「姑がミザリーなのよ!」
⭐️作品情報
本日の映画🎞️※Filmarks引用
鑑賞媒体:Netflix
ファミリー・アフェア(2024)
A Family Affair
製作国:アメリカ
上映時間:111分
監督 リチャード・ラグラヴェネーズ
脚本 キャリー・ソロモン
キャスト
ニコール・キッドマン
ザック・エフロン
ジョーイ・キング
ライザ・コーシー
キャシー・ベイツ
⭐️ちぶ〜的評価
🐽🐽🐽🐽4ブヒ(セレブちぶ〜)
⭐️ちぶ〜的おぼろげなあらすじ…
わがままし放題の映画スターに毎日振り回されながら、アシスタントの仕事をしているザラ。そんな映画スターと自分の母親が恋に落ちていた!?事実を知ったザラは...
⭐️キャスティングセンスがスバラシイ!
位置付けとしてはラブコメだけど、ロマンティックだけじゃない。
しかも主人公のラブコメじゃなくて、その母親と自分の職場のボスという設定。
それが絶妙で面白い!
何よりも、キャストが豪華で観ずにはいられなかった。
主役がキュートなジョーイ・キング!
その母親がゴージャスなニコール・キッドマン!
映画スターがおっさんになってたザック・エフロン!
全員主役級なのに、誰も出しゃ張らずきちんと自分の仕事をする。
恋愛のエピソードになったら、その二人にスポットライトが当たる。
主人公が怒り狂ったら、きちんと彼女の悩ましい部分をピックアップさせる。
姑だって、ユーモアが溢れていて少ないシーンだけでも家族想いなんだって分かる。
職人ですよねぇ。
演出の上手さも出ていて、思ったよりも引き込まれるものがありました。
⭐️多面的だからこそ人間って面白い!
大人のラブコメなんですが、それ以上に人間の多面性を魅力的に描いていたところが好きでした。
ぶりっ子とか八方美人っていう言葉があるじゃないですか。
私は、本来人間ってそっちが本性だと思うんですよね。
確かにあからさまに人によって態度を変えるっていうのはどうかと思いますがw
他人が見る自分と自分が思っている自分も違うし。
多面性があるからこそ、人間って魅力的なんだと思うんですよ。
映画でも、急に関係性が変わったことで本当の人となりが見えてくる。
要は、今の環境、状況、関係性等々で見えている人間性はそれが異なってきた時に違って見えてくる一面があるってことですよね。
私がこの映画を大人のラブコメだなって思ったのは、そういうところです。
ただ、恋愛をして好きになる話だけじゃない。
キラキラというより、穏やかな光が差してくるような恋愛の話。
人間として新しい一面をお互いに引き出して、それに惹かれるという展開は若者にはできない恋愛の仕方でしょうw
⭐️私はラストにグッときた!※ネタバレあり
この手のネタは、結末を知ったところでネタバレになるのかと思いますがw
私は、そこを言いたい訳じゃないのです。
最後のワンシーンが好きだったので。
関係性が変わったあと、映画スター(ザック・エフロン)が去る前にさりげなく「I Love You.」と言います。
今までだったら、絶対なかったし気持ち悪がったと思うけどw
その後、主人公のザラ(ジョーイ・キング)が当たり前のように「Me too.」と言う。
これは家族になった証が象徴されたシーンだと思う。
なんか、とっても幸せな気持ちになった。
新しい関係性になったことで、お互いの本当の姿を知り、それを受け入れる。
誰かを思いやることを当たり前のようにできるようになる。
タイトルの「ファミリー・アフェア」は直訳すると家族の問題という意味ですが、結末では”問題”からその反対の”解決”となり平穏な家族の姿になったのだと思います。
特に女性としては、現実に縛られいつの間にか自由がなくなってしまうという危機にも気づかさせてくれます。
いつだってその自由は自分自身で取り返せるということは、忘れてはなりません!
そういった意味でも、とても心温まる大人のラブコメでした。
ニコール・キッドマンとザック・エフロンの相性もバッチリなのでおすすめですよ〜。