「夜中の駅で恐怖の舞!」
⭐️作品情報
オクス駅お化け(2022)
옥수역 귀신/The Ghost Station
製作国:韓国、日本
上映時間:80分
監督 チョン・ヨンギ
脚本 高橋洋 イ・ソヨン
キャスト
キム・ボラ
キム・ジェヒョン
シン・ソユル
⭐️ちぶ〜的評価
🐽🐽🐽3ブヒ(ノーマルちぶ〜)
⭐️ちぶ〜的おぼろげなあらすじ…
その数字を言うと死ぬ…
実在するオクス駅でバズるネタを探していた女記者が、奇妙な事故の目撃談を聞く。真相を確かめるうちに、奇妙なことが次々と起きて…
⭐️日韓合作ホラー映画!
ホラー好きならこの製作陣の名前を見るとウキウキするでしょう。
脚本に高橋洋!
脚本協力に実は私が大好きな白石晃士監督も携わっている!
内容も都市伝説っぽい感じだったので納得。
ちょっとPOVっぽい雰囲気もあるしね。
Wikiによると...
原作は韓国の"ネイバー"っていうポータルサイトのウェブトゥーンミステリー短編でホ・ラン作のホラー漫画『オクス駅お化け』が原作。
でも、原作と言える部分は一番不気味なシーンの...
駅のホームで恐怖の舞をしている女性が実はお化けだった!っていう部分だけらしい。
それだけで原作と言えるのか(笑)
まぁ、ビジュアル的には印象に残るいいシーンでしたけどね。
⭐️実は戦後にすぐに起きた寿産院事件が元ネタ!
この事件、聞いたことなかった。
脚本家の高橋洋がずっと気になっていた事件らしく、そのプロットを映画に持ってきたらしい。
※Google先生に聞いてみた!
・寿産院事件の概要
戦後混乱期の只中の1948年1月に嬰児の大量殺人事件が発覚。
場所は、東京都新宿区の助産院 寿産院。
主犯は、出産に携わる助産婦(プラス3名)で、加えて養育料の横領、配給品の横流しをして大金を稼いでいた。
この手口を使い、この事件後も同様の事件が次々に発覚したため、産児制限を重視する声が高まり、優生保護法が制定されるきっかけとなった。
一方で、複数の職能団体の解散または分裂を引き起こした。
・現在絶賛放送中のNHKの連続テレビ小説「虎に翼」と重なる
戦後すぐは、孤児が日本に溢れていてみんな困窮していたんですよね。
大人ですら生きるので精一杯。
確かに、この事件は個人に責任がある。
それが前提ではあるけれど、時代がそうさせてしまった部分がないとは言い切れない。
現代の日本人には絶対に想像もできない恐ろしい現実があったんだと思う。
育てられない子供ばかりが増えてしまったから産児制限を!ってなったんだと思うけど...
そもそも子供の数を調整するって、なんだか違うよなぁって思いますよね。
⭐️正直、そこまでハマませんでした...
脚本協力に白石晃士監督が入っている時点で期待値高かった。
確かに、ポイントポイントでは好みのシーンもあった。
だけど、いまいちハマれなかった。
決してつまらない訳じゃない。
物足りなさを感じてしまったのだ。
後半失速さを感じたし、あの後半はちょっと無理がある。
韓国ホラーの良いところと日本ホラーの良いところはきちんと出ていたけれど...
やっぱり交れていない感じw
これを言ったらお終いなんだけど...
ホラー映画ってルーツとか文化が大切だったりするので、合作よりもどちらかに傾けた方が素直に楽しめたのかもしれない。
内容も内容だしね。
要は、まとめるって難しいってことw
駅のあのシーンは最高なので観て損はなし!
私も夜中にあの舞をして誰かを死ぬほどビビらせてやりたいです(笑)