシーンでは、現在のアウシュビッツ収容所の映像と思われるものが流れます。

清掃している人達は、多分展示施設の清掃員でしょう。

その展示には、犠牲者と思われる人達の大量の靴が!

そこで清掃している人達は、ただ自分の仕事をしていて展示物に目線はいきません。

 

これも、無関心領域にいる我々へ「どうせ他人事だと思ってるんでしょ?」と言っているかのようで…

震えますよね。

 

誰も何も言葉を発せず、ただ掃除機の音が流れる…

こえ〜よ!w w

映画「関心領域」まとめ:絶対に観るべき!静かで冷淡な無関心の恐ろしさ(ネタバレなし感想)

この物語は1945年の実際に存在したアウシュヴィッツ強制収容所で最も長く勤めた所長であるヘス家族を淡々と描いた作品でしたが…

 

タイトル通り、今起きている現実に関心を持つか・持たないかで自分が住む世界がいかに異なっていくかを象徴していました。

 

実話がモチーフになっていて残酷な描写は一切、直接的に描かれていない!

それなのに…!

音や演じるキャラの表情や、節々のセリフで想像させる恐怖があるんです。

 

私はこの映画を観た後に、今もまだ続いているロシアとウクライナの戦争がすぐ頭に浮かびました。

 

人が他人事と自分事に境界線を引く時の基準は、シンプルに距離が一番大きいかもしれません。

でも、果たしてそれは正解なのか?

りんごの少女のように、遠い場所に住んでいる私でもできることはあるのではないか?

そんなことを真剣に考えさせられました。

 

”関心領域”に身を置く。

それだけでも、我々ができる”小さなできること”の一つになるのではないかと思います。

 

ホラー映画のように、恐怖描写は一切ないのでグロい映画が苦手な人は観れると思いますが…

想像させるエグさや、断末魔の叫び声には注意が必要です。

Amazonのprime videoでは「関心領域」が吹替版で見放題鑑賞できますので要チェック!

 

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今日も最後まで読んでいただきありがとうございます!  ちぶ〜でした!🫰