『死ぬ気になれば…』
死にたがりの駆け出し小説家とノルマ達成に躍起になっている引退間近の殺し屋。
全く違うようで実は似たもの同士の二人が出会う。
誰だって、生きてりゃ一度は死にたいと思ったことがあるだろう。
だって、死ぬよりも生きる方が苦行だから。
これを見て改めて思った。
死にたいと思ったら、開き直ってどうせ死ぬならと踏ん張ってみるというのも手だなと。
人はなぜ生きるのか。
永遠のテーマだが、答えは未知数である。
私は生きることに大層な理由は必要ないと思う。
例えば、死ぬまで世界中のホラー映画を見尽くしたい!
というのも生きる理由になるだろう。
だけど、一番辛いのは生きがいが全くないこと。
好きなことも好きな人も好きな仕事もない。
無価値に思える今に嫌気が差す。
確かにそんな人生は虚しいだろうと思う。
だけど、それって気づいていないだけではないか?
実は、隣に大切な人がいるのに見えていないだけ。
好きなことは今はなくても、そのうち見つかるかもしれない。
好きな人だって、まだ出会っていないだけかもしれない。
要は、人生は短いようでまだまだあるってこと。
この映画の面白いところは、それを真逆のキャラ二人で同じ場所に行き着かせて気づかせてくれるところ。
若者でも老人でも、今の大切さと未来への希望がある。
何歳でも人生はやり直しがきく。
「生きてさえいれば…」というありきたりなメッセージが私は好きだった。
まぁ、全体的にコメディなのでそんな深刻さは感じさせませんけどね(笑)
久々にほっこりできましたよ〜。
ちぶ〜的死のカタログ度3
殺し屋のカタログに笑った(笑)死に方を選べるっていいよな〜。
本日紹介した映画は…
やっぱり契約破棄していいですか!? (2018)
DEAD IN A WEEK (OR YOUR MONEY BACK)
- 監督 トム・エドマンズ
- あらすじは…
- 小説家になる夢がかなわず絶望したウィリアム(アナイリン・バーナード)は、暗殺件数のノルマをこなせず引退に追い込まれたベテランの殺し屋レスリー(トム・ウィルキンソン)と出会う。ウィリアムは、レスリーに1週間以内に自分を暗殺するよう依頼する。ところがその矢先、出版社勤務のエリー(フレイア・メイヴァー)から電話がきて、小説を出版するチャンスが訪れる。
- (yahoo!映画より引用)