横浜流星は演技派俳優にシフト中なのね!最後はまさかの結末!?犯人は結局誰!?
「テリファー 聖夜の悪夢」を観た後は、亀梨和也主演でドラマ化もした「正体」を観ましたよ!
監督は、秋田映画「デイアンドナイト」の藤井道人だしファンなので観ました。
で、原作もドラマも知らない私はこの結末に結構びっくりしました。
そして「新聞記者」と比較すると面白さが増すのではないかと思いましたのでそこも含めて考察してみます。
- 「正体」の評価
- 「正体」のあらすじ&概要
- 「正体」キャスト&登場人物
- 「正体」の原作は実話が基ではない!
- 「正体」と「新聞記者」から観る藤井道人が描きたかったこと(※ネタバレ考察)
- 映画版「正体」の結末は、原作・ドラマと違う!?(※ネタバレ考察)
- 今日のまとめ:「正体」のホラーな学び
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「正体」の評価
ちぶ〜的評価は…
🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)です!!
・ストーリー:⭐⭐⭐☆☆
• 演技:⭐⭐⭐⭐☆
・恐怖度:⭐⭐⭐☆☆
世間の評価は...
・Filmarks ⭐️(4.2/5.0) レビュー数2082件
※現時点
結構いい話・いい映画だという感想が多い印象です。
Filmarksの評価も高めで、私は意外だな〜って思いました。
中には、意外性がないとの意見も。
これに関しては、原作があってドラマ化もされているので仕方がない部分もあると思いますね。
「正体」のあらすじ&概要
🎞️鑑賞媒体:ALVEシアター
製作:日本 2024年
監督:藤井道人
脚本:小寺和久 藤井道人
原作:染井為人
映画の内容!
日本各地を潜伏し逃走を続ける、5つの顔を持つ指名手配犯 彼と出会い、信じる、疑う、恋する、追う4人--彼は凶悪犯か、無実の青年か?
\「正体」の予告編はこちら/
松竹チャンネル/SHOCHIKUch YouTubeチャンネル
「正体」キャスト&登場人物
横浜流星 |役名:鏑木
私が一番好きだったのは深キョン主演のラブコメドラマ「初めて恋をした日に読む話」!
当時はキラッキラキャラが主流でした。
でも、本人はそれが嫌だったのでしょうw
どんどん実力派俳優の道を切り開いていきましたね。
だから全然恋愛系の作品には出なくなっちゃって…
暗い作品が多め。
それはちょっと残念かも。
アクションとかもできるので、どんどん己の道を突き進んでほしいですね。
吉岡里帆 |役名:沙耶香
あまり好きじゃないけど、よく出るようになりましたねぇ。
綺麗なお姉さんポジション…
男ウケはするんだろうなぁ。
森本慎太郎 |役名:和也
SixTONES好きなので、応援してます!
彼は元々俳優なので、主役も脇役も上手い。
特に、この役はピッタリw
リアルにそこら辺にいそうで、びっくりしました。
山田杏奈 |役名:舞
そう言えば、清水崇の微妙ホラー「樹海村」で主演してましたね〜。
この時くらいからよく観るようになりましたが、意識したのは今回が初かも。
ナチュラルさがとても好感度高い。
顔のまん丸化が(人のことは言えないが)進んでいるのは気になるw
山田孝之 |役名:又貫
「デイアンドナイト」ではプロデューサーをしていたので、今回山田孝之が俳優としてキャスティングされたのはなんだか嬉しい。
藤井道人と山田孝之は相性がいいですね。
今回は、警察官として真実と組織の間に板挟みになる刑事役。
自分の正義が揺らぎ、静かにもがき苦しむ役柄は意外だった!
いつもふざけた役が多いしw
今回は、真面目、
やはり、彼にはまだまだ俳優業も続けてほしいなと思う。
それくらい存在感があったなぁ。
他キャスト
- 前田公輝
- 田島亮
「正体」の原作は実話が基ではない!
原作者である染井為人のインタビュー記事に書いてあったけど、「正体」自体は、実話が基ではないらしい。
が、執筆動機になったのは実際に起きた事件「刑務所を脱走して日本一周旅行中のサイクリストを装って50日間近く逃げ続けた逃亡犯」のニュースだそうだ。
多分、これはひったくりや性的暴行事件を起こした樋田淳也容疑者の富田林署逃走事件を指していると思う。
原作者の染井為人は、元々芸能マネージャーから作家に転身という異色のキャリアを持つ人物で発想や視点が面白い。
実際に起きた事件からここまでのストーリーを生み出せるって…
やっぱり新鋭作家と呼ばれるだけあるなぁと感心してしまった。
参考記事:原作者・染井為人が語る 映画『正体』異色の経歴を持つ作家の“正体”とは(otocoto) - Yahoo!ニュース
「正体」と「新聞記者」から観る藤井道人が描きたかったこと(※ネタバレ考察)
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
「新聞記者」と繋がってる?
正直、これを観終わった後に思ったことは…
「この結末はハッピーエンドではない」ということだ。
主人公がなぜ逃亡したのか?という質問に「この世界を信じてみたかったから」と答える。
それってめっちゃファンタジーで世間知らずだったんだなって思ったw
私の涙は止まってしもうたw
この映画を素直にいい映画だ!素晴らしい!いい話だ!と、思う人の方が多いかもしれない。
でも、私は全く逆のことを思った。
なぜなら「新聞記者」の結末と表現は真逆でも、結局は世の中の無情さや絶望を描きたかったに違いないと思ったからである。
だって、死刑宣告までされて、逃亡して、真犯人が見つかったとしても…
あの年齢で全国に名前が知れ渡り、凄惨な事件の容疑者として一度逮捕されたというレッテルは一生剥がれることはないからだ。
しかも、まっさらな無実だというのに…
人は、真実で人を見るのではなく信じたいものを通して相手を見る。
それが本来の人間の愚かさであり、事実としてそうだと思う。
だから怖い。
実際にある冤罪事件はもっと怖い
最近のニュースで大きく取り上げられた冤罪事件として有名なのが袴田事件。
味噌製造会社専務の一家4人の強盗殺人・放火の罪で起訴され袴田巌さんの死刑が確定してしまった。
が、その後再審して無罪となったがそこまでに58年もかかった…
これが現実なのか…と、言葉にならない。
逮捕から58年後に無罪を勝ち取って、死刑を逃れても、時間は決して帰ってこない。
警察署のお偉いさんが謝ったところで、袴田巌さんの58年の苦しみは癒やされることはないだろう。
実話並みの怖さにもっと注目すべき
映画は、どこかファンタジーだったから大衆映画としても受け入れられた。
数年で真犯人はすぐに出てくるし、逃亡先の人々は基本的にいい人ばかり。
映画「新聞記者」や実際の事件のことも踏まえてみてみると…
不自然なくらい幸せボケしている結末に思う。
だから、藤井道人監督は世の中の無情さや残酷さをハッピーエンドで伝えてくれたんだと私は解釈したw
実際、その方が見やすいし売れるw
きっとこの映画をつまらないとか短絡的だと思っている人もいると思う。
警察の組織を守るためなら真実はどうでもいいといういい加減な姿勢に対してもあり得ないと感じる人もいるだろう。
でも、多分それもわざと狙って描いたんだとしたら?
結構、面白くない??って思ったので評価は「🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)」なんだよ〜w
映画は、どう解釈しても自由だからどうせなら面白い方で解釈します!w
映画版「正体」の結末は、原作・ドラマと違う!?(※ネタバレ考察)
※ネタバレ項目になりますのでご注意を!
亀梨和也版のドラマ「正体」は、映画を観るために見ないでおいた。
もちろん、時間がないので原作も読めていない。
でも、やっぱりそれぞれで結末を変更しているのかが気になったので調べてみましたが…
結末は、原作・ドラマ・映画の全て一緒!でラストで再審し無罪を勝ち取る!
とりあえず一緒で安心しましたねw
個人的には、こんなにハッピーエンドでいいのか?とめっちゃびっくりしましたけどw
前述にも書きましたが、今回はハッピーエンドにしたことに意味があるのでしょう!(そう思いたいw)
ただ、キャラや設定が若干違いがあるみたい。
それはドラマだと長めに描けるけど映画は2時間程度しか尺がないことに原因があるのでしょう。
結構印象的だった酒井舞(山田杏奈)に唯一の事件の目撃者から真実を引き出すためにSNSでライブ配信を懇願するというシーンは、映画だけの演出。
ただ、あのシーンはPTSDを抱えている人を余計に追い詰める行為…
観ている側は「早く言えよ!」と、なりますがw
PTSDを抱えている人にとっては、とても辛いシーンで観ていて気分は良くなかったです。
そもそもPTSD状態の人に無理やり証言をさせて、それを証拠として警察が動いたことに問題があるのに…
証言した人が悪い?雰囲気になってしまうし。
映画版でこのシーンを足したことは、成功ではないかなと思ってしまいました。
今日のまとめ:「正体」のホラーな学び
真実は、マスコミが語っていることに必ずある訳ではない!
これですよ、これ!
テレビで報道されているとなんでも信じちゃう人がいますけど…
結構、違いますよ?
やっぱり、購買欲を煽るためだったり裏で国が絡んでいると真実をねじ曲げられがちです!
映画「新聞記者」でもそう言っていたでしょう!?
いつだって、真実を決めるのは自分自身。
どんな情報を取り入れるかは慎重に考えて行動すべきですね!
「正体」も、そんな先入観が彼の人生を狂わせてしまった訳ですから。
主演の横浜流星の熱演も素晴らしかった!
かっこいいだけじゃないということをとにかく言いたいんでしょうw
そのうち、どんでもない悪人役をやってくれれば完璧だと思いますw
それではまた!
ちぶ〜でした!
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