『共感できない女達の"共感”。』
女性に当たり前のように備わっている母性。
それが序盤からああなるとは...
なんとも言えないくらいの胸クソ悪さが漂う。
ずっと不穏な雰囲気が不気味。
最後の最後まで予測することができない女たちの希望と絶望。
これは、下手なホラー映画よりある意味怖いと言えるでしょうね。
女と女の友情って、実は嫉妬にまみれていたりどこか相手に勝とうとしたり...
男性には分からない妙にドロドロした感情が渦巻いていたりする。
まぁ、相手によるんだろうけど...
結局、どこかで相手と比べて劣等感を抱いてしまうのは女の愚かなところかなぁと思ったりする。
女は、執着したり何事に対しても多くを求めてしまいがち。
だからこそ女は愛というものに特に弱いのかもしれない。
子供がいる女性には、この物語は全く受け入れらないという人もいると思う。
子供がいない私でも、ある描写はとても不快だったので決してオススメはしない。
でも、世の中には本当にこんな女がいるのだと私は思う。
きっと孤独や寂しさに狂わされているのだ。
いつか自分も誰もが羨む完璧な幸せを手に入れられるはずだという執着。
最後は自分が勝てると思い込んでしまう愚かさ。
それが一番怖い。
"女友達"っていうのは特に要注意。
本当に友達になれるかどうかを見極める能力...
それは平和に生きていくための武器になると思いますね。
ちぶ~的キモ女度5
主人公がこんなに気持ち悪い女っていうのもなかなか珍しい。後半になると見方が変わっていくところはおもしろかったですね。
本日紹介した映画は...
二つの真実、三つの嘘(2013)
PROXY
監督 ザック・パーカー
あらすじは...
出産間近で事件に巻き込まれ死産してしまったエスターは、親族を失った悲しみをシェアし語り合う"グリーフケア"への参加を勧められ、そこでメラニーという女性と知り合う。やがて親密になっていく二人だったが...。
(Amazonより引用)